バッド・エデュケーション
バッド・エデュケーション
を観ました。 水曜日、テアトルタイムズスクエアです。
この映画館初めてでしたが、駅からすぐで結構便利ですね。
監督 ペドロ・アルモドバル
出 ガエル・ガルシア・ベルナル (イグナシオ・アンヘル・サハラ)
フェレ・マルチネス(エンリケ・ゴデ)
1980年代のマドリード。
新進気鋭の青年映画監督エンリケ(フェレ)の元に、神学校時代の同級生&初恋の相手、イグナシオ(ガエル・ガルシア・・)と名乗る青年が現れる。彼は自分の書いた「訪れ」という脚本を持ってきて、映画づくりの参考にしてくれと
頼み込む。映画化されたおりには出演したいと願うイグナシオ。エンリケは2人の想い出を綴ったその作品を複雑な思いで
読み進めていく・・・・
感想 カンヌ国際映画祭オープニングで上映され、歓喜を浴びたこの作品。
アルモドバル監督の半自伝的作品で構想に10余年を費やした渾身の作品ともいえます。
前作のトーク・トゥ・ハーは、かなり深みのある作品で、観終わったあとも、色々考え、引きずる部分を残すものだったので
今回もそのようなストーリーかなと、気構えて、観る部分があったのですが、その点においては心配無用でした。
とても観やすかったです。これは、万人受けするという意味ではなく、今まで観たアルモドバル作品の中では(3本だけど・笑)一番ストーリー的にわかりやすいし、理解しやすいキャラが多かったということなんだろうな・・・と思います。
監督自身も述べているように、この作品はフィルム・ノワール。
根底にあるのは愛だけれど、それを媒介にして、罪と欲望が渦巻く世界。
こういうのは、他の映画でもいくつか観たことがあるから、とても観やすいと思えてしまったのだと思います。
とは言うものの、この監督らしさというのは前面に出ていて、やはり面白く仕上がっていたと思います。
まず、描かれている愛の世界が・・同性愛。
この映画では女性の裸は一切出てきません。 エロチックな場面も、もちろん男性同士です。
行為そのものも、かなりストレートに出てきます。心構えの準備もなく突然出てくる分、逃げ場が無いというかなんというか・・笑しっかり確認。そもそも、そういう絡み以前に、登場する男性達がどれも色気プンプンで、
その濃密度にクラクラしちゃいそうになりましたね。
色気という言葉は、男女共通用語だとあらためて認識。
美しさの定義って人それぞれなんだなとあらためて認識ですよ・・・・笑
美しさは、罪といいますけれど、本当ですよね。美の価値なんて人それぞれだから、彼らたちが、同性に美を見出し
惹かれるのも、それはそれでありかもしれません。また、愛すればこそ、罪を犯し、愛を利用して野望を成し遂げるという
それぞれの行為も悲しいかな・・・人間が持つ負の要素として、素直に認めてしまうのですよ。
善悪の意味は別として、それが人間かな。。。っていうことかな。
愛することは本来純粋なことなのに、それが一歩進んで醜い人間のもつ行為に繋がるのは、本当に悲しいことですよね。
とくに神学校での神父。ちょうど世間を騒がしている事件を思い出してしまって、いや~~な気分になりました。
それも証拠にも無く、何度も繰り返して・・・。映画の中では、そもそもの事の発端とされていて、別にそのことを
議論の的にしようという意図はなかったのだと思いますが、私としてはやはりとても気になり、許せん!!と
憤りを感じてしまいましたね。 だって、少年達とっても可愛いいのだもの。
イグナシオ少年は耳が大きかったけど・・笑
映画の中では、もう一本の映画が作られる・・・これは珍しい手法ではないし、いくつかそういった作品はありますよね。
もうちょっと複雑に絡み合ってもいいかなと思いましたが、案外あっさり真相がわかってしまったのは残念。
神父の告白で全てを片付けてしまうには、あまりにも残念とも思いましたけれど、でも面白かったからいいです・・笑
ともかくも・・・・主演2人の演技に魅了されてしまい、とても濃密な時間を過ごせたから良かったかな。
内容よりも出演者に満足いったというところがあります。
ガルシア君は3役です。名前も3つあります。真相は観てのお楽しみ。 その中にはゲイ役も含まれるのですが、
普通、骨太でがっしりしたイメージの彼から、女性姿って連想できないでしょ。しかし、やってくれます。
絞ったのかな。
雰囲気が色っぽい。手先の動く様、腰の動き、目線、そして行為・・笑、どれも女性を研究しつくしたという感じですね。
幅の広い役者さんになっていますね。カマラもいい味だしていたんだけれど、どうかしら。 前作のイメージからいうと彼も大変身でしょ。
そしてフェレ。
今回、ガルシア君の話題を上げる人は多いでしょうから、あえて彼。 初恋の彼に悩まされるフェレは、とても
ステキに映りましたけれどいかがでしたか。
私・・・プールサイド上の2人の演技がこの映画の中で一番エロチックだと思っているんですよ。
このときのフェレの目・・・。ゾクゾクしましたね。狙っているの?狙っているのか?ってね(意味不明ね・・笑)
フェレがガルシア君の体を嘗め回す視線もこれまた凄かったし・・・。今回彼の演技にも注目してくださいなって言いたいですわ。
オープニングが、なかなかカッコイイです。是非確認してみてくださいね。
少年の歌う・・・ムーン・リバー。心が洗われる様な澄んだ歌声です。でも、映画の内容は清清しいものではないので
お間違いなくね・・・・笑
プールサイド場面はこちら↓♪

を観ました。 水曜日、テアトルタイムズスクエアです。
この映画館初めてでしたが、駅からすぐで結構便利ですね。
監督 ペドロ・アルモドバル
出 ガエル・ガルシア・ベルナル (イグナシオ・アンヘル・サハラ)
フェレ・マルチネス(エンリケ・ゴデ)
1980年代のマドリード。
新進気鋭の青年映画監督エンリケ(フェレ)の元に、神学校時代の同級生&初恋の相手、イグナシオ(ガエル・ガルシア・・)と名乗る青年が現れる。彼は自分の書いた「訪れ」という脚本を持ってきて、映画づくりの参考にしてくれと
頼み込む。映画化されたおりには出演したいと願うイグナシオ。エンリケは2人の想い出を綴ったその作品を複雑な思いで
読み進めていく・・・・
感想 カンヌ国際映画祭オープニングで上映され、歓喜を浴びたこの作品。
アルモドバル監督の半自伝的作品で構想に10余年を費やした渾身の作品ともいえます。
前作のトーク・トゥ・ハーは、かなり深みのある作品で、観終わったあとも、色々考え、引きずる部分を残すものだったので
今回もそのようなストーリーかなと、気構えて、観る部分があったのですが、その点においては心配無用でした。
とても観やすかったです。これは、万人受けするという意味ではなく、今まで観たアルモドバル作品の中では(3本だけど・笑)一番ストーリー的にわかりやすいし、理解しやすいキャラが多かったということなんだろうな・・・と思います。
監督自身も述べているように、この作品はフィルム・ノワール。
根底にあるのは愛だけれど、それを媒介にして、罪と欲望が渦巻く世界。
こういうのは、他の映画でもいくつか観たことがあるから、とても観やすいと思えてしまったのだと思います。
とは言うものの、この監督らしさというのは前面に出ていて、やはり面白く仕上がっていたと思います。
まず、描かれている愛の世界が・・同性愛。
この映画では女性の裸は一切出てきません。 エロチックな場面も、もちろん男性同士です。
行為そのものも、かなりストレートに出てきます。心構えの準備もなく突然出てくる分、逃げ場が無いというかなんというか・・笑しっかり確認。そもそも、そういう絡み以前に、登場する男性達がどれも色気プンプンで、
その濃密度にクラクラしちゃいそうになりましたね。
色気という言葉は、男女共通用語だとあらためて認識。
美しさの定義って人それぞれなんだなとあらためて認識ですよ・・・・笑
美しさは、罪といいますけれど、本当ですよね。美の価値なんて人それぞれだから、彼らたちが、同性に美を見出し
惹かれるのも、それはそれでありかもしれません。また、愛すればこそ、罪を犯し、愛を利用して野望を成し遂げるという
それぞれの行為も悲しいかな・・・人間が持つ負の要素として、素直に認めてしまうのですよ。
善悪の意味は別として、それが人間かな。。。っていうことかな。
愛することは本来純粋なことなのに、それが一歩進んで醜い人間のもつ行為に繋がるのは、本当に悲しいことですよね。
とくに神学校での神父。ちょうど世間を騒がしている事件を思い出してしまって、いや~~な気分になりました。
それも証拠にも無く、何度も繰り返して・・・。映画の中では、そもそもの事の発端とされていて、別にそのことを
議論の的にしようという意図はなかったのだと思いますが、私としてはやはりとても気になり、許せん!!と
憤りを感じてしまいましたね。 だって、少年達とっても可愛いいのだもの。
イグナシオ少年は耳が大きかったけど・・笑
映画の中では、もう一本の映画が作られる・・・これは珍しい手法ではないし、いくつかそういった作品はありますよね。
もうちょっと複雑に絡み合ってもいいかなと思いましたが、案外あっさり真相がわかってしまったのは残念。
神父の告白で全てを片付けてしまうには、あまりにも残念とも思いましたけれど、でも面白かったからいいです・・笑
ともかくも・・・・主演2人の演技に魅了されてしまい、とても濃密な時間を過ごせたから良かったかな。
内容よりも出演者に満足いったというところがあります。
ガルシア君は3役です。名前も3つあります。真相は観てのお楽しみ。 その中にはゲイ役も含まれるのですが、
普通、骨太でがっしりしたイメージの彼から、女性姿って連想できないでしょ。しかし、やってくれます。
絞ったのかな。
雰囲気が色っぽい。手先の動く様、腰の動き、目線、そして行為・・笑、どれも女性を研究しつくしたという感じですね。
幅の広い役者さんになっていますね。カマラもいい味だしていたんだけれど、どうかしら。 前作のイメージからいうと彼も大変身でしょ。
そしてフェレ。
今回、ガルシア君の話題を上げる人は多いでしょうから、あえて彼。 初恋の彼に悩まされるフェレは、とても
ステキに映りましたけれどいかがでしたか。
私・・・プールサイド上の2人の演技がこの映画の中で一番エロチックだと思っているんですよ。
このときのフェレの目・・・。ゾクゾクしましたね。狙っているの?狙っているのか?ってね(意味不明ね・・笑)
フェレがガルシア君の体を嘗め回す視線もこれまた凄かったし・・・。今回彼の演技にも注目してくださいなって言いたいですわ。
オープニングが、なかなかカッコイイです。是非確認してみてくださいね。
少年の歌う・・・ムーン・リバー。心が洗われる様な澄んだ歌声です。でも、映画の内容は清清しいものではないので
お間違いなくね・・・・笑
プールサイド場面はこちら↓♪

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