メビウス

メビウス(2013   韓国)
MOEBIUS

監督: キム・ギドク
製作総指揮: キム・ギドク
キム・ウテク
脚本: キム・ギドク
撮影: キム・ギドク
編集: キム・ギドク
音楽: パク・イニョン

出演: チョ・ジェヒョン 父
ソ・ヨンジュ 息子
イ・ウヌ 母/女


 何不自由ない上流階級の家族。妻、夫、息子。
しかし夫は浮気をしており家族間は冷え切っていた。
ある日、嫉妬に狂った妻は、夫の性器を切り取ろうとするが失敗。
妻は、今度、息子の性器にむかいなんと、切断。
そのまま家を出て行く。
残された父と息子は・・・。


感想

すごいお話でしたね。
なんていうか、言葉を失う感じですね。

最初から最後まで
ぜんぶ、あれ…(すみません、あれ・・・で表現します)一本で通したっていうすごさね。
そして
最終的には
人間の性について
ちょっと考えてみたくなるような結末。
けっして、妙な話・・だけでは終わっていなかったように思いました。
でも
妙・・・な部分もいろいろあって乗り越えるのは勇気がいりましたかね・・・(笑)

セリフなし、字幕もなし・・
感情表現のみで物語が進行していくという
新しい試みの作品だったけれど、
内容がわかりづらいということは全くなく
スムーズに見ることができました。


冒頭で
息子があれ…切られちゃうわけだけれど
あれは、ひどいな・・・可哀想って素直に同情しちゃいました。
だって、浮気しているの夫なのに、とばっちりじゃん。
母親も用件済めばさっさとでていっちゃうし・・・驚。
もともと息子と父親は、仲よさそうな感じでなかったけれど、
これがきかっけで
父親が息子のことを、あれやこれやと気にかけ始めて、良い父親になっていくのを
目にすることができてほっとする感じはありました。
案外父親いい人じゃんって。
俺は知らんと・・・放置されたら余計息子が可哀想だと思ったしね。。
やっぱり同性だから、事の重大さが身に染みてわかったんだろうね。
悪いな・・俺のせいでっていう贖罪の気持ちかな。
ネットで
あれがなくてもどうにかして、上手くいくように懸命に検索しはじめる父親。
そこかい!!きにかけるのは・・・・って複雑な心境ではありましたけど
同時にちょっと微笑ましいというか、笑っちゃうような感情も湧いてきましたね、。
ネット検索内容も、画面は英語だったので
どういうことが書いあるのかは想像でしかなかったけれど
しっかり想像できちゃう。。。たくましい脳。

真剣に息子や父親が悩めば悩むほど
どこか可笑しさを感じてしまうのはなぜ?
私が女だからかな。
あれ・・・に執着する
人間のすさまじさってどこかおかしくもあるよね。

正直好きな話ではなかった・・
でも
こんなお話、誰もがつくれないだろうな・・・って思ったし
ギドクの話題作見たよ・・・という、自己満足に浸れたので
結果、観て良かったと思います。


最終的にこの家族には不幸な結末が訪れるのよね。
まあ、しょうがないか。

そして
残された息子は
祈る人になってしまった。
もう性に惑わされる世界からは逸脱して、仏の道に入り込んだってことかな。
欲も何もかも捨てて清らかなお心か。

そういえば
切断事件が起きた後、母親が街でさまよっているときにも
この祈る人ってでてきましたよね。
普通に考えて
同じ人ってわけではないから
ラストを連想される伏線でもあったのかな。

愛人と妻が同じ・・だったり・・・(あとで知ったの、観ているときは気づかなかったよ)
息子にも母親が手を出しちゃったりと
事件以外にも衝撃的なシーンは多かったので
やっぱり劇場鑑賞だとトラウマになったかもしれないかな。
大画面だと強烈でしょ。胸もバ~~ンとでちゃうし。


快感と痛みが同じなのは
そうなのか・・・・と思った程度で経験したいとは思わなかったです(普通そう)
もう見ているだけで痛そうで絶対まねはできないな・・・笑

メビウス・・って
メビウスの輪だよね
表がいつのまにか裏側になっているという不思議なやつ。
その意味を考えながら映画見ると
幸せも不幸も紙一重だし
妻も愛人も
夫も息子も
結局のところメビウスの輪のように、表裏の関係なのかな。。。って思いました

Möbiusmoebius
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「メビウス」感想

凄いもんを見せてもらいました。

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