私に似た人   著  貫井徳郎

私に似た人   著  貫井徳郎

「小口テロ」と呼ばれる
テロが世間を騒がせる・・・


感想

直木賞候補作だった作品。
社会派の作品なので考えさせられること多かったです。

テロというと、
強大な組織があって、メッセージを訴えるという趣旨のもと
行動を起こす・・・というイメージですが
この小説で言われる
小口テロ・・・とは
個人個人が、勝手に起こすテロでその個人たちは
とくに繋がりがないの。
今ある社会への不満が、テロという形で反映されているのよね。
なんだかおかしいよね~~
何がテロよ。
やっぱり、
関係ない人を自分の都合で殺すのは、理解できないよ。
この小口テロの意味合い
まったく理解できなかった・・・・な。


自分勝手に
自分の都合の良いように
社会への不満をこういう形で爆発させる人って
実際いるよね・・。
世の中でときどき起こる無差別な殺傷事件の
理由は、自己中心的なものだものね。

絶対、勝手。
自分も死んじゃうのだからって、関係ない人を巻き込むなんて
考えられないよ。

各章ごと
人物の視点が変わり
事件の背景を浮き彫りにしていく構成。

前に読んだ
同作者の『乱反射』に似た感じ。


この小説では
インターネットの書き込みが良く出てくるのよね。
見知らず人とのチャット。
そこで得る様々な情報。
心の中に抱えている不満が
こういったバーチャルの世界で
一気に背中を押されるっていう構図は
この先、あるかもしれないよね。
怖いです。

いろいろな人が
出てくるんだけど
< 息子の進学を心配する母親>
この母親の
自分たちが選ばれた人間だ・・みたいな振る舞い、
他人を見下した態度が
カチンときますね。

私に似た人・・・
これってどういう意味だろうと
考えたとき
ハッとします・・。

この本の中の誰かに
自分も似ているのでは…と考えてしまうと・・・
やっぱり怖い・・。

困っている人を見て見ぬの人・・・
その中に自分は含まれないかと・・・
傍観者になやすい
日本人の姿を浮き彫りにしているような感じ。

でも
実際
正義感をもって、世の中で暮らすのって
色んな意味で
難しいです。


わたしににた
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