レイクサイドマーダーケース

レイクサイドマーダーケース


レイクサイドマーダーケース

原作:東野圭吾(レイクサイド)
監督:青山真治

主  役所広司(並木俊介)
   薬師丸ひろ子(並木美菜子)
   柄本明 (藤間智晴)
   鶴見辰吾(関谷孝史)
   杉田かおる(関谷靖子)
   黒田福美 (藤間一枝)
   眞野裕子 (高階英里子)
   豊川悦司 (津久見勝)
       

湖畔の別荘地。
子供の中学受験のために合宿を行う3組の家族。
並木俊介は、本当の父親ではなく、妻とは別居の身。
しかしお受験のため、幸せそうな夫婦を演じなくてはならない。
そんな理由からか合宿に参加しても、非協力的な
態度を示していた。
やがて俊介を尋ねて1人の女性が別荘にやってくる。
高階英里子・・・・俊介の愛人である。
その夜、別荘の皆と仲良く夕食を一緒に食べた英里子は、
俊介に宿泊場所のホテルを告げ、一足先に別荘を後にする。
しかし、それが最後。
俊介は別荘で彼女の死体に遭遇することになる。
そして犯人は妻、美菜子だと知り、さらに驚く・・・。

感想
 
 原作は東野圭吾さんの「レイクサイド」。
原作は映画公開と同時に、読んだので、
展開は、すでに知っている状態での鑑賞でした。
地上波放映だったから、カットもいくぶんかあったのかしらね。

う~~~ん、やっぱり原作のほうが、良かったかなという感想。
犯人らしき人物に行き着くまでの過程が
小説の方が断然面白かったような気がします。
映画では、死体遺棄についてもアリバイ工作についても
実にあっさりで・・・あまり楽しむ要素がなかったように感じました。
流れを知っているが故に余計、つまらなく感じてしまったのかも
しれませんけれどね。
あと、映画ではものすごくホラー色が強いのがとても気になりましたね

奥さんの美菜子が予知能力があるとか、役所さんの夢の中に出てくる
愛人が気持ち悪かったりとか、極めつけは
あのラストの空飛ぶ愛人・・・笑
怖いというより、変でした・・・・・笑
ああいう演出はつまらないな・・・。だってわりと
身近に感じる現実的なミステリーなのに、
あそこだけが非現実的な世界で浮いているような気がしたから。

ただ、内容、展開はともかく、
豪華な俳優陣を見る事ができたのが収穫でした。

まず、自分が犯人と告白する薬師丸ひろ子。
これは「Wの悲劇」を連想させる配役なのかしら。
私・・・あの映画好きなのよね。
「私・・・おじい様を殺してしまった!!」というひろ子ちゃんの
セリフが今でも耳にこびりついているわ。
それと同じ。今回は「私が彼女を殺したのよ」だものね。
舞台劇のような限られた人物、場所での出来事というものも同じだし
意識した配役に間違いないですよ。

さらに杉田&鶴見夫婦は、あの金八先生を意識した
配役でしょうね。若い2人は、勉学よりも愛を深めたけれど
結婚後は、自分達と同じ生き方をして欲しくないと思ったのか、
教育パパ、ママに変身したと想像すると
実に面白い見方ができるから不思議。

じゃあ・・あのトヨエツは、何を意識しているの?
そりゃ・・・ハサミ男でしょ・・・・笑
違う・・・違う・・・笑

いや・・ハサミ男のまんまのセリフ回しだから、
そう感じたのかもね。トヨエツはだいたいクールな役のときは
ああいうしゃべり方が多いんだよね。

役所さんは、とにかく、周りと違う種類の人間(いわゆる教育パパ・ママではない)ということから、ちょっと浮き出た感じが
とっても良かったです。

柄本さん・・・
真面目役やっても、なんだかおかしさを秘めているのが
この人よね。本心は不明状態。
今回は最後の
場面での、「子ども達を守ってあげるのは私たちしかいない・・」(というようなニュアンス)という、気迫に満ちた言葉、セリフに
ひきつけられてしまったわ。
だからといって、彼らの行動を正当化はできないので、
やっぱり、、自己中心的な考え・・・ということに
なるのだろうけれどね。

本の感想でも書いたけれど、
社会的な問題も含んでいる内容ですよね。
受験することの意味、学歴社会ゆえの悲劇・・・とか、
結構、奥深いテーマがあったと思います。
映画の出来については色々言われてはいるけれど、
俳優さんの演技を観ることで楽しめた部分があったのは確か。
お受験で奥が深いのよね。
親子面接もさ・・・映像のとおり、実際難しいと思うんですよね。
まさに今そういう立場の人が観たら、また感想も変わって
くるかもしれませんよね。


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