武道館 著 朝井リョウ
武道館 著 朝井リョウ
6人組アイドルグループ「NEXT YOU」
結成1周年でダブルセンターの1人が卒業する。
高校生の愛子を含め
残る5人は今後の活動を見つめなおしながら
武道館ライブに向かっていく。
感想
朝井さん今回も女性たちの心情を丁寧に描くのがうまいわ。
アイドルたちの心境って
自分がアイドルでもないし
本当のところどういう心の葛藤があるのか計り知れないものがあるけど
小説を読みながら、
なるほど・・・そうかもしれないな・・・なんて思うところも多々ありました。
実際のところ、もっと単純な思考の人もいっぱいいるだろうから皆がこんなに真剣に
悩んでいるとは思わないけど。
愛子は特別だと思えるし。
でも小説の中の、愛子や碧(あおい)気持ちは十分理解できたかな。
身近な女の子と同じだって。
純粋な少女の気持ち
ただ、踊りたい、歌いたいという気持ちが
アイドルという皆に崇められる職業になると
大人の事情というのかな・・・そういうものに
囲まれちゃって身動きできない状態になってしまい
本来の自分を見失ってしまうという苦しさは
読んでいて切なかったもの。
ラスト
同窓会という形で
自分の足で人生を選び取った彼女たちの姿を知ることができて
温かい気持ちになりました。
前回のスペードの3で、宝塚の話があったけど
その延長線上の作品のように感じました。
朝井さん
題材的にはいろいろなものに挑戦しているな…って感じます
現代という社会を丁寧に切り取っている感じ。
お仕事も辞められて今後は作家一本なんですよね
デビュー10周年ということで
今後も期待しています。
いつか、もっと大人の主人公の小説を読みたいなと思っていますが
まだ若いから、まだまだ機会はないかな
<正しい選択なんてこの世にない。たぶん、正しかった選択、しか、ないんだよ>
これ
とっても素敵な言葉
この小説の中で一番響きました

6人組アイドルグループ「NEXT YOU」
結成1周年でダブルセンターの1人が卒業する。
高校生の愛子を含め
残る5人は今後の活動を見つめなおしながら
武道館ライブに向かっていく。
感想
朝井さん今回も女性たちの心情を丁寧に描くのがうまいわ。
アイドルたちの心境って
自分がアイドルでもないし
本当のところどういう心の葛藤があるのか計り知れないものがあるけど
小説を読みながら、
なるほど・・・そうかもしれないな・・・なんて思うところも多々ありました。
実際のところ、もっと単純な思考の人もいっぱいいるだろうから皆がこんなに真剣に
悩んでいるとは思わないけど。
愛子は特別だと思えるし。
でも小説の中の、愛子や碧(あおい)気持ちは十分理解できたかな。
身近な女の子と同じだって。
純粋な少女の気持ち
ただ、踊りたい、歌いたいという気持ちが
アイドルという皆に崇められる職業になると
大人の事情というのかな・・・そういうものに
囲まれちゃって身動きできない状態になってしまい
本来の自分を見失ってしまうという苦しさは
読んでいて切なかったもの。
ラスト
同窓会という形で
自分の足で人生を選び取った彼女たちの姿を知ることができて
温かい気持ちになりました。
前回のスペードの3で、宝塚の話があったけど
その延長線上の作品のように感じました。
朝井さん
題材的にはいろいろなものに挑戦しているな…って感じます
現代という社会を丁寧に切り取っている感じ。
お仕事も辞められて今後は作家一本なんですよね
デビュー10周年ということで
今後も期待しています。
いつか、もっと大人の主人公の小説を読みたいなと思っていますが
まだ若いから、まだまだ機会はないかな
<正しい選択なんてこの世にない。たぶん、正しかった選択、しか、ないんだよ>
これ
とっても素敵な言葉
この小説の中で一番響きました

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