優しい子よ   著・・大崎善生

優しい子よ    著  大崎 善生

「優しい子よ」、「故郷」他、全4編からなる短編集。




感想   大崎さんの作品は恋愛小説を2作しか読んでいなかった
のですが、短編はもっと素敵よ・・という声を
聞き、早速読んでみました。

全4編から構成される作品集。
なかでも表題作である
「優しい子よ」は涙無しでは
読めないような・・そんな作品でした。

これを無感情のまま
読むことは、普通人間としてはできないんじゃないかな・・と
思います。少年の文章が
無垢であればあるほど、
涙腺刺激されます。
これが小説でなく、実体験に基づいている
ということが、より、感情移入しやすくしているのではないかな
と思います。作者と奥様との関係が
どんなものかも感じることができ、小説では味わえなかった
作者の内面に触れることができたのも良かったです。

作者の人柄が
そのまま、文章にでてくる作品でしたものね。



続いて、「故郷」・・・という
作者と仕事上の関係があったプロデューサー
の晩年についての
短編があるのですが
そちらもよかったです。


この本は生と死が隣合わさったような
構成になっていますが、
自分でも色々考えることができて
大変有意義な時間を過ごせたような気がします。

彼の描く、死と生の物語が
とても気に入っているということだと思います。

教えてくださった真紅さん
ありがとうございました。

P.S・・・新刊「タペストリーホワイト」・・表紙も
素敵ですよね。早く読みたいな~~♪
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抱きしめたくなる小さな本~『優しい子よ』

      大崎善生の作品との出会いは『聖の青春』でした。幼い頃から患う腎臓病と戦いながら名人を目指し、志半ばで逝った故・村山聖九段の評伝であり、大崎善生のノンフィクションデビュー作です。ドキュメンタリ

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TBさせていただきました。

みみこさま、こんにちは。
この作品を読まれて、気に入っていただけたようでとってもうれしいです。
記事を書いてよかったです、本当に。
大崎氏の人柄がそのまま文章に表れている、本当にその通りですね。
新作、本屋でチラリと見かけたのですが、時間がなくて手に取ることができませんでした。でも必ず読みたいです。
ではでは、また来ますね。

真紅さんへ

こんにちは。
いい本を紹介していただいて
本当ありがとうございます。
ふだんエッセイに手を出さないので
いいきっかけになりました。
これからもお勧めあればお願いしますね。
洋書の方はほとんど知らないので
こちらのほうもよろしくお願いします。
本はいつも図書館派なので
早く入ってこないかな・・・。
またお邪魔しますね。
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