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道    著  白石一文

道     著  白石 一文


男は、どん詰まりの場所にいた。
二年半前の大学生だった娘の交通事故死。そこから精神の変調を来たし、二度の自殺未遂の隘路から抜け出せない妻。
あれを試すしかないのか‐‐。

かつて、高校受験に失敗した直後、失意のうちに目にした「道」というタイトルの一枚の絵。そして、そのあとに訪れた名状しがたい不思議な出来事。

40年ぶりにその絵を目にした男は、気が付けば、交通事故が愛娘に起こる直前の三軒茶屋の交差点にいた。

<アマゾンより、あらずじを引用>



感想


542ページ。結構のボリュームです。
構想10年ってすごいな~~

白石さんの本で、SFものは、読むのが初めてなので、楽しみでした。
もしもあのとき・・・というのは
誰でも考えてしまうものなので、タイムリープものという設定だけで、興味深かったです。

その時代時代に起こる出来事もきちんと、描かれていて
数年たって読んだら、あ~~あの時こういう出来事が起こっていたのねという
懐かしさも感じるのかな。

主人公は唐沢功一郎
娘、美雨が事故死してしまってから、妻の渚は鬱。
義理の妹の碧と一緒に暮らしながら看病していたのだが、ある日、渚は自殺未遂をしてしまい・・・。
美雨が、事故に合わないように、できないかと考え、功一郎はタイムリープ。
そもそも功一郎は過去に一度時間を遡るという経験があったからなんですよね
つまり二度目。

その過去に戻るという行為を行うのに
ニコラ・ド・スタールが描いた「道」というタイトルの一枚の絵が、かかわっているというわけ。→知らなかったので
今回その絵はじっくりみてみましたよ・

この絵を見つめながら、描かれているもう一つの道をみつめる・・・



この手の話は、あまり突っ込んでしまうと、もやもや感がでてしまうので
あ~~絵を見て時間が戻ったのねと素直に理解し
あとは、お話の中に入り込んで楽しむものがち・・・という感じかな~~


ただ、終盤になって
前の前の世界とか、前の世界ではどうのこうの・・・と結構ややこしくなるので厳しかったです。
単純に2つの世界の問題ではないゆえ、頭が混乱してしまうところはありました
(ただ単に私の理解力が薄いだけかもしれないけど)


あと、美雨の替りの事故にあって、ぎりぎりたすかった女の子
霧戸ツムギ。
元能面坂46のメンバーという、設定でした・・・面白い~~

小松菜奈の 『恋は雨上がりのように』という映画も引用されていて。
娘、美雨の恋愛がこの映画のような展開ということで。

とにかく白石さんの作品は
でてくる料理がおいしそう(いろんな場所で、食事するシーンがあるけど紹介される料理が素敵)
主人公もしくは、奥さん・・・が高学歴。確か、主人公は、九州の大学でなく東京の、某国立大学出身という設定。
主人公は、女性にもてるし、仕事もできる(離婚歴があり・・・確か出世頭だったね)

と、ムムム・・という設定なんですけど、そこは好きです(笑)

今の自分がいるのとは違う世界が存在して(パラレルワールド、ね)
何かの力で、飛んで行くことができるのなら
もはや、死も何も、怖くなくなるのかなって思いながら不思議な世界を味わいました。
どこかでもう一人の自分は生きている
もしくは、愛する人はこの世界にはいないけど、他の世界では幸せに暮らしている
そう思えることは
幸せだなって思いました




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(アマゾンより引用)
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