エミリー・ローズ 

エミリー・ローズ (2005  アメリカ)

監督: スコット・デリクソン 
 
出演: ローラ・リニー (エリン・ブルナー)
トム・ウィルキンソン ( ムーア神父)
キャンベル・スコット ( イーサン・トマス)
ジェニファー・カーペンター (エミリー・ローズ)
コルム・フィオール (カール・ガンダーソン)
ジョシュア・クローズ (ジェイソン)
ケン・ウェルシュ (ミュラー博士)
ダンカン・フレイザー (カートライト博士)

悪魔祓いによって少女を死なせたとして法廷に立たされた神父。
彼を弁護する女性弁護士。
裁判の中で、エミリーに起こった衝撃的な出来事が次々に
明らかにされていく・・。


感想  普段はホラーは映画館では観ないのですが、
これは別。悪魔の存在を巡っての裁判という箇所にひかれて
足を運んでしまいました。
ものすごく、見入ってしまいました・・・笑

エクソシストを前面に出しての宣伝だったので
ホラー色の強い映画との印象を持ってしまいがちなこの作品。
でも違うかな。
どちらかというとホラーというより、サスペンス的な
要素の方が強かったように感じました。
そのことで損をしている部分はありますよね。
もったいないです。
確かに、悪魔祓い、神父と似たような箇所はたくさんあるけれど
怖がらせるだけが目的ではなかったですもの。

これは70年代ドイツで実際に起こったこととか。
それを頭に入れて鑑賞すると余計、怖いですよね。
エミリーは悪魔に取り付かれて死んだのか
それとも精神の病からなのか。
そのことを突き詰めていくと悪魔は存在するのか、否か、もっといえば神は存在するのかまで、到達するので非常に難しいテーマでも
ありますよね。とくに、キリスト教を支持している国、人々にとっては
真実を見極めたいと思う事柄ではないでしょうか。

そもそも、宗教的なものに興味を持ていない人、非科学的な
ことに興味がない人にとっては、この手の話で論争なんて・・
バカらしいと覚めた目で観てしまうでしょうね。
なかなか日本では考えずらい図式ですからね。
でも、裁判でのやりとりは、
非常に現実的です。証人も用意されるし、お互いに説得できる
主張を用意して争っております。真面目です。
だからこそ、こちらもしっかりと事の成り行きを見届けたいと
思えるんじゃあないのでしょうか。
1人の人間の死をこれほど皆が
真剣に考えてくれるということは、死者としては
幸せなことかもしれませんよね。
だって、自分の生きた証を、皆に知らしめているのですから。


悪魔の存在がある、ないというのは、その人の生き方、考え方に基づくものだと思えます。つまり宗教観によるものだと。
そうだと思えばそうだろうし、そうじゃないと思えば
そうじゃない・・・・。
非常に抽象的ですから、それを証明することは
最初から無理なことだとは思いますけどね。

否定派は科学的な証拠をもって、裁判を進めます。
最近、多重人格がらみの作品に嵌っている
私にとってエミリーが精神的疾患であったとみる説には、大いに納得できるのです。
しかし、負けてはいない、肯定派です。
映画では、回想の形として、エミリーの体験を紹介していきます。
映像で見せ付けるのですから、違った意味で説得力がありますね。
このエミリー役のジェニファー・カーペンターの
演技が凄いです。体が硬直したり、のげぞったり、がる~~~と吠えたり、虫喰ったり・・・
もうどれ観ても、・・・・・悪魔乗り移っているよ・・・・!!
としか思えません・・・。そう思わせるための映像なのですから
しょうがないのですが、それでもちゃんと科学的な根拠が
用意され、覆すことができるのですから、それはそれで
さすがね・・・と思ってしまいます。これはタケシの番組に
出てくる大槻教授の宇宙人存在論争と同じような雰囲気です。

神父に起こった出来事、女弁護士の起こった出来事、
さらには証人である医師に起こった出来事などなどは、
すべて悪魔の存在を確かにするための要素、エピソードとして
描かれていました。本当にこんな都合よく起こったのでしょうか。
ここは実話から離れているんじゃあないのかな・・と少し感じましたけど。さすがに、それで、悪魔っているんじゃないの?
とまでの思いは感じませんでしたが、
解明できない出来事は
まだまだあるのかもね・・・・・・という程度の意識までは
もつことができます。
これは私に心のすき・・があるからかな。
弱い心を持っていると、信念が揺れるし、
悪魔も忍び込むかもしれませんものね。

最後はどうなるのか・・・・。
うまい終り方ですよ。どちらの立場も尊重したような
結論。これが最良の方法ではと思えてきます。
これはもう、その人、その人の考え方、生き方の違いでもありますし
なにを信じていくかというのは人それぞれですものね。

エミリーの手紙ではやや感動。
運命を受け入れる姿には心打たれるのです。

最後の幻想的なシーンは悪魔の存在というより神の存在の確かさを強調した演出のような気がしました。

結論はどうであれ、
裁判の運びは
緊張感溢れて、あきさせません。
ローラ・リニーの手腕が見事。迷いながらもよく頑張りました。
真実の行方以来の弁護士役かな。好きな女優さんですよ。
凛とした姿が素敵なのよね。


3時に焦げ臭い匂い・・・魚焼いているんじゃないよ・・笑
午前3時ですよ。悪魔が現れる時間なんですよね。
映画館で観るより1人深夜で観た方が怖いかも。


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↑このセリフ・・ちょっと忘れられないわ・・
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エミリー・ローズ

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みみこさん、こんばんは!
コメント&TBありがとうございました~。
こちらからもTBさせて頂きます。

悪魔(霊なども)を信じるか否かって結局はその人の意識の問題ですよね。
信じてない人ならその人の世界観には存在しないし、信じてるならその人の世界観には存在する、そんな感じでしょうか。
それにしても司法もこの判断下すのには大変だったでしょうね(^_^;)

123456、あれは私も怖かったです!
その上ピョンピョン跳ねるし、もうどうしていいか解らないくらい怖かったですよ~(笑)

かのさんへ

おはようございます。
TBありがとう・・
司法でこの判断・・・難しいですよね。
裁判官も眠れなくなったりするよね・・・笑
ちょっと変わったホラー、いや法廷劇
かな・・・私は面白く観ることが
できましたわ。
123456・・・これ一人ひとり悪魔が
紹介するでしょ。俺は××だって。
怖いんだけれど、ちょっとユニークにも
感じるところだったわ。でもあんなに沢山
いたらけんかにならないのかな。
飛び跳ねちゃう・・・そうそう・・
これも凄かったよね。
うちの映画館では初老の夫婦も来ていたよ
この手の映画を・・何故?とちょっと心配しちゃったよ・・笑。

見たいです・・・

こんばんは
ローラ・リニーも出てるんですね。
怖そうだけど、実話だし、法廷ものだし気になる映画です!!
午前3時ですか・・・最近、夜中にトイレに起きることが多いんですよ(涙)

先日、ソウの続編を見ましたが気持ち悪いだけでした(^-^;

vivaさんへ

こんにちは。法廷ものがお好きなら
まあまあ、楽しめるかも。
ホラー的な部分はそれほどでも(好みの問題だけど・・)。気持ち悪い映像はないのでその点では安心かな。
夜中のトイレ・・行かれるのね・・
この映画のあとは・・やめた方が。
思い出しますよ。
ソウ・・・ね。あとで行きます~~
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