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息もできない

息もできない(2008)
BREATHLESS
上映時間 130分
製作国 韓国
監督: ヤン・イクチュン
製作: ヤン・イクチュン
脚本: ヤン・イクチュン
撮影: ユン・チョンホ
編集: ヤン・イクチュン
音楽: ジ・インヴィジブル・フィッシュ

出演: ヤン・イクチュン サンフン
キム・コッピ ヨニ
イ・ファン ヨニの弟ヨンジェ
チョン・マンシク マンシク
ユン・スンフン ファンギュ
キム・ヒス サンフンの甥ヒョンイン
パク・チョンスン サンフンの父スンチョル
チェ・ヨンミン ヨニの父
オ・ジヘ


 韓国インディー映画界で俳優として活躍してきたヤン・イクチュンの長編初監督にして世界各地の映画祭でセンセーションを巻き起こした衝撃作。韓国の若者の父親世代との葛藤を背景に、愛を知らずに社会の底辺で生きるヤクザな男と心に傷を抱えた勝気な女子高生が繰り広げる魂と魂のぶつかり合いが、剥き出しの暴力描写とリアルな感情表現で、赤裸々かつ緊張感いっぱいに綴られる。主演はヤン・イクチュン自身と本作の演技が絶賛された韓国期待の若手キム・コッピ。
 借金の取り立て屋をしているサンフンは、母と妹を死なせた父親に対する激しい怒りと憎しみを抱えて生きていた。常に苛立ち、情け容赦ない暴力を振るっては周囲を怖がらせていた。ある日サンフンは、道端で唾を吐き、偶然通りかかった女子高生ヨニのネクタイを汚してしまう。見るからに強面のサンフンに対しても怯むことなく突っかかっていくヨニ。最悪な出会いを果たした2人だったが、不思議とウマが合い、奇妙な交流が始まる。ヨニもまた、ベトナム戦争の後遺症で精神を病んだ父親との間に確執を抱えていたのだった。そんな中、ヨニの弟ヨンジェが偶然にもサンフンの手下となり取り立ての仕事を始めるのだが…。
<allcinemaより引用>


感想


以前、「あ~~荒野」の感想でヤン・イクチュン良かったと書きました。
その感想をブログお友達と話していたら
だったら↑も絶対みて~~~というので鑑賞。
旧作100円セールだったのでね。
ヘアスプレーもそうですが
2007、8年ごろはあまり映画みていなかったのかも。
忙しかったのでしょう、過去の自分。


ということで、10年前の作品ですが今頃。

皆さんにお勧めされるだけのことはあります。
パワーのある、すごい作品でした
観終わった後心にいつまでも残る強烈な作品ですね。
きっかけもらえて良かったです。
ありがとうございます♪


私は、荒野、が
はじめてでしたから、ヤン・イクチュン ・・若い!!という印象をまずもちました。
その後の作品もいくつかあるようですが、まったくみていないので。
痩せていて、今回のこの役柄のせいでしょうが
まったくの別人に思えました。
荒野ではどもって、内気な人物でしたからねえ。
この映画では、暴力に次ぐ暴力で
実に荒々しい雰囲気。
まず、このギャップに打ちのめさせられます。


暴力って連鎖していくんだなと思うと
本当に物悲しく思います
確かに幼少の頃に、暴力まみれで育ってしまった人は
大人になってもいろいろひきずってしまうでしょう。
しらずしらずのうちに手が出てしまったり。

なんともいえない、悲しさがありますよね。
韓国の社会事情、家庭事情も垣間見られて
複雑な心境におちいります。


その中で主人公が、一人の女子高校生と出会う。
同じ境遇のもと
心が通じ合うようになる。
その過程が本当に胸を打ちます。
多くを語らない中に、言葉以上のものを感じることができるのです。
恋愛関係というような安易な方向に展開しないで
同士的な、友情にも似た
不思議な人間関係を築いていくのが
とても良かったです。
彼にしても
彼女にとしても
お互いが互いの心の支えになっていっているということが
観ていてとてもうれしく感じておりました。

だからこそ、あのラストはつらかったです。
そうなるかな的な予感もありましたが
いざ、現実になると
受け入れるのが耐えられなかったです。

まして、彼を殺すのが
彼女の弟だなんて。


ラストですが
<<ヨニの弟がサンフンのようになってしまう>>
そういう事実がわかりますが
実は
もう一つ
衝撃的な事実がわかるみたいですね
⇒実はそこまでは私、考え及ばず。

お友達の感想を読み

ヨニの母親を殺したのが誰かを知りました。

あ~~~
そういうとこまで描いていたのかと思い
ショック度はマックスに。
あまりにもひどい現実ですよね。


辛い映画でしたが、観て良かったと思える一本でした。

サンフン が
ヨニに膝まくらをしてもらうシーン
語り合う場面ですね

名場面でしたね。

観ていてボロボロ。
あそこは絶対に観ていて泣く。
あそこで何も感じなかったら
人間ではないよ、もはや
とまで思いました。
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No title

みみこさーん、見たのね?
確かに、この写真見たら、イクチュン若い!

若いといえばさ、私さっき「ベルベット・ゴールドマイン」見たばっかりなんだよ。みみこさん、感想アップされてたね♪
さっそく見せてもらっちゃったよ。
また記事書いたら、改めてお邪魔するけど、同じスターさんの、数年前の若い姿見るのって、感慨深いもんがあるよねー。

そうそう、ちょっと前、日本アカデミー賞で、「ああ、荒野」で、主演男優賞取ってたねー。まだ若いのに、すごいね。ずいぶん一杯映画に出演していて活躍していたし。

授賞式の蒼井優ちゃん、綺麗だったなあー。
あ、この映画の事、あんまり書いてない 汗。
この女優さん、ブレイクするんじゃないか?って思っていたんだけど、知らないだけかもしれないけど、その後あまり見かけないのが、ちょっと残念。
ミスコリア系の美女が多数の中、異彩を放つ個性の女優さんだったから、ちょっと楽しみにしていたんだけど・・・

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今ごろだけど観ることできて良かった

latifaさんへ

こんにちは
若かったですね。
この作品、10年ぐらい前なのに
今も活躍しているんですよね
良かったわ
そういえば、女の子の方はどうなのかしらねえ。

<若いといえばさ、私さっき「ベルベット・ゴールドマイン」見たばっかりなんだよ。みみこさん、感想アップされてたね♪
さっそく見せてもらっちゃったよ。
また記事書いたら、改めてお邪魔するけど、同じスターさんの、数年前の若い姿見るのって、感慨深いもんがあるよねー。>

そうよね~~
私、ベルベットみているのよね・・笑
全然忘れているよ。
感想読んだけど、思い出せないシーンもあるのよ。
ユアン目当てだったのは確かだけど。
いや~~年を取ると怖いよ。いろいろ忘れていて
ユアンも離婚しちゃってがっかりだよ
家庭円満が良いところだったのに


<そうそう、ちょっと前、日本アカデミー賞で、「ああ、荒野」で、主演男優賞取ってたねー。まだ若いのに、すごいね。ずいぶん一杯映画に出演していて活躍していたし。>

みましたよ。
不思議な髪形していたね、彼。
でもあのアカデミーってよくわからない賞だよね。
選ぶ基準が

<授賞式の蒼井優ちゃん、綺麗だったなあー。>

これもみたわ
スピーチよかったよね。
藤原君のコメも良かったなあ。
女優賞では、蒼井ちゃんが絶対だと思ったもの
作品の質も良かったしね

<ミスコリア系の美女が多数の中、異彩を放つ個性の女優さんだったから、ちょっと楽しみにしていたんだけど・・・>

そうよね・・
そういえば
オールドボーイの彼女はどうなったの?
みかけないなあ・・・

余談だけど
先日ケビンコスナーの若い作品を観たのだけれど。
ドリームに最近出ていたのね
かなり変わっていた?
自分も年取っているけれど
俳優陣も変わっていくのが
いろいろびっくりだったりするわ・・・
年は平等にとるのねえ・・・(笑)

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