透きとおった糸をのばして
透きとおった糸をのばして 著 草野たき
中学2年生の香緒は、大学院生のいとこ、知里と2人で暮らしている。父がロンドンに転勤になったころ、大学院進学のため知里が上京することになり、同居が始まったのだ。知里は真面目でしっかりしていて、面倒見もいい。
5か月ちょっと前まで、香緒にはちなみという親友がいたが、あるできごとがきっかけとなって、全く口をきかなくなった。香緒は、ちなみの気持ちが変わって、また前のような仲になれることを信じている。
ある日、知里の友人、るう子が2人暮らしのマンションにいきなり押しかけてきてから、香緒の生活に異変が訪れる。
第40回講談社児童文学賞受賞作。
感想 女の子同士の友達関係って
どうしてこう、複雑になってしまうんでしょうね。
男の子とは違った
変にねばっこいものを感じますよね。
という私も・・女ですが・・・笑
題名がこの作品のテーマをそのまま表わしているような
作品です。
草野たきさんのデビュー作ですね。
主人公は中学2年生。やっていることは子どもっぽいのに
生活スタイルは大人っぽいですね。
彼女と同じ体験・実は私も経験あります。
だからこそ・・感じたのは
なぜそこまでちなみにこだわるのか。
いいじゃない・・・もう離れたんだから。
彼女がいなくなってもクラスで孤立しているわけではなさそう。
新しい友達が話しかけてもくれる。
確かにテニスクラブでは孤立したようだけれど、
他に自分らしく過ごせる場所があるのならば、それは
いいことじゃない・・・と読みながら感じていました。
でも、それは今自分が大人になったからそう
感じるのかもしれませんよね。
中学生だったら、やっぱり一番の親友っていうのは
非常に重要な意味を持つのかもしれません。
彼女じゃなければダメだという思い・・。
思春期特有なのかな・・。
10代の頃の友情関係。
微妙にかみ合わなくなっていくのはしょうがないことだと
思いますよ。物の見方が違ってくる事だって
あるし、衝突は当然あると思いますしね。
それを乗り越えていって、大人になっていくのかな。
また同じような関係になることができるというのが
本当の意味での親友ですよね。
ところで、私の経験ね・
ここまで読む方もいないと思うので自由に書きますけれど。仲良かった友達がこの物語と同じように急によそよそしくなったな・・・・・笑
なんで・・と思ったけれど、
特に思い当たる節がなくって。いや・・些細なことで
あったのかも知れないけれど
気づかなかったのよね。
私はそういうときは後を追わないタイプなので違うグループで
気の合いそうなひとみつけたけど・・。
でも・・それはやっぱり自分としては納得できないじゃない?
理由を聞いたりしたけれど、結局うやむや・・。
女の子の付き合いって微妙な感じなんだよね・・というのは
身を持って経験したわけですよ。
ということがあるからかな・・。
この作品に主人公がうじうじこだわるのが
どうしても嫌だったです。
居候としてやってきたるう子もね・・自己中心的で
周りに迷惑かけるタイプで
好きではなかったです。
ただこの物語
最後まで読むと・・・るう子の本当の姿が
わかって・・ああ・・なるほどな・・って
思わなくもないです。
後味はいいのですが、
ただ・・現実はそんなにいい方向に
向かわないかもしれないよね・・・と
私は思ったりしました。
友達関係に悩んでいる方にはお薦めの本だと
思いますよ。
理想的ですよね・・こういう関係。

中学2年生の香緒は、大学院生のいとこ、知里と2人で暮らしている。父がロンドンに転勤になったころ、大学院進学のため知里が上京することになり、同居が始まったのだ。知里は真面目でしっかりしていて、面倒見もいい。
5か月ちょっと前まで、香緒にはちなみという親友がいたが、あるできごとがきっかけとなって、全く口をきかなくなった。香緒は、ちなみの気持ちが変わって、また前のような仲になれることを信じている。
ある日、知里の友人、るう子が2人暮らしのマンションにいきなり押しかけてきてから、香緒の生活に異変が訪れる。
第40回講談社児童文学賞受賞作。
感想 女の子同士の友達関係って
どうしてこう、複雑になってしまうんでしょうね。
男の子とは違った
変にねばっこいものを感じますよね。
という私も・・女ですが・・・笑
題名がこの作品のテーマをそのまま表わしているような
作品です。
草野たきさんのデビュー作ですね。
主人公は中学2年生。やっていることは子どもっぽいのに
生活スタイルは大人っぽいですね。
彼女と同じ体験・実は私も経験あります。
だからこそ・・感じたのは
なぜそこまでちなみにこだわるのか。
いいじゃない・・・もう離れたんだから。
彼女がいなくなってもクラスで孤立しているわけではなさそう。
新しい友達が話しかけてもくれる。
確かにテニスクラブでは孤立したようだけれど、
他に自分らしく過ごせる場所があるのならば、それは
いいことじゃない・・・と読みながら感じていました。
でも、それは今自分が大人になったからそう
感じるのかもしれませんよね。
中学生だったら、やっぱり一番の親友っていうのは
非常に重要な意味を持つのかもしれません。
彼女じゃなければダメだという思い・・。
思春期特有なのかな・・。
10代の頃の友情関係。
微妙にかみ合わなくなっていくのはしょうがないことだと
思いますよ。物の見方が違ってくる事だって
あるし、衝突は当然あると思いますしね。
それを乗り越えていって、大人になっていくのかな。
また同じような関係になることができるというのが
本当の意味での親友ですよね。
ところで、私の経験ね・
ここまで読む方もいないと思うので自由に書きますけれど。仲良かった友達がこの物語と同じように急によそよそしくなったな・・・・・笑
なんで・・と思ったけれど、
特に思い当たる節がなくって。いや・・些細なことで
あったのかも知れないけれど
気づかなかったのよね。
私はそういうときは後を追わないタイプなので違うグループで
気の合いそうなひとみつけたけど・・。
でも・・それはやっぱり自分としては納得できないじゃない?
理由を聞いたりしたけれど、結局うやむや・・。
女の子の付き合いって微妙な感じなんだよね・・というのは
身を持って経験したわけですよ。
ということがあるからかな・・。
この作品に主人公がうじうじこだわるのが
どうしても嫌だったです。
居候としてやってきたるう子もね・・自己中心的で
周りに迷惑かけるタイプで
好きではなかったです。
ただこの物語
最後まで読むと・・・るう子の本当の姿が
わかって・・ああ・・なるほどな・・って
思わなくもないです。
後味はいいのですが、
ただ・・現実はそんなにいい方向に
向かわないかもしれないよね・・・と
私は思ったりしました。
友達関係に悩んでいる方にはお薦めの本だと
思いますよ。
理想的ですよね・・こういう関係。

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