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A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー

A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー(2017)
A GHOST STORY

上映時間 92分
製作国 アメリカ
監督: デヴィッド・ロウリー
製作: トビー・ハルブルックス
ジェームズ・M・ジョンストン
アダム・ドナギー
製作総指揮: デヴィッド・マドックス
脚本: デヴィッド・ロウリー
撮影: アンドリュー・ドロス・パレルモ
プロダクションデ
ザイン: ジェイド・ヒーリー
トム・ウォーカー
衣装デザイン: アネル・ブロデュール
音楽: ダニエル・ハート

出演: ケイシー・アフレック C
ルーニー・マーラ M




感想

「セインツ -約束の果て-」と同じ、ケイシー・アフレックとルーニー・マーラ主演。
相性はバッチリです。


セインツは先日観ましたが、正直、雰囲気は好きでしたが物語にはそれほど入っていけませんでした。
今回は、セインツで感じたマイナス面が
良い方向に影響していたようで、結構嵌っての鑑賞でした。
題材的に興味深かったからかもしれません。

詳しい背景なし
台詞がほとんどなし。
情景描写多し。
そして、1シーン1シーンがとにかく長い。
まったりゆったり・・・じっくりです…笑
正直、面白い・・・・って思う作品ではないので万人受けはしないでしょうね。
好きなように好きな世界を撮ったという感じだし・・。

映画をみたというより、美術館にいって、興味深い絵を見たという印象。
だから自分の中で自由に受け止めて、その世界観を味わえばいいのかな・・・という
ことだと思います
よく言われる
眠い…退屈だった・・・というのは
うん・・・なるほど…と思います。
その退屈だと思う時間・・
私はいろいろ考えながらみていたわけで
それは、別にこの映画の内容について・・・を考えてはいなかったときもあり(笑)
つまり、自分の個人的なことを考えていたわけですよ。
もちろん、主人公の姿に刺激されての自分のこと・・・。
じゃあ・・映画楽しんでいないじゃん・・・・と言われそうだけれど(いや、物語も考えていた・・よん)
自分を見つめなおす時間&空間を与えられたということでは
この映画の意味、私にとっては、すごっくあったんじゃあないのかな・・・って思います
だから好きです(笑)

突然この世を去った夫。名前は映画では語られなかったけれど、C
奥さんはM。
事故みたいですが、
映画では突然、車の中で血を流している場面が現れそのまま、霊安室?のような場所に移るので
どういう過程で事故にあったのかは不明。

悲しみのため、ただただ夫Cの遺体を見つめるM。
その場を離れる、M。
しばらくの、シーツをかぶった死体場面。
そしてそのままぬわ~~~~~と
シーツごと起き上がる、たぶん、C(笑)

そこから、Cは言葉なし。ちなみに、冒頭ではCとMの会話はあり。
仲が良い夫婦の姿も描れます
少しだけど。後半で、またこの夫婦関係が描かれるので、意外と冒頭場面大事。

で・・
幽霊の姿は
あのポスターのビジュアル。目だけがあいているお姿ね。
幽霊で目だけ?あく?と、突っ込みは別にして、意外と素直に受け入れられるビジュアル。
可愛い感じもするからね。

でも、そこからの時間がもう切なさ…切なさ・・・・・マックス。

Cは
最愛の奥さんをただただ、じ~~~と見守る。
ず====と傍にいて黙ってみている。

ただのシーツお化けなわけだけれど、
観ていると、その顔?に切なさを感じるの。
なぜなんだろうね・・・表情がないわけなのに、その存在自体から
ものすごい切なさ、苦しさを感じるの。
これはね・・・観た人しかわからない感覚で、たぶん、個人的にそう感じるだけかも。
だからそう感じない人もいるはず。

死について、非常にナーバスになっていたり、
少しでも、死を身近に感じていた人なら、こういう感覚はわかると思うけど、
まあ、むむむ~~~~~って思う人もいるかもしれない…笑

ケイシー・アフレックなの?本当に?というシーツ。

Cの存在に気付かないM。
ふれることも意志を伝えることもできないんだよ・・
昔見た、デミ・ムアーの、ゴースト/ニューヨークの幻
とは、違うタイプ。
気配も感じ取ってくれないなんて・・・・。

角が丸く、正方形の画面。幽霊と同じ目で私たちもその世界を見ているよう・・。

やがて時空を飛び越え・・・
彷徨うC。
答えを求めて・・・。


Mはやがて、Cを思い出として新しい出会いへと進んでしまうの。
恋もした、する?んだろうと思う。
思いでの家を出て。
CがMを追いかけないのは、Mとの思い出のあの家に執着があるからだと思うのよね。
幸せだったあの日々に。
そして、わからないけど、死ぬ前、夫婦
いろんな思いが渦巻いていて(引っ越しのこととかかな・・・・)
まだまだ話したりないこと、伝えたい思いがいっぱいあったんじゃあないかと思うの。
Cは、生について、妻との生活について、妻への思いについて、
未練がいっぱいあったんじゃあないのかな

だからあの時、天国からの導きを拒否して、妻Mの家に戻ったんだと思う。

ああ~~~
死んでもなお、そんな思いで、ず~~~と彷徨うなんて、つらいし
この上なく残酷だよね。
生きている人は、心の整理をして前に進んでいくのに、
死んだ主人公は心の整理ができないわけだから。
死んだ人も生きている人と同じく、苦しい思いをしているっていう思考
新しいな~~。

と・・
意外と物語の中にも、私↑、入り込んでいましたねえ・・笑
違うこと考えていたといいながら、物語のことも、考えていたじゃん・・・自分・

上映時間だいたい
90分の短い映画。これ以上はたぶん、きつくなるから、(いろんな意味で・・笑)
ちょうどよかったかも。

話題になっている
リンダからの差し入れのパイシーンね。

私は全然苦痛ではなかったけれど
ここが分れ目なのかな、これから物語りについていけるかどうかの。
トイレ行って帰ってきても、同じ場面だったと思える長さだったけどね。


そういえば、
幽霊仲間が
反対の家にいましたね。
なぜか、テレパシーのように
少ない会話をしていました。


誰を待っているかもわからない・・・・・って
言っていた向かいの幽霊。
(声はないよ)

おお~~~~そんな言葉でも反応してしまう
私は、やっぱり、映画にやられてしまいました。

パーティーでの男の話。
この映画では一番、饒舌に語る男性。

ここの話は
正直私はわかるようなわからないような・・・・不思議な感覚だったけど。
ベートーベンはこの世に交響曲第9番を残した
神はいないとか…そういうお話。

いろんな見方があるのかな・・・・。

あの
ラストも好き。


心の整理ができたCに安堵したもの。

死んだら魂はどこにいくのかな~~

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