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嗤う分身

嗤う分身(2013 イギリス)
THE DOUBLE
ザ・ダブル/分身(第26回東京国際映画祭)

監督: リチャード・アイオアディ
製作: ロビン・C・フォックス
アミナ・ダスマル
製作総指揮: マイケル・ケイン
グレイアム・コックス
テッサ・ロス
ナイジェル・ウィリアムズ
原作: フュードル・ドストエフスキー
『二重人格』
脚本: リチャード・アイオアディ
アヴィ・コリン
撮影: エリック・アレクサンダー・ウィルソン
プロダクションデ
ザイン: デヴィッド・クランク
衣装デザイン: ジャクリーン・デュラン
音楽: アンドリュー・ヒューイット

出演: ジェシー・アイゼンバーグ サイモン・ジェームズ/ジェームズ・サイモン
ミア・ワシコウスカ ハナ
ウォーレス・ショーン パパドプロス
ヤスミン・ペイジ メラニー
ノア・テイラー ハリス
ジェームズ・フォックス
キャシー・モリアーティ
フィリス・サマーヴィル
ジョン・コークス
スーザン・ブロンマート
ブルース・バイロン
J・マスシス
トニー・ロア
サリー・ホーキンス
クリス・オダウド
パディ・コンシダイン
クレイグ・ロバーツ
カーストン・ウェアリング


ドストエフスキーの『分身(二重人格)』を映画化した不条理ドラマ。
 内気で要領が悪く、驚くほど存在感の薄い青年サイモン・ジェームズ。
仕事でもプライベートでも何ひとつ良いことがない、冴えない人生を送っていた。当然、秘かに想いを寄せるコピー係のハナにもまるで相手にされないサイモン。そんなある日、彼の会社に新入社員がやって来る。期待の新人と紹介されたその青年は、サイモンとまったく同じ容姿をしていた。おまけに名前はジェームズ・サイモン。すっかり混乱するサイモンをよそに、人当たりの良いジェームズはどこでも要領よく立ち回り、すぐに周囲の人望を集めていく。そんなジェームズのペースに巻き込まれ、ますます自分の居場所がなくなっていくサイモンだったが…。
<allcinema>より

感想

ジェシー・アイゼンバークが良かったです。
それぞれ違うタイプの人物を演じ分けるのだけど
さすがに上手い。
要領のよい、出世株の男はやはり早口で頭の回転の速さを印象付けていました。
ソーシャル・ネットワークの彼みたいよ。

確かこの作品と同じ時期に、ドッペスゲンガー作品、「複製された男」もあったようだけど
そちらも是非ともみてみたいなと思わせるわね。
ドッペスゲンガーって非常に興味あるもの。
同じ人間が同時出現しているっていうこと自体、
とんでもない話だから
感想としては、難しいな。
いわゆる、謎解きがあるわけでもないし
答えが決まっている映画でもないしね。

そういう映画なので
実はこうで、ああでと、
解釈していくっていう楽しみはなかったと思うの。
もう、この不条理の世界観をとにかく
有無を言わせず、受け入れろ・・・・って感じよ(笑)

そもそも、主人公の会社も同僚も、普通の感覚では理解できないキャラなのよね。
言っていることむちゃくちゃだし。
大佐ってなんだよ・・
会社って何やっているんだよ・・
と、まあ・・・よくわからない設定です。
つまり
疑問をもつことは許されない世界観というわけですね。


ほ~~~そうなんだ・・・とただただ受け入れるのみ★

不条理ミステリーといっていることば
は、まさに、この映画にふさわしい。

だからか
正直、楽しめたかと言えば
私の場合、
ちょっと微妙でした。
ジェシー・アイゼンバークじゃなくって
まったく知らない人だったら、もっと見るのがつらかったかもと思っちゃう。
彼とミアちゃんだったから
見たっていうのも大きな理由だから。

この手のお話はたぶん、
好みもわかれると思うんですよね。
私もここまで、摩訶不思議な世界観だとは思っていなかったから、ちょっとびっくりしちゃったところがあって
なかなか馴染めなかったというのがありました。
最近こういうの見ていなかったし。
また
この映画の前に、
かなりバシバシ映画を見ちゃって(一日何本か続けてみたからね)
それもすべて、いろいろ考えることに楽しみを感じるような作品ばかりみていたのよね。
ついついこの作品も、
その調子で鑑賞に及んでしまって
深く考えようなどと無駄な努力をしてしまったのが失敗だったと推測←すでにこんなことまで考えている自分。


今度体調の良い時にまったりした気分で見てみたら
また違ったものがみえてくるかもと思った一本でした。


何も考えず
不条理世界だけを見ればよかった
そしてジェシーだけを・・・・・みれば・・・・笑


こういう世界観がツボにはまれば
好きな作品となるんじゃないのかなと思われます☆

冒頭の、ジェシーが
電車の中で
不気味な男に「ここは俺の席だ」と言われ
さっさと席を立つシーン。
あそこはワクワクしていたんだけどね、
怪しい会社が嫌だったのかな・・・・・笑

ちなみに
日本の1960年代のポップスが流れました♪

坂本九の「上を向いて歩こう」とか
ブルー・コメッツ「ブルー・シャトー」なんかね。
世代的にはちょっと違うんだけれど
この映画で
この音楽をきくのか・・・というのは正直驚き
それも意外とあっているのよね、場面的に。
デートを仕掛けるところなんか、よい演出でしたね。


レトロと
近代さが、入り乱れたところが
これまた、不思議な世界観をかもしだしていて
面白い作品になっていたとは思いますよ

嵌る人には嵌る作品かもしれませんね~~
((´∀`))ケラケラ分身20141109213513
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