欲望
欲望 (2005)
監督: 篠原哲雄
製作: 鈴木光
プロデューサー: 原田文宏
企画: 鈴木光
原作: 小池真理子 『欲望』(新潮社刊)
脚本: 大森寿美男
川崎いづみ
撮影: 上野彰吾
美術: 小澤秀高
編集: 田中慎二
音楽: 池頼広
主題歌: 布袋寅泰
照明: 赤津淳一
録音: 阿部茂
助監督: 谷口正晃
出演: 板谷由夏 ( 青田類子 )
村上淳 (秋葉正巳)
高岡早紀 ( 袴田阿佐緒 )
利重剛 (水野克利 )
大森南朋 ( 能勢五郎 )
中村方隆
内田春菊
水木薫
筒井康隆
中村久美
吉田日出子
津川雅彦 (袴田亮介)
小池真理子の「欲望」の映画化。
妻子ある男性、能勢と関係を続ける
図書館司書の類子。
彼女はある日、中学時代の親友・阿佐緒と偶然再会する。
阿佐緒は、年の離れた精神科医と結婚したという。
その結婚披露パーティに招かれた類子は、
そこで中学の同級生・秋葉正巳と再会する。
中学時代から、正巳に恋心を感じていた類子。
だが、正巳には、類子だけが知るある秘密があった・・。
感想 原作を読んでからず~~~と観たかった映画。
探してやっと見つけました。
原作ものはどうしても
比較されますよね。
まして、原作に思い入れがあれば、なおさらです。
「疾走」のときもそうでしたからね。
ですから、どっちがいいといえば、やっぱり私は原作がいいと
思いますけれど、
でもそれを切り離してみたとしたら今回この作品は
小説の持つ雰囲気を上手に映像で表わしていて
いい感じに仕上がっていたんじゃないかな・・と
思っています。まず、あれだけ、裸体が多いのにも
かかわらず、いやらしさを感じなかった点。
テーマを明確にうちだしていて、
それぞれの苦しみがこちらに伝わってきた点。
セリフに関して、小説的な言い回しが多かった点。
主人公の語りが聞きやすかった点。
まあ・・小説の雰囲気をあまり壊さないでいたのではないかな。
これをきっかけに原作の方にも興味を持ってくれれば
いいのではと思います。
ただ、私は原作を読んでから観たので
映画で描かれていない色んな背景を知っていた分、
すんなり映像を理解できたところがあったけれど、
初めて観る人にとっては
どうなのかな。それぞれの行動一つ一つに
多少の疑問を感じたりするのではないのかな・・と
思いました。
袴田も阿佐緒ももっと小説の方が
個性的に描かれていて、近寄りがたいイメージだったけれど、
映画ではあっさり気味だったので、
こんな人身近にいるかも・・・と思わせて
くれるんじゃあないのかな。
小説の中での阿佐緒なんて実際いたら、目だってしょうがないと
思いますもの。これは、正巳にいえることなんだけどね。
小説の中の登場人物たちのイメージと
俳優さんのイメージが、合致しないところは
多少ありましたけれど・・(のちほど書きます・・)
それはもうしょうがないと諦めます・・・笑
そもそも、この小説の人物自体、
生身の人間であらわすのにはなかなか難しいと
思うしね。純文学の世界を映像化した努力を私は
かいたいと思っていますよ。
主役の類子役の板谷由夏がとってもいいです。
彼女に関してはイメージどおり。
知的ですし、一見、クールに見えるけれど、
心の中では熱いものがあふれているという
感じがとっても良かったわ。こういう女性が好き。
ここまで演じてくれてありがとうという
気持ちで一杯。
で・・・正巳ね。
これは・・・一番違うと思いましたよ・・・・・・笑
実は映画ではこの正巳に一番注目していました。
なんたって美青年ですからね・・。
村上淳って実は初めてなんですが
どうも私のイメージとは違いました。
あの・・しゃべりかたと、
もみ上げが・・ちょっと・・う~~~~ん。
演技うまい方なんでしょうか。
私は、う~~~ん。
裸体になったときに背中?お尻の上?あたりの
タトゥーは、やっぱり、気になります。
といいながらも、
最後の海のシーンでは、
こみ上げてくるものがあって、しょうがなかったです。
これで、自分的にはこの映画に満足したのです。
ってやっぱりストーリーが好きなのかもね。
映画としてはいいんじゃない?かな・・・
で・・・・大森さん。
能勢さん役だと知っていたので、心の準備はしていたけれど、
ほとんど裸で、やっぱり、どうしましょう状態・・・笑
これでは大森さん、単なる情事の相手だけの
存在で(もちろん、小説がそうなのだからしょうがないけど)
可哀想と思ってしまいましたよ。演技も大変でしょうに。
廊下で類子とすれ違う場面があるのですが
軽くお辞儀なんかして・・そんなさりがない仕草の方が
素敵でした。
絡みシーンはいやだった・・・・笑
大森さんじゃあなくてもよかったんじゃないのかな・・。
冒頭あのままでグレープフルーツ(だよね・・)向かい合って
食べていましたよね。ビックリしましたよ。
そんなカップルあまりいないかも・・・笑
そういえば、ラブシーンというか、裸のシーンは立ち姿が
多かったように感じます。たしかにカラダのラインははっきり
見えるので、観ていて、絵になりますね。
美しいですし・・。
まあ・・・好みが分かれる作品でも
あるのかな・・と思います。
真面目に観て欲しいけどね。

監督: 篠原哲雄
製作: 鈴木光
プロデューサー: 原田文宏
企画: 鈴木光
原作: 小池真理子 『欲望』(新潮社刊)
脚本: 大森寿美男
川崎いづみ
撮影: 上野彰吾
美術: 小澤秀高
編集: 田中慎二
音楽: 池頼広
主題歌: 布袋寅泰
照明: 赤津淳一
録音: 阿部茂
助監督: 谷口正晃
出演: 板谷由夏 ( 青田類子 )
村上淳 (秋葉正巳)
高岡早紀 ( 袴田阿佐緒 )
利重剛 (水野克利 )
大森南朋 ( 能勢五郎 )
中村方隆
内田春菊
水木薫
筒井康隆
中村久美
吉田日出子
津川雅彦 (袴田亮介)
小池真理子の「欲望」の映画化。
妻子ある男性、能勢と関係を続ける
図書館司書の類子。
彼女はある日、中学時代の親友・阿佐緒と偶然再会する。
阿佐緒は、年の離れた精神科医と結婚したという。
その結婚披露パーティに招かれた類子は、
そこで中学の同級生・秋葉正巳と再会する。
中学時代から、正巳に恋心を感じていた類子。
だが、正巳には、類子だけが知るある秘密があった・・。
感想 原作を読んでからず~~~と観たかった映画。
探してやっと見つけました。
原作ものはどうしても
比較されますよね。
まして、原作に思い入れがあれば、なおさらです。
「疾走」のときもそうでしたからね。
ですから、どっちがいいといえば、やっぱり私は原作がいいと
思いますけれど、
でもそれを切り離してみたとしたら今回この作品は
小説の持つ雰囲気を上手に映像で表わしていて
いい感じに仕上がっていたんじゃないかな・・と
思っています。まず、あれだけ、裸体が多いのにも
かかわらず、いやらしさを感じなかった点。
テーマを明確にうちだしていて、
それぞれの苦しみがこちらに伝わってきた点。
セリフに関して、小説的な言い回しが多かった点。
主人公の語りが聞きやすかった点。
まあ・・小説の雰囲気をあまり壊さないでいたのではないかな。
これをきっかけに原作の方にも興味を持ってくれれば
いいのではと思います。
ただ、私は原作を読んでから観たので
映画で描かれていない色んな背景を知っていた分、
すんなり映像を理解できたところがあったけれど、
初めて観る人にとっては
どうなのかな。それぞれの行動一つ一つに
多少の疑問を感じたりするのではないのかな・・と
思いました。
袴田も阿佐緒ももっと小説の方が
個性的に描かれていて、近寄りがたいイメージだったけれど、
映画ではあっさり気味だったので、
こんな人身近にいるかも・・・と思わせて
くれるんじゃあないのかな。
小説の中での阿佐緒なんて実際いたら、目だってしょうがないと
思いますもの。これは、正巳にいえることなんだけどね。
小説の中の登場人物たちのイメージと
俳優さんのイメージが、合致しないところは
多少ありましたけれど・・(のちほど書きます・・)
それはもうしょうがないと諦めます・・・笑
そもそも、この小説の人物自体、
生身の人間であらわすのにはなかなか難しいと
思うしね。純文学の世界を映像化した努力を私は
かいたいと思っていますよ。
主役の類子役の板谷由夏がとってもいいです。
彼女に関してはイメージどおり。
知的ですし、一見、クールに見えるけれど、
心の中では熱いものがあふれているという
感じがとっても良かったわ。こういう女性が好き。
ここまで演じてくれてありがとうという
気持ちで一杯。
で・・・正巳ね。
これは・・・一番違うと思いましたよ・・・・・・笑
実は映画ではこの正巳に一番注目していました。
なんたって美青年ですからね・・。
村上淳って実は初めてなんですが
どうも私のイメージとは違いました。
あの・・しゃべりかたと、
もみ上げが・・ちょっと・・う~~~~ん。
演技うまい方なんでしょうか。
私は、う~~~ん。
裸体になったときに背中?お尻の上?あたりの
タトゥーは、やっぱり、気になります。
といいながらも、
最後の海のシーンでは、
こみ上げてくるものがあって、しょうがなかったです。
これで、自分的にはこの映画に満足したのです。
ってやっぱりストーリーが好きなのかもね。
映画としてはいいんじゃない?かな・・・
で・・・・大森さん。
能勢さん役だと知っていたので、心の準備はしていたけれど、
ほとんど裸で、やっぱり、どうしましょう状態・・・笑
これでは大森さん、単なる情事の相手だけの
存在で(もちろん、小説がそうなのだからしょうがないけど)
可哀想と思ってしまいましたよ。演技も大変でしょうに。
廊下で類子とすれ違う場面があるのですが
軽くお辞儀なんかして・・そんなさりがない仕草の方が
素敵でした。
絡みシーンはいやだった・・・・笑
大森さんじゃあなくてもよかったんじゃないのかな・・。
冒頭あのままでグレープフルーツ(だよね・・)向かい合って
食べていましたよね。ビックリしましたよ。
そんなカップルあまりいないかも・・・笑
そういえば、ラブシーンというか、裸のシーンは立ち姿が
多かったように感じます。たしかにカラダのラインははっきり
見えるので、観ていて、絵になりますね。
美しいですし・・。
まあ・・・好みが分かれる作品でも
あるのかな・・と思います。
真面目に観て欲しいけどね。

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