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図書館の神様  著  瀬尾まいこ

図書館の神様   著  瀬尾まいこ


なんとなく、国語の講師になってしまい
とある高校に赴任した清(きよ)。
なぜか、部員1人と言う文藝部の顧問になってまう。
彼女は不倫中で、色々と悩めることも多い・・・
海の見える学校の図書館で
清はどんな日々を過ごしていくのか・・・。、

感想   アンソロジーをのぞけば
私にとっては瀬尾さん初体験です。
デビュー2作目ですね。

非常に読みやすかったです。
読み終わったあと、気持ちがす~~~とする感じ。
爽やかな気持ちになるということかな。
私も頑張ろうかな・・・って少し思える(片意地張らないでね)
そんな作品でした。

キャラが個性的で
ポンポン交わしあう会話が楽しく、
こんな人間関係があったら私も人生楽しいだろうな・・なんて
思っておりました。
文藝部の垣内君もいいけど
弟拓実にも憧れるな。
ああいうノリのいい弟が欲しいですもの。

文学が好き・・というとなぜか、世間一般的に
暗いイメージが付きまとうような気がするのですが
このただ1人の部員、垣内君をみていると
そんなこと微塵も感じられなく、むしろ、文学っていいのよね・・と
純粋に思えてくるのです。
これは本を愛する人・・・読者にとってはなんともうれしいことで
ありますよね。
垣内君・・よくわかっているじゃない!!って
手を叩いて応援してあげたくなります。

「文学を通せば、何年も前に生きてた人と同じものを見れるんだ。見ず知らずの女の人に恋することだってできる。自分の中のものを切り出してくることだってできる。とにかくそこにいながらにして、たいていのことができてしまう。のび太はタイムマシーンに乗って時代を超えて、どこでもドアで世界を回る。マゼランは船で、ライト兄弟は飛行機で新しい世界に飛んでいく。僕は本を開いてそれをする。」
(本文より)

夏目漱石「夢十夜」「こころ」。
「こころ」は読んだことあったな・・・それも学生時代。
さぶ・・もいいよね。読んだ読んだ!!
川端康成の「骨拾い」はこれは・・読んだことないけれど、
鼻血がでてくるわけ・・?読みたいな・・・。
と、文学作品名がいくつか出てくるのがまたそそられますよね。


なにもスポーツで汗流すだけが青春ではないのですよ。
文学も青春なのですよ・・


垣内君と清の会話・・
まるで、ボケとツッコミのようで楽しかったです。
清・・本当に先生なの?というくらいの頼りなさで、
不倫もしていてどこか宙ぶらりんなイメージ。
けっして好感度が高いという人物ではありません。
清のやる気なさ状態は過去のトラウマが引き起こした結果ではあるのだろうけれど・・それでもしっかりしなさいという
声も聞こえてきそう・・。
そんな彼女が
海が見える高校での教師生活で
少しながらも成長していく過程が
微笑ましかったです。


だれでも、いい出会いがあれば
人って変わっていけるんじゃあないのかなって
思いました。


清の不倫相手の浅見さんて実はとってもずるい人なんですよね。
でもこの本の中では、そんな醜いところが、軽めの文章で
中和されているというか・・・・しょうがない不倫相手ね・・という程度におさまってしまったように感じます。



子どもと読みました。
子どもの方が読むのが早く大層気に入っておりました。
不倫相手も出てきて・・どうよ・・・と思ったのですが
(小学生なもので・・・。でもこのくらいは許容範囲なのかな)
意外とあっさりしていて・・、
「うん・・・でもそんなこと気にならないよ。
そもそも、アレはどうでもいいよ(浅見さんのこと・・・笑)
垣内君のキャラが面白かったな・・・・」と
素直な感想を言っておりました。

また借りてきてというので
別作品借りてあげようかな・・と思っております。



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