マッチポイント
マッチポイント (イギリス 2005)
監督: ウディ・アレン
製作: レッティ・アロンソン
ルーシー・ダーウィン
ギャレス・ワイリー
製作総指揮: スティーヴン・テネンバウム
脚本: ウディ・アレン
出演 ジョナサン・リス・マイヤーズ ( クリス・ウィルトン)
スカーレット・ヨハンソン( ノラ・ライス)
エミリー・モーティマー (クロエ・ヒューイット・ウィルトン)
マシュー・グード (トム・ヒューイット)
ブライアン・コックス (アレックス・ヒューイット)
ペネロープ・ウィルトン (エレノア・ヒューイット)
ユエン・ブレムナー
ジェームズ・ネスビット
マーガレット・タイザック
イギリス、ロンドン。
アイルランド人の青年クリスは英国の上流階級に憧れる
野心家。プロテニス・プレイヤーの道を諦め
会員制テニスクラブのコーチとして働き始める。
やがて実業家の息子トムと親しくなり、
趣味であるオペラ鑑賞に誘われたのをきっかけに
その妹クロエとも知り合いになる。
クロエに気に入られたクリス。
付き合いはじめるのだが、そんなある日・・。
トムの婚約者で女優を目指すアメリカ人女性ノラと出会い、
気持ちはそちらにむかってしまう・・。
感想 ウディ・アレンが始めて舞台をロンドンに移して撮影した
この作品。ウディ・アレンの作品をほとんど観ていない
私は(カイロの紫のバラのみよん・・・泣)
どこがどう・・・他の作品と違い、または同じなのかという
比較がまったくできませんでした。それはちょっと残念。
でもその分、まっさらな気持ちで鑑賞できたので
まあ、良しと思っています。
映画は幅広く観てきたつもりだけれど、
なぜか、鑑賞が少ないウディ・アレン作品。
たぶん、彼自身が苦手で、避けていたのかもしれません。
(カイロ~は好きな作だけどね・・)
今回はなんといっても舞台がロンドン。(好み・・・♪)
出演者もジョナサン・リス・マイヤーズ & スカーレット・ヨハンソンとくれば興味そそられます。
(ジョナサンはM:i:IIIでは好演していたのに出番が少なかったからね・・もっと活躍している映画をみたいと思っていた矢先でもあり・・ナイスだったわ・・ちなみにベルベット・ゴールドマインはそのうち観ますよ)
そして何より観た方の感想が良かったので、
期待感をもちながらの鑑賞となりました。
良かったです♪
主役2人は、はまり役でしたわ。
出ずっぱりのジョナサンを観るのは、初めてだったけれど、
陰りのあるお姿が素敵でした。やっぱり唇色っぽいよね。(ヨハンソンと同じか・・)
どういうわけか・・この方の笑った顔を観た事がないような・・。
いつも暗めのキャラですよね・・・笑
テニスウェアー姿はもちろんのこと(テニスシーンはあまり
ないので実力のほどは分からなかったが・・・)
スーツ姿や普段着のさりげない姿も
すべて絵になっていましたね。モデルさんみたい・・・。
何を着ていても様になっていたということですよ・・。
出世のために女性を利用したという形にはなるけれど、
あまりギラギラしたものは感じなかったから(なにくそ~~っていう
貪欲さはなかった)
単に運がいいやつね・・というキャラでみておりました。
もちろん、彼の中には、上流階級の女性・・クロエということで
充分打算があったはずだけれど、漂う雰囲気は
好青年・・、いいやつって感じなの。
全然嫌味には感じませんでした。
出世も保障されていて、このままいけば安泰という将来
なのに、なぜか、道をはずれた行動に・・・
「愛」と「愛欲」は違うんだ・・・・と
友人にも言っていたけれど、
女性としては分かりたくないけれど・・、
男としてはね・・・、うなずきたくなるような言葉ですよね。
だって、ヨハンソン・・
色気ムンムン・・・だったもの。
男としてほっておけないじゃない?
それに、話を聞くと、意外と根は真面目って感じだったじゃない?
自分の夢にまっしぐらで、男好きって感じはするものの
好きになったら一途だし・・。
励ましてやりたいという気持ちにもなってしまいそう・・。
一方の上流階級で暮らす人たち。
心はあるのかいな・・・っという感じがしましたね。
母親に反対されれば、好きな女性をポイ!!としちゃうのって
ありなの・・・?
困ったことが起きれば・・・・・すぐに父に援助をなんて
親離れしていない証拠だし・・・。
挙句の果ては子ども・・子どもでしょ。
さあ・・・作ろう・・・作ろう・・・では
愛していてもうんざりしてしまいますよ。
もちろん、だからといって浮気は肯定できないし、
ただただ欲望のまま行動していて
後先考えないのって、人間としては愚かよね・・・・と
思ってしまいます。
途中までは
クリスなんとか、困難を乗り越えてよ・・って
応援したい気持ちもありましたけど、
だんだんその気持ちも消えうせて・・・。だってあれはやっぱり
自分勝手極まりない行動でしょ。
なんだか、憤りを感じる以前に
哀れさを感じてしまいましたよ。
愚かだわ・・・まったく。
ありがちな不倫話と思っていたら
最後に・・・意外な展開に。
これがアレンならではの世界なの?
人生運しだいとはいうものの・・・
そのときの運がよいからといって
そのあとすべてにおいてラッキーな人生が続くとは
限らないよね。
人生って勝負の世界みたいに
勝ち・・負けだけでは
考えることはできないところもあるからね。
だって、勝ちと思っていても何かを失っていることもあるし。
この映画の場合だってね、
見た目はいい方向に転んだように
見えるけれど、それがハッピーな人生につながって行くかどうかは
わからないじゃない?
だってボールは自分側に落ちたわけだし・・。
これが苦悩の人生の始まりということでもあるよね。
とにかく・・
ラブ・・だけの映画かと思ったら
サスペンスもしっかり用意されていたのが、面白かったし
(ドキドキしたわ・・・)
今までに無い終り方が
色々考えさせられる部分でもあったので
非常に満足できる映画になりました。
似たような映画も過去に
あったと思うけれど(陽の当たる場所・・とか
太陽がいっぱいとか・・思い起こされるわ・・・)
運をモチーフにしたこの映画は
これはこれで
魅力的でありました。
流れるオペラ曲が印象的。サスペンスにオペラは
合うわ・・。
これ・・きっと歌詞に意味があるのでしょうね。
私は雰囲気を味わうことしかできなかったけれど・・・。
<男は深遠を覗き”運に恵まれた”とつぶやく。
ただ、運に左右される人生は不安だ
自分の力が及ばないからだ>
フムフム・・・深い言葉。
ジョナサンの日本語チェック
「さようなら~~」上手でしたね♪



監督: ウディ・アレン
製作: レッティ・アロンソン
ルーシー・ダーウィン
ギャレス・ワイリー
製作総指揮: スティーヴン・テネンバウム
脚本: ウディ・アレン
出演 ジョナサン・リス・マイヤーズ ( クリス・ウィルトン)
スカーレット・ヨハンソン( ノラ・ライス)
エミリー・モーティマー (クロエ・ヒューイット・ウィルトン)
マシュー・グード (トム・ヒューイット)
ブライアン・コックス (アレックス・ヒューイット)
ペネロープ・ウィルトン (エレノア・ヒューイット)
ユエン・ブレムナー
ジェームズ・ネスビット
マーガレット・タイザック
イギリス、ロンドン。
アイルランド人の青年クリスは英国の上流階級に憧れる
野心家。プロテニス・プレイヤーの道を諦め
会員制テニスクラブのコーチとして働き始める。
やがて実業家の息子トムと親しくなり、
趣味であるオペラ鑑賞に誘われたのをきっかけに
その妹クロエとも知り合いになる。
クロエに気に入られたクリス。
付き合いはじめるのだが、そんなある日・・。
トムの婚約者で女優を目指すアメリカ人女性ノラと出会い、
気持ちはそちらにむかってしまう・・。
感想 ウディ・アレンが始めて舞台をロンドンに移して撮影した
この作品。ウディ・アレンの作品をほとんど観ていない
私は(カイロの紫のバラのみよん・・・泣)
どこがどう・・・他の作品と違い、または同じなのかという
比較がまったくできませんでした。それはちょっと残念。
でもその分、まっさらな気持ちで鑑賞できたので
まあ、良しと思っています。
映画は幅広く観てきたつもりだけれど、
なぜか、鑑賞が少ないウディ・アレン作品。
たぶん、彼自身が苦手で、避けていたのかもしれません。
(カイロ~は好きな作だけどね・・)
今回はなんといっても舞台がロンドン。(好み・・・♪)
出演者もジョナサン・リス・マイヤーズ & スカーレット・ヨハンソンとくれば興味そそられます。
(ジョナサンはM:i:IIIでは好演していたのに出番が少なかったからね・・もっと活躍している映画をみたいと思っていた矢先でもあり・・ナイスだったわ・・ちなみにベルベット・ゴールドマインはそのうち観ますよ)
そして何より観た方の感想が良かったので、
期待感をもちながらの鑑賞となりました。
良かったです♪
主役2人は、はまり役でしたわ。
出ずっぱりのジョナサンを観るのは、初めてだったけれど、
陰りのあるお姿が素敵でした。やっぱり唇色っぽいよね。(ヨハンソンと同じか・・)
どういうわけか・・この方の笑った顔を観た事がないような・・。
いつも暗めのキャラですよね・・・笑
テニスウェアー姿はもちろんのこと(テニスシーンはあまり
ないので実力のほどは分からなかったが・・・)
スーツ姿や普段着のさりげない姿も
すべて絵になっていましたね。モデルさんみたい・・・。
何を着ていても様になっていたということですよ・・。
出世のために女性を利用したという形にはなるけれど、
あまりギラギラしたものは感じなかったから(なにくそ~~っていう
貪欲さはなかった)
単に運がいいやつね・・というキャラでみておりました。
もちろん、彼の中には、上流階級の女性・・クロエということで
充分打算があったはずだけれど、漂う雰囲気は
好青年・・、いいやつって感じなの。
全然嫌味には感じませんでした。
出世も保障されていて、このままいけば安泰という将来
なのに、なぜか、道をはずれた行動に・・・
「愛」と「愛欲」は違うんだ・・・・と
友人にも言っていたけれど、
女性としては分かりたくないけれど・・、
男としてはね・・・、うなずきたくなるような言葉ですよね。
だって、ヨハンソン・・
色気ムンムン・・・だったもの。
男としてほっておけないじゃない?
それに、話を聞くと、意外と根は真面目って感じだったじゃない?
自分の夢にまっしぐらで、男好きって感じはするものの
好きになったら一途だし・・。
励ましてやりたいという気持ちにもなってしまいそう・・。
一方の上流階級で暮らす人たち。
心はあるのかいな・・・っという感じがしましたね。
母親に反対されれば、好きな女性をポイ!!としちゃうのって
ありなの・・・?
困ったことが起きれば・・・・・すぐに父に援助をなんて
親離れしていない証拠だし・・・。
挙句の果ては子ども・・子どもでしょ。
さあ・・・作ろう・・・作ろう・・・では
愛していてもうんざりしてしまいますよ。
もちろん、だからといって浮気は肯定できないし、
ただただ欲望のまま行動していて
後先考えないのって、人間としては愚かよね・・・・と
思ってしまいます。
途中までは
クリスなんとか、困難を乗り越えてよ・・って
応援したい気持ちもありましたけど、
だんだんその気持ちも消えうせて・・・。だってあれはやっぱり
自分勝手極まりない行動でしょ。
なんだか、憤りを感じる以前に
哀れさを感じてしまいましたよ。
愚かだわ・・・まったく。
ありがちな不倫話と思っていたら
最後に・・・意外な展開に。
これがアレンならではの世界なの?
人生運しだいとはいうものの・・・
そのときの運がよいからといって
そのあとすべてにおいてラッキーな人生が続くとは
限らないよね。
人生って勝負の世界みたいに
勝ち・・負けだけでは
考えることはできないところもあるからね。
だって、勝ちと思っていても何かを失っていることもあるし。
この映画の場合だってね、
見た目はいい方向に転んだように
見えるけれど、それがハッピーな人生につながって行くかどうかは
わからないじゃない?
だってボールは自分側に落ちたわけだし・・。
これが苦悩の人生の始まりということでもあるよね。
とにかく・・
ラブ・・だけの映画かと思ったら
サスペンスもしっかり用意されていたのが、面白かったし
(ドキドキしたわ・・・)
今までに無い終り方が
色々考えさせられる部分でもあったので
非常に満足できる映画になりました。
似たような映画も過去に
あったと思うけれど(陽の当たる場所・・とか
太陽がいっぱいとか・・思い起こされるわ・・・)
運をモチーフにしたこの映画は
これはこれで
魅力的でありました。
流れるオペラ曲が印象的。サスペンスにオペラは
合うわ・・。
これ・・きっと歌詞に意味があるのでしょうね。
私は雰囲気を味わうことしかできなかったけれど・・・。
<男は深遠を覗き”運に恵まれた”とつぶやく。
ただ、運に左右される人生は不安だ
自分の力が及ばないからだ>
フムフム・・・深い言葉。
ジョナサンの日本語チェック
「さようなら~~」上手でしたね♪



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