夢のカルテ   著  高野和明+阪上仁志

夢のカルテ   著  高野和明+阪上仁志


27歳麻生刑事は銃撃事件に遭遇したことから不眠に悩まされていた。
心理治療を受けようとREMカウンセリングルームを訪れる。
カウンセラーは、来生夢衣という女性。
自分より年下の若い女性ということもあって最初は躊躇ったが
雰囲気のよさに惹かれ通うことに決まる。
やがて麻生は、夢衣に特殊な力があることを知る。



感想  最近伺うようになった読書サイトさんでみて興味をひかれたので早速読んでみました。
高野さんの作品は「13階段」を以前読んだことがありますが
それとは雰囲気が違う物語でした。
ファンタジー系かな・・。
こんなことあったら便利かもしれないけれど、・・・でも自分が当事者だったら複雑な気分になりますね。
自分の夢の中覗かれるのもイヤだし
自分がそういう能力を持っていたとしたら
人との付き合いが恐くなってしまいそう・・だもの。


構成は
第一章  刑事の夢
第二章  婚約者の夢
第三章  殺人の夢
第四章  少女の夢

それぞれの章でカウンセリングを受ける人物がおり(第1章は麻生刑事本人。。。)そのカウンセリング過程が
見所になっていると思いました。癒しの物語でも
ありますね・・。
麻生刑事と夢衣は全編を通して登場しており、
2人が心を通わして恋愛関係に陥っていく過程が
もうひとつの物語になっています。

夢というものには、自分が意識していない感情が
表れるものですよね。
だから読んでいてなるほど・・・と思えることも
多くてなかなか面白かったです。
もともと心理学的なものに興味があるので
この手の本は面白く読めるのかもしれません。そうでない人にとっては
どうでしょう。ミステリー的な部分を重視するならば
そんなに期待しない方がいいかもしれませんね。

フロイトやユングという有名な名前も出てきますし、
専門用語もいくつか出てきて全部が全部理解できたかどうかは
妖しいのですがそれなりに
納得はした自分でした。

夢衣は自分の感情を恋愛転移と感じ
それを確かめるべく、自分の心を見つなおします。
結果・・・本当の愛に目覚めるという・・
展開。自分の気持ちを確かめる姿勢って
いいですよね。
ややロマンチックな感じが漂いますが
そんな思いを感じるのも
たまにはいいかもしれませんね。

ただ、実際問題として
相手の夢の中に
入り込むことができるという能力がある人がいて
その方が恋人になるというのは
やっぱり難しいかな・・・。
だって、恋人が自分の夢の中まで入り込んでいるというのは
良い気分はしないような・・。
親しき仲にも礼儀あり・・じゃないけれど、
何でもお見通しと言うのは
かえって息苦しくなりそうな気がしますね。
最初はいいけれど・・あとが続かないような・・

でもそんなことごちゃごちゃ言うのは
野暮ですね。
綺麗な形でまとまってくれて
読んだ後は気分が良かったです。

この第三章で
主人公は殺人を犯すという夢の中に入っていきましたが、
それはやっぱり・・私ならできない行為だわと感じました。
自分が病んでしまいそうですもの。

そういえばエルム街の悪夢と言う映画も
ありましたね。夢が現実になっていくお話。
面白かったね・・・


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心理学の考察

夢とは睡眠中に起こる、知覚現象を通して現実ではない仮想的な体験を体感する現象をさす。睡眠時に起こる外的現象睡眠時は本来ならば何も感じていないと考えられる大脳が覚醒時と同様な活動状態を示す脳波になる。時にはその活動に刺激されて反射 (生物学)|反射運動がみられ

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