幸福
幸福 (1964 フランス)
LE BONHEUR
HAPPINESS
監督: アニエス・ヴァルダ
製作: マグ・ボダール
脚本: アニエス・ヴァルダ
撮影: ジャン・ラビエ
クロード・ボーゾレーユ
音楽: ジャン=ミシェル・デュファイ
出演: ジャン=クロード・ドルオ
クレール・ドルオ
マリー=フランス・ボワイエ
フランソワには洋裁で家計を助ける美しい妻テレーズと可愛い子供たちがいる。しかし彼は
家庭生活に不満はないのに
近くの町の郵便局員エミリーも愛してしまう。
そして・・・。
感想 いつもお世話になっているTea Pleaseの瞳さんから
地味映画として紹介された一本です。
幸福という邦題ですからね・・是非、クリスマスに
UPしたい!!と思っていたのですけれど、過ぎてしまいました・・。
この映画、なんていうか・・・複雑な思いに駆られる
作品でしたね。
とっても恐いです・・。
もちろん、ホラーじゃあないですよ。
まだ結婚に夢を持っている人・・・笑・・・が観たら、結構
ショックでしょうね・・。
結婚している人が観たら・・・(まあ・・私なんですけれど)
痛いところつかれたわ・・・って感じで
ドキッとしたりしますね・。
人もうらやむような幸せ・・なんていう言葉もあるけれど
幸福の意味って普段考えたことないですよね。
でもこの映画をみると考えてみたくなってしまいますね。
それと自分の夫に色々と確かめて観たくなることが
出てきたりもしますね。あなたはどう?って尋ねたくなるわ~~
美しい妻がいて可愛い子供がいて
夫は真面目で、夫婦はともに愛し合っていて・・・
それはもう申し分ない理想的な家庭像。
幸せを絵に描いたような世界。
休日には家族水いらずでピクニック。
愛情が満ち溢れているのです。
夫は妻に、何一つ不満は無いけれど、
それでも・・・別の人に心が動いてしまうのです。
あ・・・不倫ね・・・そんな話ね・・・と
思ったあ・な・た。
それだけじゃあないのよね・・。
夫は妻意外に好きな人ができ、定期的に会い始めます。
でも・・・妻は妻なのです・家庭は壊しません(勝手でしょう?)
愛人もそれは承知の上で、結婚なんてねだりません。
それで・・・どうなるのでしょう。
予想もしない展開が、待ち受けているのです。
その衝撃は自分の目で確かめてみるといいでしょうね。
事前に情報を聞いたのですが、どうもビデオパッケージには
かなりのあらすじが書いてあるそうです。
これは読まない方がいいかも。
予備知識無しで観た方が絶対いい作品です。
冒頭は夏の風景だったかな。
夫婦で同じ色の・・確か赤の洋服で、楽しげにピクニックです。
それがとっても印象的。
作品全体がビビットなカラーで映し出されていて
美しい絵を見ているような雰囲気です。
妻はテレーズ
愛人はエミリー。
男は2人をあるものに例えます。
テレーズは植物であり、エミリーは動物であると。
まったく正反対な2人を象徴しているような表現です。
だから比べるわけにはいかないと言うんですよね・・(勝手な・・)
お互いに違った魅力があるのだから、2人同時に愛してしまうのは
しょうがないみたいな・・言い草。
さらには・・もっと早く会えれば、愛人の方が妻になっていたこともあったとか・・・なんとか・・・。とにかく、口がうまい男で
本当は私・・・とっても腹立たしかったのですが、
こう・・悪びれることもなく、さらりと言ってしまうと
怒ることを忘れてしまう気になるんですよね。
誰もが幸せで、誰もが傷ついていないように描かれるので
それでもいいんじゃないか・・と次第に思えてきてしまうのですよね。
でもそれは・・・真実ではなかったのですよ。
本当の思いを・・隠していただけだったんですよね。
男ってこんなものかな・・と思ってしまうと
ちょっと寂しい気もしますね。
衝撃的で面白い映画でした。
P.S 流れる音楽はモーツァルトです。
映画の雰囲気にふさわしく、素敵でした。

LE BONHEUR
HAPPINESS
監督: アニエス・ヴァルダ
製作: マグ・ボダール
脚本: アニエス・ヴァルダ
撮影: ジャン・ラビエ
クロード・ボーゾレーユ
音楽: ジャン=ミシェル・デュファイ
出演: ジャン=クロード・ドルオ
クレール・ドルオ
マリー=フランス・ボワイエ
フランソワには洋裁で家計を助ける美しい妻テレーズと可愛い子供たちがいる。しかし彼は
家庭生活に不満はないのに
近くの町の郵便局員エミリーも愛してしまう。
そして・・・。
感想 いつもお世話になっているTea Pleaseの瞳さんから
地味映画として紹介された一本です。
幸福という邦題ですからね・・是非、クリスマスに
UPしたい!!と思っていたのですけれど、過ぎてしまいました・・。
この映画、なんていうか・・・複雑な思いに駆られる
作品でしたね。
とっても恐いです・・。
もちろん、ホラーじゃあないですよ。
まだ結婚に夢を持っている人・・・笑・・・が観たら、結構
ショックでしょうね・・。
結婚している人が観たら・・・(まあ・・私なんですけれど)
痛いところつかれたわ・・・って感じで
ドキッとしたりしますね・。
人もうらやむような幸せ・・なんていう言葉もあるけれど
幸福の意味って普段考えたことないですよね。
でもこの映画をみると考えてみたくなってしまいますね。
それと自分の夫に色々と確かめて観たくなることが
出てきたりもしますね。あなたはどう?って尋ねたくなるわ~~
美しい妻がいて可愛い子供がいて
夫は真面目で、夫婦はともに愛し合っていて・・・
それはもう申し分ない理想的な家庭像。
幸せを絵に描いたような世界。
休日には家族水いらずでピクニック。
愛情が満ち溢れているのです。
夫は妻に、何一つ不満は無いけれど、
それでも・・・別の人に心が動いてしまうのです。
あ・・・不倫ね・・・そんな話ね・・・と
思ったあ・な・た。
それだけじゃあないのよね・・。
夫は妻意外に好きな人ができ、定期的に会い始めます。
でも・・・妻は妻なのです・家庭は壊しません(勝手でしょう?)
愛人もそれは承知の上で、結婚なんてねだりません。
それで・・・どうなるのでしょう。
予想もしない展開が、待ち受けているのです。
その衝撃は自分の目で確かめてみるといいでしょうね。
事前に情報を聞いたのですが、どうもビデオパッケージには
かなりのあらすじが書いてあるそうです。
これは読まない方がいいかも。
予備知識無しで観た方が絶対いい作品です。
冒頭は夏の風景だったかな。
夫婦で同じ色の・・確か赤の洋服で、楽しげにピクニックです。
それがとっても印象的。
作品全体がビビットなカラーで映し出されていて
美しい絵を見ているような雰囲気です。
妻はテレーズ
愛人はエミリー。
男は2人をあるものに例えます。
テレーズは植物であり、エミリーは動物であると。
まったく正反対な2人を象徴しているような表現です。
だから比べるわけにはいかないと言うんですよね・・(勝手な・・)
お互いに違った魅力があるのだから、2人同時に愛してしまうのは
しょうがないみたいな・・言い草。
さらには・・もっと早く会えれば、愛人の方が妻になっていたこともあったとか・・・なんとか・・・。とにかく、口がうまい男で
本当は私・・・とっても腹立たしかったのですが、
こう・・悪びれることもなく、さらりと言ってしまうと
怒ることを忘れてしまう気になるんですよね。
誰もが幸せで、誰もが傷ついていないように描かれるので
それでもいいんじゃないか・・と次第に思えてきてしまうのですよね。
でもそれは・・・真実ではなかったのですよ。
本当の思いを・・隠していただけだったんですよね。
男ってこんなものかな・・と思ってしまうと
ちょっと寂しい気もしますね。
衝撃的で面白い映画でした。
P.S 流れる音楽はモーツァルトです。
映画の雰囲気にふさわしく、素敵でした。

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