モノレールねこ    著  加納朋子

モノレールねこ   著  加納朋子





感想  初加納さんの作品です。
表紙のねこパズルに惹かれて読んでみました。
この絵、可愛いですよね。
ふてぶてしいねこだけれど、どこか憎めないわ。
こういった小太りのねこって意外と
身近にいますよね。


お話は、いくつかの短編から成り立っています。


「モノレールねこ」・・表題作です。
モノレールねこ・・という名付けが、いいですわ。
一度も会ったことのない人物との文通。
それもねこを通してなんて・・。
人と人のつながりって、意外なことから始まっていくのですよね。
ねこちゃんは可哀想だったけれど、
素敵な橋渡しをしてくれましたね・・。



 「パズルの中の犬」・・・こちらは犬のお話です。
好きなお話でしたわ。
寂しげな犬の姿が脳裏に浮かんできて
想像力を膨らませることができました。
主人公の孤独感もよくわかるわ・・。

 「マイ・フーリッシュ・アンクル」・・ろくでもない
叔父さんと、主人公との同居生活。
叔父さんとの関係がいいですよ・・。

 「ポトスの樹」・・こちらはしょうもない父親の話。
最後の父親の行動にビックリ。


 「シンデレラの城」・・・この話も好き。
こんな家族の形があってもいいよね・・・・。
主人公の彼女・・の思いが最後にわかるところが
なんとも印象的。

「セイムタイム・ネクストイヤー」・・1年に一度、
同じ部屋に泊まろうとするお客の話。

「ちょうちょう」・・人気ラーメン店を負かされた
主人公のお話。

「バルタン最期の日」・・・主人公はザリガニ。
どんな生き物にも心があるのよね。
ザリガニから見た人間の様子がリアルで
面白かったですわ。

いくつかのお話の中には
悲しい場面があるのですが
悲壮感は漂いません。
むしろ、読んだあと、心が温かくなります。

素敵なお話ばかりでした。
日常の中にそっと入り込んだファンタジー
という雰囲気でした。


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