ブラインドネス
ブラインドネス (2008 日本/ブラジル/カナダ )
BLINDNESS
監督:
フェルナンド・メイレレス
製作:
ニヴ・フィッチマン
アルドレア・バラタ・ヒベイロ
酒井園子
製作総指揮:
ゲイル・イーガン
サイモン・チャニング・ウィリアムズ
原作:
ジョゼ・サラマーゴ
『白の闇』(日本放送出版協会刊)
脚本:
ドン・マッケラー
撮影:
セザール・シャローン
プロダクションデ
ザイン:
トゥレ・ペヤク
衣装デザイン:
レネー・エイプリル
編集:
ダニエル・レゼンデ
音楽:
マルコ・アントニオ・ギマランイス
出演:
ジュリアン・ムーア
医者の妻
マーク・ラファロ
医者
アリシー・ブラガ
サングラスの娘
伊勢谷友介
最初に失明した男
木村佳乃
最初に失明した男の妻
ドン・マッケラー
泥棒
モーリー・チェイキン
会計士
ミッチェル・ナイ
少年
ダニー・グローヴァー
黒い眼帯の老人
ガエル・ガルシア・ベルナル
バーテンダー/第三病棟の王
ノーベル賞作家ジョゼ・サラマーゴの小説『白の闇』の映画化
ある日、車を運転していた日本人の男が突然視力を失う。
その後、同様の患者が各地で発生・・
政府は患者たちを隔離病棟へと強制収容していくのだが
感想
単なるパニックムービーかと思っていたけど
思った以上に奥が深そうな作品。
派手な映画ではなかったけれど、面白かったです。
ある日突然、目が見えなくなる人が出現。
その男にかかわった人は次から次へと同じ病を発生させるのです。
最初のその男は
日本人の伊勢谷さん。奥さんは木村さん。
日本人も参加している作品なんですよね。
個人的には違和感感じなかったかな。夫婦っていう感じは漂っていたし。
眼科医のマーク・ラファロ
彼も、診察したことで伝染しちゃったみたい。ある朝、起きたら目が見えなくなっているのよね。
怖い・・。
なぜか、その妻、ムーアは感染せず、目が見えるんだけど、
目の見えなくなった夫のために収容所へ一緒に入り込む。
原因不明な病気ということで
とりあえず、収容所に閉じ込めてしまえ~~っていうのも
強引な話だと思うし、
第一目が見えない人ばかりがその中に押し込められても
生活なんて、不便でしょうがないのに・・・何考えているのかね、と
率直なところ思ってしまうわ。
でも
どう対処していけばいいのかわからない人々にとっては
(だって、原因不明で、すぐさま、伝染しちゃうみたいだし・・・)
臭いものには蓋・・・の流れで、世の中から、見えないところに
押しやってしまうってことなんだろうね。
そもそも
このお話は
寓話的な要素が入っている感じ。
矛盾点や強引さのある設定と言うのも
従来のパニック映画とは、違った描き方で
人間の本質を表そうとしているからなんだろうね。
見えない集団の中に
一人入り込む見える女性、ムーア。
非常に興味深い存在であったわ。
狭い収容所の世界では、みえないっていうことが普通の世界。
みえるっていうことは、皆が知らなくてすんでいることを
一人知ってしまうっていうことでもあるでしょう。
奥さんとしては、他と違うっていうことで
最初は優位にたっていたかと思うけど
そのうち、背負っている重さや、一人なんとかしなければいけないという思いが湧いてきて
目が見えるという状態自体が、辛い部分でもあったんじゃあないのかな・・って思うわ。
それに旦那さんとの関係も微妙な感じになってきて
とうとう、旦那さんは別の女性と関係も結んでしまったりするしね。
また収容所での
ガエル・ガルシア・ベルナルの存在。
第三病棟の王・・・・・ね。
極限状態になっても
金銭や、性にこだわるというのも、人間だからこそなのか。
現世の仕組みや習慣から抜け出せないのか、そういうことにこだわることで
今までと同じ生きている感を味わっているのか、わからないけど、
あの独裁者的な世界観はみていて不快だったよね
とくに、女性を差し出せ・・・・的な流れは、ショック。
収容所を出てからも
まあ、いろいろあったわけだけど・・・。
やっぱり、私は
ラストが心に焼きついたわ。
こういったラスト・・・なんだな~~って。
なぜムーアだけが
目が見えたのか。
そして
今度は本当にムーアの番なのか。
いろいろ考えるべきことが
あるんだろうけど、
ちょっと難しかったかな。
ただ、モヤモヤしたものが残る
幕切れではあったような気がする・・・
「ミスト」をみたときと
似た感覚でした

BLINDNESS
監督:
フェルナンド・メイレレス
製作:
ニヴ・フィッチマン
アルドレア・バラタ・ヒベイロ
酒井園子
製作総指揮:
ゲイル・イーガン
サイモン・チャニング・ウィリアムズ
原作:
ジョゼ・サラマーゴ
『白の闇』(日本放送出版協会刊)
脚本:
ドン・マッケラー
撮影:
セザール・シャローン
プロダクションデ
ザイン:
トゥレ・ペヤク
衣装デザイン:
レネー・エイプリル
編集:
ダニエル・レゼンデ
音楽:
マルコ・アントニオ・ギマランイス
出演:
ジュリアン・ムーア
医者の妻
マーク・ラファロ
医者
アリシー・ブラガ
サングラスの娘
伊勢谷友介
最初に失明した男
木村佳乃
最初に失明した男の妻
ドン・マッケラー
泥棒
モーリー・チェイキン
会計士
ミッチェル・ナイ
少年
ダニー・グローヴァー
黒い眼帯の老人
ガエル・ガルシア・ベルナル
バーテンダー/第三病棟の王
ノーベル賞作家ジョゼ・サラマーゴの小説『白の闇』の映画化
ある日、車を運転していた日本人の男が突然視力を失う。
その後、同様の患者が各地で発生・・
政府は患者たちを隔離病棟へと強制収容していくのだが
感想
単なるパニックムービーかと思っていたけど
思った以上に奥が深そうな作品。
派手な映画ではなかったけれど、面白かったです。
ある日突然、目が見えなくなる人が出現。
その男にかかわった人は次から次へと同じ病を発生させるのです。
最初のその男は
日本人の伊勢谷さん。奥さんは木村さん。
日本人も参加している作品なんですよね。
個人的には違和感感じなかったかな。夫婦っていう感じは漂っていたし。
眼科医のマーク・ラファロ
彼も、診察したことで伝染しちゃったみたい。ある朝、起きたら目が見えなくなっているのよね。
怖い・・。
なぜか、その妻、ムーアは感染せず、目が見えるんだけど、
目の見えなくなった夫のために収容所へ一緒に入り込む。
原因不明な病気ということで
とりあえず、収容所に閉じ込めてしまえ~~っていうのも
強引な話だと思うし、
第一目が見えない人ばかりがその中に押し込められても
生活なんて、不便でしょうがないのに・・・何考えているのかね、と
率直なところ思ってしまうわ。
でも
どう対処していけばいいのかわからない人々にとっては
(だって、原因不明で、すぐさま、伝染しちゃうみたいだし・・・)
臭いものには蓋・・・の流れで、世の中から、見えないところに
押しやってしまうってことなんだろうね。
そもそも
このお話は
寓話的な要素が入っている感じ。
矛盾点や強引さのある設定と言うのも
従来のパニック映画とは、違った描き方で
人間の本質を表そうとしているからなんだろうね。
見えない集団の中に
一人入り込む見える女性、ムーア。
非常に興味深い存在であったわ。
狭い収容所の世界では、みえないっていうことが普通の世界。
みえるっていうことは、皆が知らなくてすんでいることを
一人知ってしまうっていうことでもあるでしょう。
奥さんとしては、他と違うっていうことで
最初は優位にたっていたかと思うけど
そのうち、背負っている重さや、一人なんとかしなければいけないという思いが湧いてきて
目が見えるという状態自体が、辛い部分でもあったんじゃあないのかな・・って思うわ。
それに旦那さんとの関係も微妙な感じになってきて
とうとう、旦那さんは別の女性と関係も結んでしまったりするしね。
また収容所での
ガエル・ガルシア・ベルナルの存在。
第三病棟の王・・・・・ね。
極限状態になっても
金銭や、性にこだわるというのも、人間だからこそなのか。
現世の仕組みや習慣から抜け出せないのか、そういうことにこだわることで
今までと同じ生きている感を味わっているのか、わからないけど、
あの独裁者的な世界観はみていて不快だったよね
とくに、女性を差し出せ・・・・的な流れは、ショック。
収容所を出てからも
まあ、いろいろあったわけだけど・・・。
やっぱり、私は
ラストが心に焼きついたわ。
こういったラスト・・・なんだな~~って。
なぜムーアだけが
目が見えたのか。
そして
今度は本当にムーアの番なのか。
いろいろ考えるべきことが
あるんだろうけど、
ちょっと難しかったかな。
ただ、モヤモヤしたものが残る
幕切れではあったような気がする・・・
「ミスト」をみたときと
似た感覚でした

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