Vフォー・ヴェンデッタ
Vフォー・ヴェンデッタ (2006 アメリカ)
監督ジェイムズ・マクティーグ
製作ジョエル・シルバー グラント・ヒル
アンディ・ウォシャウスキー
ラリー・ウォシャウスキー
脚本ウォシャウスキー兄弟
デイビッド・ロイド画によるコミックに基づく
(バーティゴ/DCコミックス刊)
製作総指揮ベンジャミン・ワイスブレン
撮影エイドリアン・ビドル, B.S.C.
美術オーウィン・パターソン
編集マーティン・ウォルシュ, A.C.E.
音楽ダリオ・マリアネリ
出 ナタリー・ポートマン
ヒューゴ・ウィービング
スティーブン・レイ
ジョン・ハート
独裁国家と化した近未来の英国。
イヴィー(ナタリー・ポートマン)は禁止されている夜間外出を行ったことから警官達に取り囲まれる。そんな危機に見舞われたところを“V”と名乗る仮面の男(ヒューゴ・ウィービング)に
助けられる。
Vは、圧政から市民を救うため、そして個人的な恨みから
復讐の鬼と化していた。
Vは市民に国会議事堂前に集結するよう呼びかける。
決行は11月5日――“ガイ・フォークス・デー”・・
イヴィーはそんな彼の主張に疑問を感じてはいたのだが、やがて
彼女も彼に加担するようになる・・。
感想 まず、ガイ・フォークス・デーとは。
1605年、11月5日。ガイ・フォークスは
火薬を詰めた36個の樽とともに、議事堂の地下道に潜伏している
ところを発見される。フォークスをはじめとする一派は
ジェイムズ一世を君主とする圧政に反発し、企てたのだ。
だが、結果、失敗、彼らは摘発され、フォークスは絞首刑・・。
その反逆精神を、思い出し、彼らの無念をも晴らすべく
Vは同じような精神で政府に立ち向かうということ・・に。
一応↑書いてみました・・・笑。
ガイ・フォークスについては、全然知らなくって今回、
初めて聞きました。でもちゃんと、冒頭で説明が入るので安心しま
したよ。よくついていけない説明があったりするけれど、
わりとわかりやすく説明されていたんじゃないの?
重要なポイントでもあるしね。でしょ?
前知識なくても大丈夫だと思いましたけれどね。
ただ、この事件に対しての思い入れというか・・そういうものに関しては日本人にはないので、
割と客観的にみてしまいますよね。
復讐劇といっても、個人的な恨みから発展して
圧政に対する抵抗 、行き着くところ世界を変えよう・・革命という
かなりスケール大きな次元で物事を考えるので
思った以上に重めのお話。でも小難しいという印象は
感じなかったかな。やはり肩の力を抜いて気楽に楽しめるという
雰囲気。
これは、このVというキャラに原因があるのかもね。
ふるまいはいたって紳士的であり、その上、高尚の趣味を
もち、教養もあり、行動はスマート、ややコミカルさを持ち合わせているという実の面白みのある設定。個人的には
巌窟王にこだわりを持っていたり、ジュークボックスを愛用しているところなんか可愛かったりしますね。
復讐ということで、目指す人物を手際よく抹殺していくのだけれど、
お印としてお花なんか置いてきちゃって、なんかキザ・・笑
でも一貫して殺人に関しても自分なりの美学を持ち合わせている
ところなどカッコイイ人物像だったりしますよね。
でも、だからといって、Vの行為そのものがすんなり納得できるものではなく・・、彼の過去がわかるとはいえ、やや不明点が
残ることも沢山あるので、(あの収容所での実験後の彼は
どうやって生きてきたのか・・とか、そもそもあの実験が
よくわからなかったり・・・)感情移入できるかというと
う~~~んなんですよね。
Vのもと、皆が従うというのもちょっと怖い気がします。
未来のロンドンといっても、
市民生活にあまりハイテクさを感じなかったですね。
市民達もいつもテレビばかり観ている感じで
生活風景があまり伝わらなかったのは残念。
予告で観たイヴィーの坊主頭。
あれは印象的でしたけれど、実際、映画ではずいぶんあとになってから
登場してくるのですね。
私は最初からその頭で出ずっぱりかと思っていました。
そういう点ではナタリーの、長い髪もきちんと観ることができたし、
もちろん、綺麗な坊主頭も(いや・・本当にラインが綺麗よ)
オマケに予期せぬコスプレ姿も観ることができるので
ファンにはおいしい映画となったように
感じました。
結局、Vは仮面をはずしませんでしたね。
俺じゃないみたいなこといっていたから
相当・・・の姿なんだろうな・・。やっぱりやけどがひどかったのだろうか・・・。仮面で顔は見えなかったけれど、
その振舞い方で、表情が想像できたのは凄いよね。
これはヒューゴがうまいのかな・・・。
自己紹介したVに対して、
「あんた頭おかしいんじゃない?」
って真顔で言ったイヴィーには笑えたし、
エプロン姿のVをみても少しも動じないのはさすがね・・・って
思ったりしましたわ。(むしろ手の傷を気にしてたものね)
未来ではあのエプロンは普通なのかな。
冒頭の花火とクラッシック音楽と爆発の組合せは、
思わず目が釘付けになってしまいましたよ。予期せぬ出来事でしたからね。
あわせて同じような感覚は終盤にも出てくる爆発でも
感じましたわ。綺麗な光景で、すっきりした気分を感じながら
そんなこと感じる自分が嫌ね・・なんて
思ったりしましたよ。
何が善で何が悪かはわからないけれど、
やっぱり、暴力で片付けるのは
どうかとも思う部分もありますからね・・・。
誰かが立ち上がらなければ変わらないことって
あるのかもしれないけどね。
あの仮面の増殖・・・ちょっと怖い気がしませんか。
群集が一気団結したというよりも、一個人の力で
あそこまで洗脳できることができるという
行為自体がね・・。
ところで・・・イヴィーの拷問。
あれは、彼女のためを思っての行為ですか。
Vの思いやり?生き抜くすべを
教えてあげたともいえるんですからね。
でもあまりのも無茶な行動。
いかにも強引。私なら真実わかったらひくな・・・笑。
そんなにも愛していたのか・・・・
<思い出せ
11月5日の出来事を
火薬陰謀事件と反逆を
忘れることは許されぬ
人々の記憶の底にとどめておけ>
主演2人が頑張っていましたけれど、
私的には、スティーヴン・レイが、以外に出番多く
うれしかったりもします・・。頼りなんだかそうじゃないんだか
わからない雰囲気が好きだよ。ちなみに相棒は
モーリスのルパート・グレイヴスですって。気づかなかった・・・。

監督ジェイムズ・マクティーグ
製作ジョエル・シルバー グラント・ヒル
アンディ・ウォシャウスキー
ラリー・ウォシャウスキー
脚本ウォシャウスキー兄弟
デイビッド・ロイド画によるコミックに基づく
(バーティゴ/DCコミックス刊)
製作総指揮ベンジャミン・ワイスブレン
撮影エイドリアン・ビドル, B.S.C.
美術オーウィン・パターソン
編集マーティン・ウォルシュ, A.C.E.
音楽ダリオ・マリアネリ
出 ナタリー・ポートマン
ヒューゴ・ウィービング
スティーブン・レイ
ジョン・ハート
独裁国家と化した近未来の英国。
イヴィー(ナタリー・ポートマン)は禁止されている夜間外出を行ったことから警官達に取り囲まれる。そんな危機に見舞われたところを“V”と名乗る仮面の男(ヒューゴ・ウィービング)に
助けられる。
Vは、圧政から市民を救うため、そして個人的な恨みから
復讐の鬼と化していた。
Vは市民に国会議事堂前に集結するよう呼びかける。
決行は11月5日――“ガイ・フォークス・デー”・・
イヴィーはそんな彼の主張に疑問を感じてはいたのだが、やがて
彼女も彼に加担するようになる・・。
感想 まず、ガイ・フォークス・デーとは。
1605年、11月5日。ガイ・フォークスは
火薬を詰めた36個の樽とともに、議事堂の地下道に潜伏している
ところを発見される。フォークスをはじめとする一派は
ジェイムズ一世を君主とする圧政に反発し、企てたのだ。
だが、結果、失敗、彼らは摘発され、フォークスは絞首刑・・。
その反逆精神を、思い出し、彼らの無念をも晴らすべく
Vは同じような精神で政府に立ち向かうということ・・に。
一応↑書いてみました・・・笑。
ガイ・フォークスについては、全然知らなくって今回、
初めて聞きました。でもちゃんと、冒頭で説明が入るので安心しま
したよ。よくついていけない説明があったりするけれど、
わりとわかりやすく説明されていたんじゃないの?
重要なポイントでもあるしね。でしょ?
前知識なくても大丈夫だと思いましたけれどね。
ただ、この事件に対しての思い入れというか・・そういうものに関しては日本人にはないので、
割と客観的にみてしまいますよね。
復讐劇といっても、個人的な恨みから発展して
圧政に対する抵抗 、行き着くところ世界を変えよう・・革命という
かなりスケール大きな次元で物事を考えるので
思った以上に重めのお話。でも小難しいという印象は
感じなかったかな。やはり肩の力を抜いて気楽に楽しめるという
雰囲気。
これは、このVというキャラに原因があるのかもね。
ふるまいはいたって紳士的であり、その上、高尚の趣味を
もち、教養もあり、行動はスマート、ややコミカルさを持ち合わせているという実の面白みのある設定。個人的には
巌窟王にこだわりを持っていたり、ジュークボックスを愛用しているところなんか可愛かったりしますね。
復讐ということで、目指す人物を手際よく抹殺していくのだけれど、
お印としてお花なんか置いてきちゃって、なんかキザ・・笑
でも一貫して殺人に関しても自分なりの美学を持ち合わせている
ところなどカッコイイ人物像だったりしますよね。
でも、だからといって、Vの行為そのものがすんなり納得できるものではなく・・、彼の過去がわかるとはいえ、やや不明点が
残ることも沢山あるので、(あの収容所での実験後の彼は
どうやって生きてきたのか・・とか、そもそもあの実験が
よくわからなかったり・・・)感情移入できるかというと
う~~~んなんですよね。
Vのもと、皆が従うというのもちょっと怖い気がします。
未来のロンドンといっても、
市民生活にあまりハイテクさを感じなかったですね。
市民達もいつもテレビばかり観ている感じで
生活風景があまり伝わらなかったのは残念。
予告で観たイヴィーの坊主頭。
あれは印象的でしたけれど、実際、映画ではずいぶんあとになってから
登場してくるのですね。
私は最初からその頭で出ずっぱりかと思っていました。
そういう点ではナタリーの、長い髪もきちんと観ることができたし、
もちろん、綺麗な坊主頭も(いや・・本当にラインが綺麗よ)
オマケに予期せぬコスプレ姿も観ることができるので
ファンにはおいしい映画となったように
感じました。
結局、Vは仮面をはずしませんでしたね。
俺じゃないみたいなこといっていたから
相当・・・の姿なんだろうな・・。やっぱりやけどがひどかったのだろうか・・・。仮面で顔は見えなかったけれど、
その振舞い方で、表情が想像できたのは凄いよね。
これはヒューゴがうまいのかな・・・。
自己紹介したVに対して、
「あんた頭おかしいんじゃない?」
って真顔で言ったイヴィーには笑えたし、
エプロン姿のVをみても少しも動じないのはさすがね・・・って
思ったりしましたわ。(むしろ手の傷を気にしてたものね)
未来ではあのエプロンは普通なのかな。
冒頭の花火とクラッシック音楽と爆発の組合せは、
思わず目が釘付けになってしまいましたよ。予期せぬ出来事でしたからね。
あわせて同じような感覚は終盤にも出てくる爆発でも
感じましたわ。綺麗な光景で、すっきりした気分を感じながら
そんなこと感じる自分が嫌ね・・なんて
思ったりしましたよ。
何が善で何が悪かはわからないけれど、
やっぱり、暴力で片付けるのは
どうかとも思う部分もありますからね・・・。
誰かが立ち上がらなければ変わらないことって
あるのかもしれないけどね。
あの仮面の増殖・・・ちょっと怖い気がしませんか。
群集が一気団結したというよりも、一個人の力で
あそこまで洗脳できることができるという
行為自体がね・・。
ところで・・・イヴィーの拷問。
あれは、彼女のためを思っての行為ですか。
Vの思いやり?生き抜くすべを
教えてあげたともいえるんですからね。
でもあまりのも無茶な行動。
いかにも強引。私なら真実わかったらひくな・・・笑。
そんなにも愛していたのか・・・・
<思い出せ
11月5日の出来事を
火薬陰謀事件と反逆を
忘れることは許されぬ
人々の記憶の底にとどめておけ>
主演2人が頑張っていましたけれど、
私的には、スティーヴン・レイが、以外に出番多く
うれしかったりもします・・。頼りなんだかそうじゃないんだか
わからない雰囲気が好きだよ。ちなみに相棒は
モーリスのルパート・グレイヴスですって。気づかなかった・・・。

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