愛の流刑地 上・下
愛の流刑地 上・下 著 渡辺淳一
村尾菊治は55歳。
かつては売れ筋の恋愛小説家だったが今はくすぶっている。
そんな菊治がある日、自分の作品のファンだ
という関西の人妻、入江冬香と京都で出会う。
北陸・富山の生まれの冬香。
彼女を忘れられない菊治は冬香からメールを聞き出し
京都のホテルに誘いだす。
そして・・・2人の愛の日々が始まるのだが・・。
感想
わりとサクサク読めるお話。
巷の話題についていこうと・・割り切って読むにはいいのではないかと1人思ったりしています。だって映画化もされるしね・・
(主役がトヨエツと聞いてとってもショックだったけど・・・。
できれば出て欲しくなかったな・・・)
内容は・・・失楽園とあんまり変わらない感じです。
男女の設定がだいたい同じですしね・・。
これは渡辺作品に共通なことですが・・
男性は40・もしくは50過ぎ・・、自由業。
女性は30代半ば・・貞淑、色白、和服が似合い、
なにごとも従順・・、でも乱れるとすごい・・・笑・・・って感じですね。
日経掲載当初から色々言われていた作品ですね・・
低俗とか・・・○ルノチックとかね・・。
まあ・・・恋愛ものはいつも同じ作風なので
今さら、騒ぎ立てることでもないかと思います。
多くの人が突っ込みいれなくなる気持ちも
充分わかりますね。
連載中、この作品においてのブログ記事もたくさんあり、その中で交わされる内容の方が実は面白かったりもしていました。見ていたのか・・・・笑
だからこそ・・・一度きちんとも読んでみたかったのです。
小説は、感情移入できるかどうか、
共感できるかどうかというのが非常に大切だと思いますが
その点においては、ちょっとね~~(女性の立場から言うと
大抵の彼の作品がそうでは
あるのですが・・・笑・・、いつも以上にそう感じます)
この冬香さんの人間像がまったく
見えてこないので、難点かもしれません。
まあ・・入り込んで読んでいる人はいないかもしれませんが・・笑
これでは、調教されたマシーンのようなもの。
上巻においては、会えば、エッチ、会えば、エッチの
連続で(そういうお話だから、当たり前だけどそれにしても
今回・・は多かったです)場所も京都と東京のみ。京都は冬香さんの
もともと住んでいる場所。その後東京に転勤するんですよ。
今までの作品では銀座、軽井沢、北海道、鎌倉・・などなど
四季折々の情緒的な部分が織り込まれているものもあったのですが
今回は行為のみのオンパレードでした。
今回の作品の目的が、究極の性愛にあるから・・ということ
からなんでしょうね。
母である前に女・・ですか・・・。
でも母である事実は消すことはできないのですよ・・。
もっと気持ち上で悩んで欲しかったですよね。そういう部分がないと
女性として・・とくに30代、3児の母としての
現実味が薄れます。
なんでこう、冬香さんは、ホイホイ・・時間を作って
お家を出てこれるんでしょう・・・笑
いませんよね・・こういう人。行動的に疑問を感じます。
もしかしたら・・・この女性の存在に現実感はなくともいいのかも。
ただ男に都合のよい女性像でいれば・・・・笑
これは、従来の渡辺作品の往々としてあったわけで
今さら、言及してもしょうがないのかもしれませんね。
なぜなら、彼の恋愛小説は、たいていが
男の身勝手さ、&激しい妄想の上で成り立っているのですから。
彼の小説における女性像は男の理想像というより、彼の理想像で
あるに違いないのです。そのことを嫌悪する
人がいるのは当然。
女性蔑視作品と言われるのも当然というわけです。
が・・・それを全て承知で
でも、読みますね・・・私。別にこのエロイシーンが好きなわけでは
ありませんが。主役男性の心理が面白い・・笑
もう、なんども同じような濡れ場シーンを
読んでいるので、もう完全に麻痺ですよ。
興奮とかいやらしいという感情はすでに消えています。
だって、どの作品でも似た表現でいつも同じだから・・・。
さらさらと目で追うという感じ。
ほとんど読んでいる自分はもしかしてファンなのか・・と
思うけれど、別に彼だけを読んでいるのではなく
色々読みます。(言い訳か・・笑)
個人的には初期の作品の方が好きなんだけどね。
横道にそれましたが
下巻。途中放棄した人もいるかもしれないけど・・・・笑。
下巻では、そんな二人の愛に
意外な出来事が・。
そうか・・・そうきたか・・。
しかし、これは冷静に考えれば予測できたことですね。
予測などしたくないですかね・・・。
題名に大きなヒントが・・。
言いたいことはそういうことでしたか・・。
これは、意見としては述べにくいです。
だって経験ないから・・・・笑
読まなくても一言であらすじを述べれば
それで充分という作品でしょう。
そしてそのテーマについて熱く語るほどの情熱はないです。
男と女・・・ここで描かれることが
すべてだとは思わないし、これしかないとは思っていないから。
もっと大切なことあるような気がするな・・・・。
この主人公と
同じくらいの年齢の人はどう感じるのかな
憧れと感じるのかしら。女性としてはこれが幸せだとは
思わないな。だって・・○じゃったらお終いでしょ。
ちなみにすでに新作連載も開始されましたね。
「あじさい日記」・・たぶん、私読むんだろうな・・・笑
で・・・トヨエツ。
なぜ、出演OKしたのだろう・
若すぎるじゃん・・。
村尾菊治は55歳。
かつては売れ筋の恋愛小説家だったが今はくすぶっている。
そんな菊治がある日、自分の作品のファンだ
という関西の人妻、入江冬香と京都で出会う。
北陸・富山の生まれの冬香。
彼女を忘れられない菊治は冬香からメールを聞き出し
京都のホテルに誘いだす。
そして・・・2人の愛の日々が始まるのだが・・。
感想
わりとサクサク読めるお話。
巷の話題についていこうと・・割り切って読むにはいいのではないかと1人思ったりしています。だって映画化もされるしね・・
(主役がトヨエツと聞いてとってもショックだったけど・・・。
できれば出て欲しくなかったな・・・)
内容は・・・失楽園とあんまり変わらない感じです。
男女の設定がだいたい同じですしね・・。
これは渡辺作品に共通なことですが・・
男性は40・もしくは50過ぎ・・、自由業。
女性は30代半ば・・貞淑、色白、和服が似合い、
なにごとも従順・・、でも乱れるとすごい・・・笑・・・って感じですね。
日経掲載当初から色々言われていた作品ですね・・
低俗とか・・・○ルノチックとかね・・。
まあ・・・恋愛ものはいつも同じ作風なので
今さら、騒ぎ立てることでもないかと思います。
多くの人が突っ込みいれなくなる気持ちも
充分わかりますね。
連載中、この作品においてのブログ記事もたくさんあり、その中で交わされる内容の方が実は面白かったりもしていました。見ていたのか・・・・笑
だからこそ・・・一度きちんとも読んでみたかったのです。
小説は、感情移入できるかどうか、
共感できるかどうかというのが非常に大切だと思いますが
その点においては、ちょっとね~~(女性の立場から言うと
大抵の彼の作品がそうでは
あるのですが・・・笑・・、いつも以上にそう感じます)
この冬香さんの人間像がまったく
見えてこないので、難点かもしれません。
まあ・・入り込んで読んでいる人はいないかもしれませんが・・笑
これでは、調教されたマシーンのようなもの。
上巻においては、会えば、エッチ、会えば、エッチの
連続で(そういうお話だから、当たり前だけどそれにしても
今回・・は多かったです)場所も京都と東京のみ。京都は冬香さんの
もともと住んでいる場所。その後東京に転勤するんですよ。
今までの作品では銀座、軽井沢、北海道、鎌倉・・などなど
四季折々の情緒的な部分が織り込まれているものもあったのですが
今回は行為のみのオンパレードでした。
今回の作品の目的が、究極の性愛にあるから・・ということ
からなんでしょうね。
母である前に女・・ですか・・・。
でも母である事実は消すことはできないのですよ・・。
もっと気持ち上で悩んで欲しかったですよね。そういう部分がないと
女性として・・とくに30代、3児の母としての
現実味が薄れます。
なんでこう、冬香さんは、ホイホイ・・時間を作って
お家を出てこれるんでしょう・・・笑
いませんよね・・こういう人。行動的に疑問を感じます。
もしかしたら・・・この女性の存在に現実感はなくともいいのかも。
ただ男に都合のよい女性像でいれば・・・・笑
これは、従来の渡辺作品の往々としてあったわけで
今さら、言及してもしょうがないのかもしれませんね。
なぜなら、彼の恋愛小説は、たいていが
男の身勝手さ、&激しい妄想の上で成り立っているのですから。
彼の小説における女性像は男の理想像というより、彼の理想像で
あるに違いないのです。そのことを嫌悪する
人がいるのは当然。
女性蔑視作品と言われるのも当然というわけです。
が・・・それを全て承知で
でも、読みますね・・・私。別にこのエロイシーンが好きなわけでは
ありませんが。主役男性の心理が面白い・・笑
もう、なんども同じような濡れ場シーンを
読んでいるので、もう完全に麻痺ですよ。
興奮とかいやらしいという感情はすでに消えています。
だって、どの作品でも似た表現でいつも同じだから・・・。
さらさらと目で追うという感じ。
ほとんど読んでいる自分はもしかしてファンなのか・・と
思うけれど、別に彼だけを読んでいるのではなく
色々読みます。(言い訳か・・笑)
個人的には初期の作品の方が好きなんだけどね。
横道にそれましたが
下巻。途中放棄した人もいるかもしれないけど・・・・笑。
下巻では、そんな二人の愛に
意外な出来事が・。
そうか・・・そうきたか・・。
しかし、これは冷静に考えれば予測できたことですね。
予測などしたくないですかね・・・。
題名に大きなヒントが・・。
言いたいことはそういうことでしたか・・。
これは、意見としては述べにくいです。
だって経験ないから・・・・笑
読まなくても一言であらすじを述べれば
それで充分という作品でしょう。
そしてそのテーマについて熱く語るほどの情熱はないです。
男と女・・・ここで描かれることが
すべてだとは思わないし、これしかないとは思っていないから。
もっと大切なことあるような気がするな・・・・。
この主人公と
同じくらいの年齢の人はどう感じるのかな
憧れと感じるのかしら。女性としてはこれが幸せだとは
思わないな。だって・・○じゃったらお終いでしょ。
ちなみにすでに新作連載も開始されましたね。
「あじさい日記」・・たぶん、私読むんだろうな・・・笑
で・・・トヨエツ。
なぜ、出演OKしたのだろう・
若すぎるじゃん・・。
スポンサーサイト