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月光の囁き

月光の囁き (1999年 )

監督: 塩田明彦
製作: 梶川信幸
原作: 喜国雅彦
脚本: 塩田明彦
撮影: 小松原茂
音楽: 本多信介
主題歌: スピッツ
 
出演: 水橋研二   つぐみ   草野康太
    関野吉記 井上晴美 藤村ちか
相沢しの


 人気ギャグ漫画家・喜国雅彦の初のシリアス漫画『月光の囁き』を映画化。同じ剣道部に籍を置く高校生の日高拓也と北原紗月。
友人同士の2人はやがて恋人に発展。
ラブラブデートの日々を送るはずだったが。
普通の恋愛に満足する紗月に対し、拓也はそうした恋愛では満たされない想いがあった……。


感想
 塩田監督のデビュー作です。
前々から観たいと思っておりました。マンガは未読です。
もちろん、どういう内容か、承知の上だったので
すが、やっぱりちょっと驚きました・・・笑
複雑な思いを感じながら
ところどころで、涙流しそうになりましたよ。
私は女性なので
紗月の心情に入り込んでしまいました。でも彼女のようには
できないな・・と思うし、なれないな・・。
どうかな・・・笑

そりゃ・・・どうしていいか・・わからなくなるのも
あたりまえ・・うん!!うん!!

嫌いな相手なら・・悩む必要などないけど、
好き・・なんですよね・・・。
難しい・・・。
そのことが発覚したことではっきり彼を断ち切れればいいけれど、
そうできない彼女の気持ちが痛い・・痛い・・・。
苦いし、とてもつらかったです。


前半は、付き合いだしたばかりの2人の日々が描かれ
それがあまりにも微笑ましいので
観ている自分の気分はとても爽やか。

人を好きになったときの高揚感って、そうそう!!そんな感じよね・・・と、タイムスリップした気持ちで
鑑賞しておりました。

でも・・・彼の秘密を知ってからが・・・。
複雑・・・。

写真を集めるのもOKにしよう。よくあることだし・・
好きな人のものを持っていたい・・これも、充分理解できる・・
でもそのあと・・・は・・・・・・・(沈黙)

「変態」・・・そうつぶやく紗月

相手の行為が常識を逸脱していれば
そう言われるのは当然なことだと
思いますけど、彼にとっての常識はそうでないのだから
どうしようもない・・・。

一般的な形じゃないのは
やっぱりどうみても不利。

かりに彼女がそれを容認できる性癖なら問題は起こらなかっただろうけれど、彼女・・・普通人でしたからね・・・。


<好きな人が
普通の恋愛で満足できない
彼だったら・・どうします?>

そんな彼だから・・嫌になろう、嫌いになろうと思うんだけれど
だけど離れられない・・・・・って
わかるような・・・わかりたくないような・・・。

歪んでいるとは思っていても自分を愛していることには
間違いないわけだし・・。いや・・もともと
嫌いな人じゃあ別ですけどね。


この物語のすごいところは彼の性癖を知ってからの
彼女の変化。
う~~~ん、すごいな。
これを純愛って呼ぶのもわからなくはないです。
好きだからこそ、
相手を理解していこうという姿勢なのか。
自ら歩み寄ったということなのか。
できるものではないですね。


主演2人が
とっても良かったです。
噂どおりでした。
とくに彼女・・つぐみ。
前半と後半・・顔つきが違ってきているんですよね。
彼とのかかわりの中で
自分が変化していくのが、傍で見ていてものすごくよくわかるの。
恐いくらい・・。
もちろん、先輩との普通恋愛が同時進行で起こっていたのが
影響しているとは思うけれど・・それにしてもあの変わりようは
すごかったです。
先輩は・・可哀想だけどね。

色々あっての
ラスト・・


スピッツの「運命の人」が流れるなんてこれまた驚きの一つ。

これはこれでよかったのだね・・と
思える結末でした。

舞台は地方の学校なのですね
方言が使われていました。それも素朴でいい感じ・・・。

水橋研二 はこれが初めて・・かと思えば
そうでないことが判明。
でも意識してみたのはこれが初めて。
声が高いのね。
彼・・・いやに・・リアルでした。


外国映画で・・「セクレタリー」・・があるけれど、
あれをもうちょっと切なくした感じでしたね。


主演2人は
「カナリア」でも共演している模様。
近々、チェックしたいです。
テーマも興味深いし。
塩田監督は、メジャー作品よりこういったマイナー物の方が
面白いかな。



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月光の囁き『月光の囁き』(げっこうのささやき)は、週刊ヤングサンデーで連載されていた喜国雅彦による漫画作品。また、それを原作とした実写映画。.wikilis{font-size:10px;color:#666666;}Quotation:Wikipedia- Article- History Lic

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原作を読もう

原作を読まないで映画を論ずる人が多すぎる。原作の設定は中学生で、もっと切なくて、もっと危険。機会があれば原作を読んで欲しいです。

コメントありがとうございます。
そうですね・・原作も読んでみたいと思います。

はじめまして

初めまして! 突然失礼致します。
つい最近月光の囁きを見たので思わずコメントしてしまいました。前の記事なのにすみません。。
すごく好きな映画となりましたが、でも私には結構レベルの高い、難しい作品だったと思いました……原作も読んでみたいですし、読むとまた見方も変わるんでしょうね…

しかし実に水橋さんがいとおしかったです笑 やってることは相当きわどいのに、すごく爽やかで怖さとか気味悪さがなかったのがすごいですね~。彼の成せる業でしょうか。大好きな俳優さんです。
個人的には滝の場面で、死んでと言われた時に「俺のこと死ぬまで忘れんとってくれ、ええな」みたいに言うところがすきです。「ええな」がとても。(←細かい?)あとはスピッツにやられました。ここでくるか~!と。あのイントロは、ずるい。
テンション上がって長々書いてしまって失礼しました(・・;)これからもブログ楽しませて頂きます☆

はまちさんへ


こんにちは。
コメントありがとうございます。
この映画、ちょっとマニアックなので観る方少ないかと思っていました。
反応してくださってうれしいです。

原作は私も知らなくって。
思わずもっと知りたいという気分になりますよね。

<実に水橋さんがいとおしかったです笑 やってることは相当きわどいのに、すごく爽やかで怖さとか気味悪さがなかったのがすごいですね~。彼の成せる業でしょうか。大好きな俳優さんです。>


私も・・・。
一生懸命彼女に接するところが・・・
いとおしく感じますよね。
私はこの映画が初めてで・・。
新鮮でした。

<個人的には滝の場面で、死んでと言われた時に「俺のこと死ぬまで忘れんとってくれ、ええな」みたいに言うところがすきです。「ええな」がとても。(←細かい?)あとはスピッツにやられました。ここでくるか~!と。あのイントロは、ずるい。>

わかります・・・
ここまで・・するのか・・・・と思いますもの。
つぐみの、女王様ぶりもすごくって・・。
いろんな感情が渦巻きますよね。

こういう結びつきもあるのかな・・・としみじみ考えてしまいました。
スピッツ…流れますね。
いいですよね・・・
この選曲。

またいつか見直してみたいと思える一本ですよね。
お話できて良かったです。


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