見えないドアと鶴の空
見えないドアと鶴の空 著 白石一文
勤めていた出版社に失望して2年前に退職してから、なんとなく毎日をやり過ごすよ うにして生きている昂一。広告代理店に勤める妻の絹子の出張中、絹子の幼なじみで 身よりのない由香里の出産に立ち会ったことから、昂一と由香里の関係が変わる・・・アマゾンのあらすじより~
感想 まず、すぐさま、別の白石作品を読んでみようと
思いました・・・・ これはこの作品が良かったからというのでなく消化不良だったから。
それでもところどころの表現には、忘れられない物も多くて
やはりもう一本読んでみたくなりますね。
今回のこの小説は色んな意味で凄いですよ・・・笑
想像していた以上のものが、がんがんでてきますからね。
ついていけない部分はいっぱいあります。
ただ、この先どうなるのかな・・・という思いを最後まで引っ張らせて
いる作品という意味では、面白いと思います。
事実、先が知りたくてしかたがなかったですからね。
ただ、その方向性については好みは分かれると思いますね。
クッシー、ネッシーを見た気分です(なんのこちゃ・・・笑)
新しい総合小説を目指す記念すべき一作だそうです。
出始めはロマンス・・。官能小説っぽい描写も
あって、ちょっとたじろぎますが(この程度はよしか・・・笑)
この辺はよくあるパターン。職を辞して、家庭に入る主人公
が、その妻の友人と恋愛関係におちいるという三角関係が
描かれます。
そして中盤。この妻と友人の関係には秘密があるということが
わかります。それは過去にまで遡らなければ
わからない事実。そして妻には男もいるようだ・・・。
だんだんとミステリアスな色調をおびて来るのです。
そして、突き止めた事実は・・・。
オカルトです・・・
いや~~~まいりました。手かざして、物を動かすとか、病を治すとか・・そういったものになんら興味をもたない私には
まさに未知との遭遇のような感覚だったのですが、
やはり、どう決着をつけるか・・その一点のために、
読み進めていきました。
ラスト・・・はね。
摩訶不思議でした。どうなんでしょう。これでいいんでしょうかね。
見た人の感想をお聞きしたいところです。
結局、ファザコンゆえの悲劇か・・・と、私は思いましたね。
ところで、私が一番印象に残ったところは
主人公が洞窟に閉じ込められたシーンです。
そのときに考える自分の死と生について・・。
死を意識しながら、自分で自問自答する場面です。
圧倒されますね。説得力があって。
そこは、じっくり読んでしまいましたね。
宗教観も漂う本なので、色んな考え方があろうかとも
思います。
ちょっと別口で再挑戦しよう・・・。
ちなみに・裏表紙にはこう記してあります。
<洒落た会話や思わせぶりな設定で愛や苦しみ、やさしさやジョークをお手軽に書き散らしただけの小説はもう必要ありません。自分がいったい何のために生まれ、生きているのかそれを真剣に一緒に考えてくれるのが本当の小説だと僕は信じています。>
こうまで言い切っているとやはり次も読みたくなるのですよね。。

勤めていた出版社に失望して2年前に退職してから、なんとなく毎日をやり過ごすよ うにして生きている昂一。広告代理店に勤める妻の絹子の出張中、絹子の幼なじみで 身よりのない由香里の出産に立ち会ったことから、昂一と由香里の関係が変わる・・・アマゾンのあらすじより~
感想 まず、すぐさま、別の白石作品を読んでみようと
思いました・・・・ これはこの作品が良かったからというのでなく消化不良だったから。
それでもところどころの表現には、忘れられない物も多くて
やはりもう一本読んでみたくなりますね。
今回のこの小説は色んな意味で凄いですよ・・・笑
想像していた以上のものが、がんがんでてきますからね。
ついていけない部分はいっぱいあります。
ただ、この先どうなるのかな・・・という思いを最後まで引っ張らせて
いる作品という意味では、面白いと思います。
事実、先が知りたくてしかたがなかったですからね。
ただ、その方向性については好みは分かれると思いますね。
クッシー、ネッシーを見た気分です(なんのこちゃ・・・笑)
新しい総合小説を目指す記念すべき一作だそうです。
出始めはロマンス・・。官能小説っぽい描写も
あって、ちょっとたじろぎますが(この程度はよしか・・・笑)
この辺はよくあるパターン。職を辞して、家庭に入る主人公
が、その妻の友人と恋愛関係におちいるという三角関係が
描かれます。
そして中盤。この妻と友人の関係には秘密があるということが
わかります。それは過去にまで遡らなければ
わからない事実。そして妻には男もいるようだ・・・。
だんだんとミステリアスな色調をおびて来るのです。
そして、突き止めた事実は・・・。
オカルトです・・・
いや~~~まいりました。手かざして、物を動かすとか、病を治すとか・・そういったものになんら興味をもたない私には
まさに未知との遭遇のような感覚だったのですが、
やはり、どう決着をつけるか・・その一点のために、
読み進めていきました。
ラスト・・・はね。
摩訶不思議でした。どうなんでしょう。これでいいんでしょうかね。
見た人の感想をお聞きしたいところです。
結局、ファザコンゆえの悲劇か・・・と、私は思いましたね。
ところで、私が一番印象に残ったところは
主人公が洞窟に閉じ込められたシーンです。
そのときに考える自分の死と生について・・。
死を意識しながら、自分で自問自答する場面です。
圧倒されますね。説得力があって。
そこは、じっくり読んでしまいましたね。
宗教観も漂う本なので、色んな考え方があろうかとも
思います。
ちょっと別口で再挑戦しよう・・・。
ちなみに・裏表紙にはこう記してあります。
<洒落た会話や思わせぶりな設定で愛や苦しみ、やさしさやジョークをお手軽に書き散らしただけの小説はもう必要ありません。自分がいったい何のために生まれ、生きているのかそれを真剣に一緒に考えてくれるのが本当の小説だと僕は信じています。>
こうまで言い切っているとやはり次も読みたくなるのですよね。。

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