アナザー プラネット
アナザー プラネット (2011 アメリカ)
ANOTHER EARTH
監督: マイク・ケイヒル
脚本: マイク・ケイヒル
ブリット・マーリング
撮影: マイク・ケイヒル
編集: マイク・ケイヒル
出演: ブリット・マーリング ローダ
ウィリアム・メイポーザー ジョン
ロビン・ロード・テイラー
マシュー=リー・アルルバフ
主人公ローダは
MITに合格した優秀な女子高生だが、
ある日、酔っ払い運転で、人を殺してしまう。
相手の車には
大学教授の夫、妻、子が乗っており
死亡したのは妻と子だけだった。
5年後、刑務所を出たローダ。
しかし、日々、罪を悔やむ毎日。
気持ちが落ち着かない彼女は
生き残った男性を探し、近づき、
お掃除の仕事を口実に
家へ出入りするようになる。
一方、世間ではもう一つの地球のことで話題持ちきりだ。
その惑星は5年前から突然空に現れた。
ローダは、そこにもう一人の自分がいると知り
会うために、宇宙船乗組員に応募することに・・・・。
感想
これはね・・・・・未公開だけど絶対お勧め・・・
お友達の評価が高くて
前から、観ようと思っていました。
やっぱり観て正解。
観たのは
前に感想あげた「メランコリア」あたり。
(感想あげるのは遅いですが)
設定が、ちょっと似たようなところがあるので
合わせてみてみると
非常に面白いかもしれないです。
SFものでも切り口によって、いろんな展開があるのね・・・っていう思いを感じられるのは
良かったかな。
設定はSF仕立てですけど
テーマは
「贖罪」というところかな。
もう一つの地球が現れた・・・、そこには
今の地球と同じ人物たちがどうやら存在する・・。
これにはびっくりだよね
でもそうだとわかると興味そそられるよね。
相手がどんな生活しているのか知りたい気分。
物語は
過ちを犯して苦しむ主人公の姿を丁寧におっているのが印象的。
彼女の心の苦しみ、どうやって拭いとっていえばいいのか。
みていて本当痛々しいです。
でも、
本人が招いた出来事だから、やはり自分でどうにか
抜け出していくしかないんだよね。
彼女は
刑に服してから、
社会復帰として仕事をはじめるの。
優秀な経歴をもっている彼女だけど選んだのは
掃除婦。
そこで出会う、目の不自由な老人。
彼も、人には言えない罪を犯してしまっている様子。
自分を痛めつけるしか方法がないのが悲しいよね・・・
どうしたらいいのか、わからないのかもしれない。
でも彼女は
被害者の男性に接することで、いたたまれない心の苦しみから
抜け出そうとするの。
被害者の男性と
最終的に
関係もってしまうんだけど
そこはちょっとどうよ・・・と思ったりもしたかな。
彼女の方からストップかけるべきだったと思うよ。
お互い傷が深くなるだけだからね。
そんな状況の中
もう一つの地球への降り立つチケットが彼女に当たる・・・
でも
彼女は
ある決断をするの。
チケットを譲るのよね・・・
それは彼女にとって、自分ができる最大限の彼への
罪滅ぼしだったのかも。
もう一つの地球にいる彼の家族にあわせてあげたいという・・・。
(こちらの世界では妻子は死んでいるからね)
そして、ラストカット。
彼が旅立った・・・・4ヶ月後に
彼女は自分と同じ女性に遭遇するという結末。
これは解釈がいろいろできるところ。
2つの地球。
お互いがお互いを意識してからズレが生じるて言っていたから
もはや同じシチュエーションで世界が回っていないってことだよね?
もうひとつの地球では
交通事故は起きていない・・・
妻子は生きている
加害者の彼女も夢を追って勉学に励んでいる・・・
地球1では罪を犯した相手の男にチケットを譲っていたが
地球2では
幸せな自分が存在して、普通に当たったチケットで地球1に降り立ったんだ・・
そう理解しました。
どちらにしろ、
彼女が罪から少しでも解放されたと
理解できるラスト。
もちろん、罪が消えたわけではないけど
気持ちの重さが少しでも軽減されたのだと
思えば、観ているこちらも少しは楽に感じる、そんなラストでした・・・
これもいい映画。

ANOTHER EARTH
監督: マイク・ケイヒル
脚本: マイク・ケイヒル
ブリット・マーリング
撮影: マイク・ケイヒル
編集: マイク・ケイヒル
出演: ブリット・マーリング ローダ
ウィリアム・メイポーザー ジョン
ロビン・ロード・テイラー
マシュー=リー・アルルバフ
主人公ローダは
MITに合格した優秀な女子高生だが、
ある日、酔っ払い運転で、人を殺してしまう。
相手の車には
大学教授の夫、妻、子が乗っており
死亡したのは妻と子だけだった。
5年後、刑務所を出たローダ。
しかし、日々、罪を悔やむ毎日。
気持ちが落ち着かない彼女は
生き残った男性を探し、近づき、
お掃除の仕事を口実に
家へ出入りするようになる。
一方、世間ではもう一つの地球のことで話題持ちきりだ。
その惑星は5年前から突然空に現れた。
ローダは、そこにもう一人の自分がいると知り
会うために、宇宙船乗組員に応募することに・・・・。
感想
これはね・・・・・未公開だけど絶対お勧め・・・
お友達の評価が高くて
前から、観ようと思っていました。
やっぱり観て正解。
観たのは
前に感想あげた「メランコリア」あたり。
(感想あげるのは遅いですが)
設定が、ちょっと似たようなところがあるので
合わせてみてみると
非常に面白いかもしれないです。
SFものでも切り口によって、いろんな展開があるのね・・・っていう思いを感じられるのは
良かったかな。
設定はSF仕立てですけど
テーマは
「贖罪」というところかな。
もう一つの地球が現れた・・・、そこには
今の地球と同じ人物たちがどうやら存在する・・。
これにはびっくりだよね
でもそうだとわかると興味そそられるよね。
相手がどんな生活しているのか知りたい気分。
物語は
過ちを犯して苦しむ主人公の姿を丁寧におっているのが印象的。
彼女の心の苦しみ、どうやって拭いとっていえばいいのか。
みていて本当痛々しいです。
でも、
本人が招いた出来事だから、やはり自分でどうにか
抜け出していくしかないんだよね。
彼女は
刑に服してから、
社会復帰として仕事をはじめるの。
優秀な経歴をもっている彼女だけど選んだのは
掃除婦。
そこで出会う、目の不自由な老人。
彼も、人には言えない罪を犯してしまっている様子。
自分を痛めつけるしか方法がないのが悲しいよね・・・
どうしたらいいのか、わからないのかもしれない。
でも彼女は
被害者の男性に接することで、いたたまれない心の苦しみから
抜け出そうとするの。
被害者の男性と
最終的に
関係もってしまうんだけど
そこはちょっとどうよ・・・と思ったりもしたかな。
彼女の方からストップかけるべきだったと思うよ。
お互い傷が深くなるだけだからね。
そんな状況の中
もう一つの地球への降り立つチケットが彼女に当たる・・・
でも
彼女は
ある決断をするの。
チケットを譲るのよね・・・
それは彼女にとって、自分ができる最大限の彼への
罪滅ぼしだったのかも。
もう一つの地球にいる彼の家族にあわせてあげたいという・・・。
(こちらの世界では妻子は死んでいるからね)
そして、ラストカット。
彼が旅立った・・・・4ヶ月後に
彼女は自分と同じ女性に遭遇するという結末。
これは解釈がいろいろできるところ。
2つの地球。
お互いがお互いを意識してからズレが生じるて言っていたから
もはや同じシチュエーションで世界が回っていないってことだよね?
もうひとつの地球では
交通事故は起きていない・・・
妻子は生きている
加害者の彼女も夢を追って勉学に励んでいる・・・
地球1では罪を犯した相手の男にチケットを譲っていたが
地球2では
幸せな自分が存在して、普通に当たったチケットで地球1に降り立ったんだ・・
そう理解しました。
どちらにしろ、
彼女が罪から少しでも解放されたと
理解できるラスト。
もちろん、罪が消えたわけではないけど
気持ちの重さが少しでも軽減されたのだと
思えば、観ているこちらも少しは楽に感じる、そんなラストでした・・・
これもいい映画。

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