風立ちぬ
風立ちぬ ( 2013 日本)
監督: 宮崎駿
プロデューサー: 鈴木敏夫
原作: 宮崎駿
脚本: 宮崎駿
作画監督: 高坂希太郎
動画検査: 舘野仁美
美術監督: 武重洋二
色彩設計: 保田道世
撮影監督: 奥井敦
編集: 瀬山武司
音楽: 久石譲
音響演出: 笠松広司
主題歌: 荒井由実
『ひこうき雲』
アフレコ演出: 木村絵理子
制作: 星野康二
スタジオジブリ
整音: 笠松広司
声の出演: 庵野秀明 堀越二郎
瀧本美織 里見菜穂子
西島秀俊 本庄季郎
西村雅彦 黒川
スティーブン・アルパート カストルプ
風間杜夫 里見
竹下景子 二郎の母
志田未来 堀越加代
國村隼 服部
大竹しのぶ 黒川夫人
野村萬斎 カプローニ
零戦の設計者として知られる堀越二郎の半生と
堀辰雄の小説『風立ちぬ』のエピソードを盛り込みながら描いた作品。
感想
これも評判が良いので観に行きました。
素直に感動できました♪
いい作品でしたね。
最近はアニメってほとんど劇場では見なくなっていまして
これも、公開前は、全然予定には入れていなかったんですけど
TVの宣伝があまりにも多いので・・・・・笑、
流されるようにいきましたね。
それと、
実は初日にうちの子どもが行きまして、
ダメ・・・みたいだったんですよね。
子ども曰く、ファンタジー系のジブリの方が好きだそう・・・・で・・・笑。
でも、年配の人は結構泣いていたよ・・・というので
じゃあ、それに近い私が・・・・・笑、確認しに行きましょう~~~というわけでした。
うん、
これは、大人向けですよね。
堀越二郎の半生と、堀辰雄の小説『風立ちぬ』のエピソードを
ドッキングした内容ということからも
子どもにはちょっと入りにくい感じではありますよね。
まず、時代背景を理解するのが大変なんじゃあないのかな。
やはりこの時代を語る戦争というものを意識していないと
作品の深いところまで味わえないような気がするし・・・・。
そのわりには戦争の悲惨場面はなし。
戦争場面が少ないということは子どもには観やすいのかも
しれないけど、描写がない分、ピンとこないでしょう。
セリフの中で
たとえば
軽井沢場面で外人の泊り客が世界状況語ったり
軍の人たちが二郎の職場にやってきて
いろいろ注文したりと
ソフトな感じで戦争の背景は見え隠れしていたけど
その戦争が恐ろしい、悲惨だという感覚はあまり感じられないのよね
でも、ある程度の年齢なら
描かれなくともわかる部分がある・・・・悲惨な時代というのが想像できる・・・
そこの汲み取れる部分の大きさの違いが
この作品の感想にも
つながっているのかもしれないかな・・・って思います。
そういう意味では恋愛の部分でも同じ。
この慎ましやかな恋愛模様は
子どもには
難しいでしょう。
お互いがお互いを思いやる・・・
男は仕事をして愛する女性を守る・・
女は男のために尽くす・・・・・
ここには
この時代の男女の理想的な姿があったと思うし
多くの日本人がたぶんそうであった時代だろうと思うけど
今の子たちに、どれほど響いていたかな。
そういう時代の生き方もまた
美しいな・・・と私は感じたけれど。
今はそういう相手を思いやる心が少なくなっている気がしているから
余計心に響いてきたわ。
とくに
菜穂子が二郎の仕事の成功を聞くと
役目を終えたように
静かに彼の元を去っていくという流れや
引き止めなかった黒川夫人の凛とした姿に
私はぐ~~~ときたところではあるけれど
逆にピンとこない世代もあったんじゃないのかな。
美しく元気なときの自分を彼にみせてあげたいだなんて・・・・
そんな女性心はある程度の年齢にならないと
理解できないよね。
この映画を
子ども向けに宣伝するから
余計心配しちゃうんだよね。
なにせ
ジブリ映画の番宣で、
過去の名作が次々TVで放映されているけど
その傾向とは今回はまったく違ったものなんだよね~~。
アニメというより
実写で美しい一本の映画を見た感じでもあったかな。
幻想的な部分(いわゆる二郎の夢、カプローニの夢)の
盛り込みかただとか
ラストの締め方なんか
ものすごく好みでしたね。
ラスト
黄色のワンピース姿の
菜穂子が登場して
発した言葉に
涙腺全開だったもの。
そこには
映画の内容を超えたものを感じたわ。
観た人それぞれの状況に対して
の呼び掛けにも感じられて・・・
どんな状況下でも
生きなきゃ・・・
つらくても
どうしようもなくても
生きなきゃ・・・
そんな気にさせてくれる
素敵なラストだったと思うな・・・・
最後に声について。
私は主役2人以外には全然知らなかったんだけど
今調べてみると有名どころ使っていますね。
個人的には
声優さんは専門の方がいいと思っているけど
とりあえず
賛否両論の二郎の声については
私はOKでした。二郎らしいんじゃあないかな。
声の質は良いと思うし。
まあ、あれだけ、いろいろ言われているので
逆にそれほどでもないんじゃないのかな・・・・って思えちゃったのかもしれないけど。
上手くはないけど味があったと思います・・・・笑
もっとひどいの、洋画の吹き替えで聞いたことあるしね・・・・笑
菜穂子の声は
すっごく良かったと思うわ。
瀧本美織なんだけど、上手いな~~って思ったもの。
あと
同僚、本庄季郎の声、西島さんなんだよね。
上手なんだけど
西島さん、まんまの声だった・・・・笑
あは~~~当たり前の意見だけど、アニメの顔が西島さんにみえてしょうがなかったよ。
彼の声はわりと特徴あるからね。
家族で
ワイワイと言いながら見るというより
一人でこっそり
世界観を味わいたい・・というそんな感じの映画だったかな。

監督: 宮崎駿
プロデューサー: 鈴木敏夫
原作: 宮崎駿
脚本: 宮崎駿
作画監督: 高坂希太郎
動画検査: 舘野仁美
美術監督: 武重洋二
色彩設計: 保田道世
撮影監督: 奥井敦
編集: 瀬山武司
音楽: 久石譲
音響演出: 笠松広司
主題歌: 荒井由実
『ひこうき雲』
アフレコ演出: 木村絵理子
制作: 星野康二
スタジオジブリ
整音: 笠松広司
声の出演: 庵野秀明 堀越二郎
瀧本美織 里見菜穂子
西島秀俊 本庄季郎
西村雅彦 黒川
スティーブン・アルパート カストルプ
風間杜夫 里見
竹下景子 二郎の母
志田未来 堀越加代
國村隼 服部
大竹しのぶ 黒川夫人
野村萬斎 カプローニ
零戦の設計者として知られる堀越二郎の半生と
堀辰雄の小説『風立ちぬ』のエピソードを盛り込みながら描いた作品。
感想
これも評判が良いので観に行きました。
素直に感動できました♪
いい作品でしたね。
最近はアニメってほとんど劇場では見なくなっていまして
これも、公開前は、全然予定には入れていなかったんですけど
TVの宣伝があまりにも多いので・・・・・笑、
流されるようにいきましたね。
それと、
実は初日にうちの子どもが行きまして、
ダメ・・・みたいだったんですよね。
子ども曰く、ファンタジー系のジブリの方が好きだそう・・・・で・・・笑。
でも、年配の人は結構泣いていたよ・・・というので
じゃあ、それに近い私が・・・・・笑、確認しに行きましょう~~~というわけでした。
うん、
これは、大人向けですよね。
堀越二郎の半生と、堀辰雄の小説『風立ちぬ』のエピソードを
ドッキングした内容ということからも
子どもにはちょっと入りにくい感じではありますよね。
まず、時代背景を理解するのが大変なんじゃあないのかな。
やはりこの時代を語る戦争というものを意識していないと
作品の深いところまで味わえないような気がするし・・・・。
そのわりには戦争の悲惨場面はなし。
戦争場面が少ないということは子どもには観やすいのかも
しれないけど、描写がない分、ピンとこないでしょう。
セリフの中で
たとえば
軽井沢場面で外人の泊り客が世界状況語ったり
軍の人たちが二郎の職場にやってきて
いろいろ注文したりと
ソフトな感じで戦争の背景は見え隠れしていたけど
その戦争が恐ろしい、悲惨だという感覚はあまり感じられないのよね
でも、ある程度の年齢なら
描かれなくともわかる部分がある・・・・悲惨な時代というのが想像できる・・・
そこの汲み取れる部分の大きさの違いが
この作品の感想にも
つながっているのかもしれないかな・・・って思います。
そういう意味では恋愛の部分でも同じ。
この慎ましやかな恋愛模様は
子どもには
難しいでしょう。
お互いがお互いを思いやる・・・
男は仕事をして愛する女性を守る・・
女は男のために尽くす・・・・・
ここには
この時代の男女の理想的な姿があったと思うし
多くの日本人がたぶんそうであった時代だろうと思うけど
今の子たちに、どれほど響いていたかな。
そういう時代の生き方もまた
美しいな・・・と私は感じたけれど。
今はそういう相手を思いやる心が少なくなっている気がしているから
余計心に響いてきたわ。
とくに
菜穂子が二郎の仕事の成功を聞くと
役目を終えたように
静かに彼の元を去っていくという流れや
引き止めなかった黒川夫人の凛とした姿に
私はぐ~~~ときたところではあるけれど
逆にピンとこない世代もあったんじゃないのかな。
美しく元気なときの自分を彼にみせてあげたいだなんて・・・・
そんな女性心はある程度の年齢にならないと
理解できないよね。
この映画を
子ども向けに宣伝するから
余計心配しちゃうんだよね。
なにせ
ジブリ映画の番宣で、
過去の名作が次々TVで放映されているけど
その傾向とは今回はまったく違ったものなんだよね~~。
アニメというより
実写で美しい一本の映画を見た感じでもあったかな。
幻想的な部分(いわゆる二郎の夢、カプローニの夢)の
盛り込みかただとか
ラストの締め方なんか
ものすごく好みでしたね。
ラスト
黄色のワンピース姿の
菜穂子が登場して
発した言葉に
涙腺全開だったもの。
そこには
映画の内容を超えたものを感じたわ。
観た人それぞれの状況に対して
の呼び掛けにも感じられて・・・
どんな状況下でも
生きなきゃ・・・
つらくても
どうしようもなくても
生きなきゃ・・・
そんな気にさせてくれる
素敵なラストだったと思うな・・・・
最後に声について。
私は主役2人以外には全然知らなかったんだけど
今調べてみると有名どころ使っていますね。
個人的には
声優さんは専門の方がいいと思っているけど
とりあえず
賛否両論の二郎の声については
私はOKでした。二郎らしいんじゃあないかな。
声の質は良いと思うし。
まあ、あれだけ、いろいろ言われているので
逆にそれほどでもないんじゃないのかな・・・・って思えちゃったのかもしれないけど。
上手くはないけど味があったと思います・・・・笑
もっとひどいの、洋画の吹き替えで聞いたことあるしね・・・・笑
菜穂子の声は
すっごく良かったと思うわ。
瀧本美織なんだけど、上手いな~~って思ったもの。
あと
同僚、本庄季郎の声、西島さんなんだよね。
上手なんだけど
西島さん、まんまの声だった・・・・笑
あは~~~当たり前の意見だけど、アニメの顔が西島さんにみえてしょうがなかったよ。
彼の声はわりと特徴あるからね。
家族で
ワイワイと言いながら見るというより
一人でこっそり
世界観を味わいたい・・というそんな感じの映画だったかな。

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