アルバート氏の人生
アルバート氏の人生 (2011 アイルランド )
ALBERT NOBBS
アルバート・ノッブス(第24回東京国際映画祭)
監督
ロドリゴ・ガルシア
製作:
グレン・クローズ
ボニー・カーティス
ジュリー・リン
アラン・モロニー
原作:
ジョージ・ムーア
脚本:
ガブリエラ・プレコップ
ジョン・バンヴィル
グレン・クローズ
撮影:
マイケル・マクドノー
プロダクションデ
ザイン:
パトリツィア・フォン・ブランデンスタ
イン
衣装デザイン:
ピエール=イヴ・ゲロー
編集:
スティーヴン・ワイズバーグ
音楽:
ブライアン・バーン
出演:
グレン・クローズ
アルバート・ノッブス
ミア・ワシコウスカ
ヘレン・ドウズ
アーロン・ジョンソン
ジョー・マキンス
ジャネット・マクティア
ヒューバート・ペイジ
ブレンダン・グリーソン
ホロラン医師
ジョナサン・リス・マイヤーズ
ヤレル子爵
ポーリーン・コリンズ
ベイカー夫人
ブロナー・ギャラガー
キャスリーン
ブレンダ・フリッカー
ポーリー
アントニア・キャンベル=ヒューズ
マリア・ドイル・ケネディ
マーク・ウィリアムズ
セリーナ・ブラバゾン
マイケル・マケルハットン
ケネス・コラード
グレン・クローズがかつてオフ・ブロードウェイで主演した舞台を、自らの脚本、製作、主演で映画化。
19世紀のアイルランド。
長年モリソンズホテルで働くアルバート氏。
彼はベテラン・ウェイター。
しかし彼には秘密があった。
彼は、アルバート氏は女性だったのだ。
そんなある日、自分らしく生きるヒューバートと出会い、
彼女の心に大きな変化が訪れる…。
感想
グレンクローズが男性として生きる話ということだけは
知ってたので映画の冒頭で彼女が出てきても
そういう目線で観ていたわけです。
だからか、見るからに、男らしい~~~という風貌には感じられなかったけど
何も知らない人から見れば
男だ・・って感じるかもしれないですよね。
上手にメイクされていて、
女性的な部分はあまりみせていなかったからね。
でも何より
驚いたのは途中で現れた塗装工の方(男)。
ヒューバート・ペイジね。
演じていたのはジャネット・マクティアって方なんだけど
この方は女性。でも体が大きく、余計な予備知識も、演じる女優さんの名前も知らなかった私は
ものすごく驚きました。
アルバート氏だって最初はまんまとだまされていたわけだしね。
仕事上、同室した日に、
アルバートが女性だとヒューバートに知られてしまい
困ったアルバートだけど。
実は僕も女だよ・・・ってアルバートの前で胸をバボ~~ンとさらけだしたときの
衝撃度は半端ないですよ。
胸も大きくてすごい。
ヒューバート・ペイジは
私生活でも女性と暮らしていて夫婦という生活を作りあげていたの。
ということは
ヒューバートの方は、女性的な生き方をするより
男性として生きるのが自分の本来の性であると思っていただろうし、
女性と暮らしていたわけだから、恋愛対象も、女というわけだよね。
だけど、
このアルバート氏の場合
生い立ちをきいてみると
貧困ゆえ、一人で生計をたてていくには、男として生きていく方が良かったという
ことだったので
ヒューバートとはちょっと違うような気がしたのよね。
自分の性は女性でなく男性だ・・・という強い思いから選択したのではなく
しょうがなく男性として生きた、生きるために致し方なかった・・・ということだったのだろうね。
ただ、幼い時、男性に乱暴されたとも言っていたので
男性を傍に置くということはできなかったのかな・・・。
彼が(彼女が?)
仕事をリタイアした後の選択として
同じ職場で働くメイドのミア・ワシコウスカ演じるヘレン・ドウズを選んでいたのは
ちょっと意外。
女性だったというより
若い子だったという選択が。
肉体的にどうしたいああしたいということでなく
孤独感を癒してくれる人を探していた・・・。
で・・それは男でなく女でしかなかった・・・。
アルバート氏は、
いつも母親の写真を胸に抱いていたのよね。
母を恋しがり
求めていたっていうことだよね。
普通に恋愛したこともなかったんだろうね。
そもそも人を愛することさえがどういうものかも
わからなかったのかもしれない・・・・・・・・。
だけど幸せそうなヒューバートみたいな生活は送りたい・・・
ヘレンにこだわる気持ちは
若い女性への憧れからかも
しれないな・・・・って思いました。
自分の手で幸せにしてあげたいという思い・・
苦労した自分をみているような感じで自分の手もとにおきたいと思ったのかも。
そこに男とか女とか
そういう性的な部分はなかったのかもしれないよね。
ヘレンは
どうしようもない男だけど、情熱的に、愛をかたるジョー・マキンスに
気持が傾くばかり。年取っていて
冷静なふるまいのアルバートには、なかなか気持は向かない・・・
しょうがないと思う・・・
若い女性としてはどうしてもイケメン
口が上手い男性にむかってしまう・・・
結局
ジョーは、だらしない男だったわけだけどね。
しょうもないな・・アーロン・ジョンソン!!
ラストは
せつないね
ああいう最後で。
あっけなく
アルバート氏は亡くなってしまうの。
彼の彼女の人生って
一体なんだろうと考えると
どうにも、せつなくなってしまう・
仕事だけして
夢だった、自分の店を持つこともできないで
一生を終えてしまうという人生。
でも最後は自分の意思を貫いたってことだから
満足感はあったのかな。
言いたいことを言えて
満足はしたんだと思う・・・
彼女なりに・・。
この頃の社会状況はよくわからなく
どうして女性として生きるわけにはいかなかったんだろう・・・
女子として成功している人もいるのに
やっぱり貧しいとダメだったんだろうか・・・・
といろいろ考えてしまいました。
悲しいお話で
気持ちは晴々しませんね。
ジョナサン・リス・マイヤーズ
チョイ役でわからなかった・・・・

ALBERT NOBBS
アルバート・ノッブス(第24回東京国際映画祭)
監督
ロドリゴ・ガルシア
製作:
グレン・クローズ
ボニー・カーティス
ジュリー・リン
アラン・モロニー
原作:
ジョージ・ムーア
脚本:
ガブリエラ・プレコップ
ジョン・バンヴィル
グレン・クローズ
撮影:
マイケル・マクドノー
プロダクションデ
ザイン:
パトリツィア・フォン・ブランデンスタ
イン
衣装デザイン:
ピエール=イヴ・ゲロー
編集:
スティーヴン・ワイズバーグ
音楽:
ブライアン・バーン
出演:
グレン・クローズ
アルバート・ノッブス
ミア・ワシコウスカ
ヘレン・ドウズ
アーロン・ジョンソン
ジョー・マキンス
ジャネット・マクティア
ヒューバート・ペイジ
ブレンダン・グリーソン
ホロラン医師
ジョナサン・リス・マイヤーズ
ヤレル子爵
ポーリーン・コリンズ
ベイカー夫人
ブロナー・ギャラガー
キャスリーン
ブレンダ・フリッカー
ポーリー
アントニア・キャンベル=ヒューズ
マリア・ドイル・ケネディ
マーク・ウィリアムズ
セリーナ・ブラバゾン
マイケル・マケルハットン
ケネス・コラード
グレン・クローズがかつてオフ・ブロードウェイで主演した舞台を、自らの脚本、製作、主演で映画化。
19世紀のアイルランド。
長年モリソンズホテルで働くアルバート氏。
彼はベテラン・ウェイター。
しかし彼には秘密があった。
彼は、アルバート氏は女性だったのだ。
そんなある日、自分らしく生きるヒューバートと出会い、
彼女の心に大きな変化が訪れる…。
感想
グレンクローズが男性として生きる話ということだけは
知ってたので映画の冒頭で彼女が出てきても
そういう目線で観ていたわけです。
だからか、見るからに、男らしい~~~という風貌には感じられなかったけど
何も知らない人から見れば
男だ・・って感じるかもしれないですよね。
上手にメイクされていて、
女性的な部分はあまりみせていなかったからね。
でも何より
驚いたのは途中で現れた塗装工の方(男)。
ヒューバート・ペイジね。
演じていたのはジャネット・マクティアって方なんだけど
この方は女性。でも体が大きく、余計な予備知識も、演じる女優さんの名前も知らなかった私は
ものすごく驚きました。
アルバート氏だって最初はまんまとだまされていたわけだしね。
仕事上、同室した日に、
アルバートが女性だとヒューバートに知られてしまい
困ったアルバートだけど。
実は僕も女だよ・・・ってアルバートの前で胸をバボ~~ンとさらけだしたときの
衝撃度は半端ないですよ。
胸も大きくてすごい。
ヒューバート・ペイジは
私生活でも女性と暮らしていて夫婦という生活を作りあげていたの。
ということは
ヒューバートの方は、女性的な生き方をするより
男性として生きるのが自分の本来の性であると思っていただろうし、
女性と暮らしていたわけだから、恋愛対象も、女というわけだよね。
だけど、
このアルバート氏の場合
生い立ちをきいてみると
貧困ゆえ、一人で生計をたてていくには、男として生きていく方が良かったという
ことだったので
ヒューバートとはちょっと違うような気がしたのよね。
自分の性は女性でなく男性だ・・・という強い思いから選択したのではなく
しょうがなく男性として生きた、生きるために致し方なかった・・・ということだったのだろうね。
ただ、幼い時、男性に乱暴されたとも言っていたので
男性を傍に置くということはできなかったのかな・・・。
彼が(彼女が?)
仕事をリタイアした後の選択として
同じ職場で働くメイドのミア・ワシコウスカ演じるヘレン・ドウズを選んでいたのは
ちょっと意外。
女性だったというより
若い子だったという選択が。
肉体的にどうしたいああしたいということでなく
孤独感を癒してくれる人を探していた・・・。
で・・それは男でなく女でしかなかった・・・。
アルバート氏は、
いつも母親の写真を胸に抱いていたのよね。
母を恋しがり
求めていたっていうことだよね。
普通に恋愛したこともなかったんだろうね。
そもそも人を愛することさえがどういうものかも
わからなかったのかもしれない・・・・・・・・。
だけど幸せそうなヒューバートみたいな生活は送りたい・・・
ヘレンにこだわる気持ちは
若い女性への憧れからかも
しれないな・・・・って思いました。
自分の手で幸せにしてあげたいという思い・・
苦労した自分をみているような感じで自分の手もとにおきたいと思ったのかも。
そこに男とか女とか
そういう性的な部分はなかったのかもしれないよね。
ヘレンは
どうしようもない男だけど、情熱的に、愛をかたるジョー・マキンスに
気持が傾くばかり。年取っていて
冷静なふるまいのアルバートには、なかなか気持は向かない・・・
しょうがないと思う・・・
若い女性としてはどうしてもイケメン
口が上手い男性にむかってしまう・・・
結局
ジョーは、だらしない男だったわけだけどね。
しょうもないな・・アーロン・ジョンソン!!
ラストは
せつないね
ああいう最後で。
あっけなく
アルバート氏は亡くなってしまうの。
彼の彼女の人生って
一体なんだろうと考えると
どうにも、せつなくなってしまう・
仕事だけして
夢だった、自分の店を持つこともできないで
一生を終えてしまうという人生。
でも最後は自分の意思を貫いたってことだから
満足感はあったのかな。
言いたいことを言えて
満足はしたんだと思う・・・
彼女なりに・・。
この頃の社会状況はよくわからなく
どうして女性として生きるわけにはいかなかったんだろう・・・
女子として成功している人もいるのに
やっぱり貧しいとダメだったんだろうか・・・・
といろいろ考えてしまいました。
悲しいお話で
気持ちは晴々しませんね。
ジョナサン・リス・マイヤーズ
チョイ役でわからなかった・・・・

スポンサーサイト