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キャリー 

キャリー   (1976   アメリカ)

CARRIE


監督: ブライアン・デ・パルマ
製作: ポール・モナシュ
原作: スティーヴン・キング
脚本: ローレンス・D・コーエン
撮影: マリオ・トッシ
美術: ジャック・フィスク
音楽: ピノ・ドナッジオ
出演: シシー・スペイセク キャリー
パイパー・ローリー マーガレット
ウィリアム・カット
ジョン・トラヴォルタ
エイミー・アーヴィング
ナンシー・アレン
ベティ・バックリー
P・J・ソールズ
シドニー・ラシック
プリシラ・ポインター



学校ではいじめられ、
家では狂言的な母親に威圧的に接しられるキャリー。
プロムの夜、悪質ないたずらとも知らずクィーンに選ばれたキャリー。
幸せな時間は短く、
最後には皆の笑い者にされる・・・



感想


リメイクもあるというので(キャリーはクロエ・モレッツで母親はジュリアン・ムーア)
元映画をしっかり鑑賞したくてレンタル。
午前十時の映画祭でも今やっているのよね~~
本当は大画面であのラストを観たかったけど、予定がたたず、DVDにしました。



キャリーって、有名ですよね。
子供の頃、TVでもよくやっていたので
ラストがどうだったかは
知っているんですけど、
最初の方は全然知らなかったので
新鮮な気持ちで鑑賞できましたよ。



とにかく、キャリーが可哀そう。
これに尽きるよね。
だって母親、完全にいっちゃっているでしょ。
異常なキリスト崇拝者で
子供に対して、
まともな生活送れないように洗脳しちゃうの。
あれはダメこれはダメって。
普通の子供だって母親が、いろいろうるさいのは嫌だろうに・・・。
とくに、異性との関係については、敏感。
年頃の子どもの異性関係に敏感なのはわかるけど、
あまりにも疑いすぎるのは、やりすぎだと思うわ。
キャリーが生理になったと知るや
女になったのかと…嫌悪感あらわにするシーンでは
あきれてものも言えないよ。
高校生になっているのだから
きちんと子供に体の変化教えてあげてよね・・・。
不憫だわ、キャリー。
おどおどして過ごしちゃうのも
あの家庭環境なら分かる気がするよ。



そんな家庭環境のキャリーだが
あるとき
トミーにプロムに誘われるの。
トミーはスーという女友達の
彼氏?みたいだけど、スーの方がキャリーを誘ってあげて・・って頼むのよね。
きっと、キャリーに楽しい経験をさせてあげたい、
もっと人と交わって欲しいわという親切心で
計画したんだと思うわ。
スーはキャリーの味方みたいね。



でも、
プロム中に
ナンシーアレン&ジョン・トラヴォルタ
に、意地悪されちゃって・・・



そう・・有名な、豚の血☆


あ~~~それからは
単なる
学園ものじゃなく
ホラーチュックな映画に変身。

実はキャリーには
超能力が備わっていて
その力は怒りとともに、発揮されるんです・・・・・バキュ~~ン。



いじめのときに
真っ先に守ってくれた先生までも殺しちゃったキャリー。
自分を助けてくれると思ったのに
先生もいじめっ子たちと同様、私を笑いものにした!!!
裏切ったのね・・・と勘違いしちゃったみたいね。
そういう理解でいいよね。
そもそも先生は味方だよね。
でも先生の最後は残酷。
胴体真っ二つになってしまうんですよね、あのシーンから想像すると。



冒頭は、これも有名なのかな、シャワーシーンです
TVでは観た記憶ないから、どう処理していたんだろうね。
だってDVDでは結構いろいろ、見えていますよ・・・・笑
まあ・・・こんなにエロチックで始まるんですね。
こういう、スポーツした後のシャワーシーンって
80年代だと、エロっぽい青春映画で観たことはあるけど
まさか、この時代、オカルト映画でも
使われていたとは、驚きだったわ。



子供って親を選べない・・・
きっと普通に生きたかっただろうに。キャリー。
ああいう家庭環境で
さらに
自分が超能力もちだと知って
キャリーも悩んだに違いないわ。


キャリーをプロムに誘う
トミーはウィリアム・カット。
私の中ではアメリカン・ヒーローでおなじみの彼だわ~~~♪


ナンシー・アレン怖い。




プロム会場を去った後
最後に母親&キャリー2人の悲劇が待ち受けているわけだけど
ちょっとここのシーンでは胸痛んだわ。
だって母親が娘を殺す・・・
娘が母親を殺す・・という
設定なんだよ。
最後に待ち受けている悲劇が、肉親同士の殺し合いって
せつないよね・・・・。


そうそう・・・
ラストのラスト
すべてのことが終わって
ベットで眠るスーが夢を観るシーン。
キャリーの墓場から突然手がニュ~~っていう、
お化け屋敷的驚き場面だけど
ああいう最後にドッキリって
よくホラー映画で観るよね。この時代では画期的だったのかも。
エルム街のラストも
こんな感じで驚いた記憶があるな・・・
あの頃のホラーはいろんな意味で
懐かしい。



リメイクはたぶん観ないかな・・・・・笑




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非公開コメント

こちらにも・・

得意分野と言う訳でもないですが(笑)こちらにも・・。
そうそう、「キャリー」リメイクされるって、私も風の噂で聞いてびっくりしてた所なんです。
今さらこんなホラーの名作をリメイクしなくてもいいのに・・
って思うけど、ジュリアン・ムーアの母親って言うのは、ちょっと不気味そうで興味アリ・・(笑)
クロレッツちゃんは可愛い過ぎるよね?あんまり影がなさそうだし・・?

で、本作・・、みみこさん、結構、堪能できた様で・・?( ̄ー ̄)ニヤリッ
私はリアルタイムで劇場で観たんですが、
観に行く前に、クラスメイト(注:別に仲良しではない)に言うと、
「えっ、そんな変な映画は観に行っちゃダメって私はお母さんに言われたわよ!」
・・みたいに言われたのを、めっちゃ覚えてます。
彼女の母親が、ちょっとキャリーの母親にカブりました・・。(笑)
変なモノから子供を守りたいと思う母親の気持ちは、今はわからんでもないですが。(汗)
でもこれ、ホラーでも、青春っぽい所はみみこさんもOKだったのでは?
ウィリアム・カット、良かったよね。
まさか、トラボルタのが有名になるとは思わなかったけど・・(笑)
最初のシャワーシーンや、自転車のシーンとか、
最後のマーガレット(かな?雛菊?)咲き乱れるシーンなども幻想的で印象に残ってます。
あ、最後のマーガレットの所は、もちろん、悲鳴と共に・・( ̄∇ ̄;
場内に響きまくり~だったのも、忘れられない・・。

面白かったわ

つるばらさんへ


こちらにもありがとうございます。
やっぱり劇場鑑賞だったのですね。
わ~~つるばらさん・・
今感想拝見したら・
劇場・TV・DVDと
鑑賞手段パーフェクトじゃないですか!!
凄いわ・・・
気軽に観ることのできる一本になっているのかな。
充分得意分野だわ


でもなんでいまさらリメイクなんだろうね
すでに完成されちゃっているよね
あの配役で。
イメージも強いしね。
<クロレッツちゃんは・・・>
私もどうかなって思うわ。

ジュリアン・ムーアの母親・・・は
最近いろんな役やるわよね・・・
演技派なのでそちらは楽しみだけど。
でも同じストーリーというのは
やっぱり、そそられないのよね。


で・・・
つるばらさんは
<「えっ、そんな変な映画は観に行っちゃダメって私はお母さんに言われたわよ!」
・・みたいに言われたのを、めっちゃ覚えてます。>
↑そんなこと言われたの?
当時は結構過激映画とか
言われていたのかな
それとも冒頭のあの部分?
年齢制限もあったのかな・・・

<彼女の母親が、ちょっとキャリーの母親にカブりました・・。(笑)
変なモノから子供を守りたいと思う母親の気持ちは、今はわからんでもないですが。(汗)>

あは~~~わかる、わかります!!
親としては
そういう気持ちが働くのかもね。


そういえば、↑の話で思い出したのですが
うちの例ですが・・・
子供が「悪の経典」観に行くっていうんですよね。
R15でやっとクリアーしたのもうれしいみたいで・・・・笑(今16)
なんか、残酷そうだし
三池さんだし、これは一声かけた方がいいのか(そんなのやめなさいよ・・・とか)
と思うけど
でも自分も観ちゃったりするかもしれないので・・・・笑・・
今のところスルーしています。
ということで、
すでにキャリー化の母親になっているのかな・・・・・笑


話を戻して
<これ、ホラーでも、青春っぽい所はみみこさんもOKだったのでは?>

うんうん・・・
青春映画好きだから楽しめたわ
プロムもあるしね・・・♪

<ウィリアム・カット、良かったよね。>

うんうん、
なんか中村雅俊みたいだったわ・・・。

<まさか、トラボルタのが有名になるとは思わなかったけど・・(笑)>

本当、本当。
あまり変わっていない感じもおかしかった・・・

<最初のシャワーシーンや、自転車のシーンとか、
最後のマーガレット(かな?雛菊?)咲き乱れるシーンなども幻想的で印象に残ってます。>

シャワーシーンいいよね
つるばらさんの
感想にも
<冒頭のシャワーシーンで石鹸が滑り落ちる所や、ナンシー・アレンの真っ赤な唇&舌のワンカットがえらく気に入っている。>
ってあるじゃないですか。
私も
あの石鹸…ツボだったわ。
なまめかしいよね・・・。
そのあとの血も鮮やかだったな・・・


劇場では
叫び声もあがったのですね。
あ~~~そういう経験今までないかも
皆と一緒に
叫んでみたいような
ちょっと怖いような、複雑な気分です。

カゲキ映画?

みみこさん、またお邪魔します。
私、この時期のデ・パルマが好きで、のちにDVD買っちゃったんですよね・・実は。(^^;
で、当時、友達が「見ちゃだめ」って言われたのは、多分、宣伝で、ホラーに加えて
エ○いシーン(シャワーシーンかな?)などもクローズアップされてたからだったと思います。
なにしろ、「エクソシスト」でさえ、学校関係では(R-15だったかもしれないけど)
過剰に禁止令が出たりした時代(と言うか、地域柄なのかなぁ?)なので、
「キャリー」も同じ様な感じで、いけないカゲキ映画の烙印を押されていたのかも?

で、「悪の経典」・・どうなんでしょうね?
原作知らないから何とも言えないんだけど・・
カゲキでも、そうじゃない部分が心にしみる様な映画だったらいいんだけどね。
私だったらどうだろうなぁ・・多分、止めはしないと思うけど、行く前に一声はかけるかも。
すごい残酷で気持ち悪くなるかもしれんよ、人間不信にならん様にね、・・とか何とか・・;;
で、観て帰ってきたら、さりげなく感想を聞いて・・さりげなく。(笑)
で、また、さりげなく、トラウマおってないか(笑)確認して・・
もし、ショック受けたみたいだったら、残酷な所じゃなくて、穏やかで良かったエピソードを聞いてみる・・とかしてフォロー。
うーん・・そんな感じかな?なんか全然素晴らしい案じゃなくてごめんね~(^^;
でも、「悪の経典」、私もちょっとだけ、観てみたい気もします・・(笑)
お互い観たら、陰湿でなく、明るく感想を話しあえていいかも?(^^;

つるばら さんへ


こんばんは。
まあ・・・DVDも購入なのね。
デ・パルマファンって多いですものね。

<多分、宣伝で、ホラーに加えて
エ○いシーン(シャワーシーンかな?)などもクローズアップされてたからだったと思います。>

うん・・・なるほど。
あのシャワーシーンは結構くるものあるものね・・・・笑
ホラーなのになぜ?って感じですものね。

<なにしろ、「エクソシスト」でさえ、学校関係では(R-15だったかもしれないけど)
過剰に禁止令が出たりした時代(と言うか、地域柄なのかなぁ?)なので、
「キャリー」も同じ様な感じで、いけないカゲキ映画の烙印を押されていたのかも?>


なるほど・・・エクソシストもね。
あれも・・・強烈だったものね~~
当時の若い子には刺激的な題材かもしれないよね・

今では世の中の事件の方が過激やらエロやら溢れていて
映画以上のものが多いものね。


<カゲキでも、そうじゃない部分が心にしみる様な映画だったらいいんだけどね。 >

う~~ん、ちょっと話を聞いたんだけど
心にしみるような部分はない感じよ。
ちょっとゲーム的な面白さ?簡単に
バシバシ、人が●●されるって感じみたいで。
新聞の批評に「悪趣味だ」ってあったから
そのまま、「悪趣味だったんだって?」と聞いたら
うん・・まあ、そんな感じ・・・と言われてしまったわ。
大丈夫か、成長過程に・・影響はと思ったけど
きっとすぐ忘れるかも。性格的に引きずらない感じなので…笑

<多分、止めはしないと思うけど、行く前に一声はかけるかも。>

実は土曜日鑑賞だったんだけど、
↑のアドバイスと新聞の批評を読んで
やっぱりちょっと不安で
「ねえねえ、結構いろいろ言われている映画だけど
本当あなた、鑑賞して大丈夫?精神的にこないか?」って
念押ししちゃった・・・・・笑
「大丈夫よ」と言っていたからいいや~~と思って送ったけど。

<で、観て帰ってきたら、さりげなく感想を聞いて・・さりげなく。(笑)
で、また、さりげなく、トラウマおってないか(笑)確認して・・ >

あ~~つるばらさん
このコメント読んでいたんだけど
さりげなくじゃなくって、結構露骨に聞いちゃった・・・笑
ついつい興奮してね・・・・笑
だって子供の方から
真っ先に電話がかかってきて
「いや~~~面白かったよ。
ああで、こうで・・・。
いや~~~○○はすぐ死ぬし。○○はこうだったし・・・・」と
テンションあがりまくりで話してくれるのよね。
それだけ、人に語らないと、いけないくらい、吐きださないくらい
濃い内容だったのかもしれないと思ったり。
でも、もう一日たったら、ケロリとしていたから
引きずっていないみたいよ。
生徒役の人が若い人がいてそれチェックするのも楽しかったみたいです。

まあ・・今度は人間的な映画を観てほしいです・・・♪

<「悪の経典」、私もちょっとだけ、観てみたい気もします・・(笑)
お互い観たら、陰湿でなく、明るく感想を話しあえていいかも?>

そうですよね・・・
私もどうしようかな・・・・。
でも
子供から内容聞いて
それだけの内容かい・・・という感じなので
スル―の可能性が高いかもしれないな・・・。


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  • レイフ・ファインズ好き
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