ブラッド・ダイヤモンド

ブラッド・ダイヤモンド  (2006  アメリカ)

BLOOD DIAMOND


監督: エドワード・ズウィック
製作: ジリアン・ゴーフィル
マーシャル・ハースコヴィッツ
グレアム・キング
ダレル・ジェームズ・ルート
ポーラ・ワインスタイン
エドワード・ズウィック
製作総指揮: レン・アマト
ベンジャミン・ウェイスブレン
ケヴィン・デラノイ
原案: チャールズ・リーヴィット
C・ギャビー・ミッチェル
脚本: チャールズ・リーヴィット
撮影: エドゥアルド・セラ
プロダクションデザイン: ダン・ヴェイル
衣装デザイン: ナイラ・ディクソン
編集: スティーヴン・ローゼンブラム
音楽: ジェームズ・ニュートン・ハワード
 
出演: レオナルド・ディカプリオ ( ダニー・アーチャー )
ジェニファー・コネリー ( マディー・ボウエン )
ジャイモン・フンスー (ソロモン・バンディー)
マイケル・シーン ( シモンズ )
アーノルド・ヴォスルー (大佐 )
カギソ・クイパーズ ( ディア・バンディー)
デヴィッド・ヘアウッド ( ポイズン大尉 )
ベイジル・ウォレス ( ベンジャミン・マガイ )
ンタレ・ムワイン (メド)
スティーヴン・コリンズ (ウォーカー)


内戦が続く90年代のアフリカ、シエラレオネ。
漁師ソロモンと息子の暮らす村は
反政府軍RUFが襲撃される。
ソロモンは採掘場で労働を化せられ
息子は軍に拉致され兵として働かされる。
ある日、ソロモンは採掘中、
大粒のピンク・ダイヤを発見し、隠しながら、土に埋めることに成功。
一方、
ダイヤの密輸に手を染める男ダニー。
ある場所で、そのダイヤの存在を知る。
やがて、ダニーは、ソロモンを見つけ出し、
離れ離れになった
家族捜す代わりにダイヤの隠し場所を明かすよう迫る。

アメリカ人女性ジャーナリスト、マディー。
ダニーと偶然であった彼女もいつの間にか
ダイヤ獲得に巻き込まれる。
果たしてダイヤは
見つかるのか・・。



感想    良かったです♪
見応え十分の、社会派サスペンスでした。
ディカプリオというすでに名のあるスターが主演で(影の主役は
ジャイモン・フンスー でもありますが・・・・)
ダイヤを巡る争奪戦ときくと、ワクワク・・楽しい冒険活劇
のようなイメージに感じられますが
そこは全く違いましたね・・。楽しいという感覚よりは
重苦しいという感覚の方がふさわしかったのです。
映画は
家族愛や、男同士の信頼関係、ダイヤ密輸の構造、
背景になるアフリカにおける現状などなど・・
描かれるものが多かった分、
色んなメッセージを受け取ることが出来ました。
ジャイモン・フンスー の家族への愛情の大きさと
ディカプリオの終盤の行動には
素直に涙してしまいました。




アフリカが舞台のこの映画。
この国の現状について、今回も衝撃を覚えました。
ナイロビの蜂・・・やシティ・オブ・ゴットなどと同じように
弱いものが犠牲になる現実。
同じ民族なのに闘わなくてはいけないのは・・・何故?
撃ち殺す相手にだって、家族が居るはずなのに
どうしてなんの迷いもなく行動できるのだろう・・。

ダイヤ・・という輝きのために・・
労働を強いられる人々たちが居る・・
そして、そのダイヤのために、子をさらわれ
戦闘兵器と化せられる親が居る・・・
なんて悲しい現実なのだろう・・。

戦いのない平和な国に居る自分は
ただただ、その恐ろしさと悲惨さに胸を痛めることしか
できないのだけれど、少しでもこの現実を知りえたということは
きっと、これからの自分にプラスになっていくに
違いないと思います。私が日々感じている悩みなど
きっと大したことじゃない・・・・・って思えることだけでも
大きな収穫でしょう?
何が出来るって今はよくわからないけれど、
まずは、知ることが・・大事じゃないかなって思いますね。

毎日の食べ物にも困らない裕福な私たち。
ダイヤ・・といえば、幸せ、の象徴のように考え、
テレビでの芸能人の婚約会見では
そのカラット数や大きさを何の疑問も感じず、見入っていた
自分が恥ずかしい気がしました。

とダークなことを思いながら
しっかりストーリーを味わいました。

そして
俳優人についての話も少し。


ディカプリオ・・・ディパーテッドより
はるかに良かったです。
そもそもあちらはリメイクでしたし、
キャラ設定に深みがなかったのが痛かったのですが
こちらは・・内面に抱える苦悩がストレートに出ていましたし、
何分、彼自身の見せ場が多かったので、より存在感があったように
思います。
世間的には批判を浴びる行為ではあるものの・・・
そうやって生きなくてはいけない彼の人生そのもののに
どこか哀れみを感じずにはいられなかったです。
家族を持つことはない・・・といった
彼のセリフがとても悲しかったわ・・。


一方のもう一人・・の主役とも言うべき
ジャイモン・フンスー。
こちらは人の親ならば、絶対感情移入してしまうキャラです。
もちろん、彼も良かったですね。
彼の作品、他にも色々観ていますが
映画好きの方ではないとあまり知らないかも。
今までもどの作品の役も、魅力的に演じてはいましたが
今回のこの作品で知名度もグ~~ンとあがったのではないでしょうか。
そういう意味ではこの作品は彼にとっては
ベスト一本ではないでしょうか。


ジャーナリスト役のジェニファー・コネリー ・・。
結婚して子供を生んでも美しいです。
知的で行動力のあるこの役にピッタシでした。
ディカプリオと信頼関係を築いていく過程が
素晴らしかったです。美男&美女だったので、下手すると
俗っぽい恋愛関係にならないかと心配したのですが
そうさせない(あくまでもプラトニック・・)演出に
思わずうれしくなりました。そうでなかったら大幅減点・・。

ちなみに・・大佐を演じていた
アーノルド・ヴォスルーはどこかで観たな・・と思っていましたが
そうです・・24のシリーズⅣに出ていた方でした。
ジャック・バウワーは出てきませんでした・・笑



監督は「ラスト サムライ」のエドワード・ズウィック。
彼の作品では、レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い
が好き。
登場人物の心情描写がうまく、感動をもたらす、作品が
多いですよね。
お勧めの一本だと思います。
ディカプリオファンもそうでないかたも
是非・・。


buraddo.jpg

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みみこさま、こんにちは~。TBさせていただきました♪
今日は、一レオファンとして参りました(笑)
『ディパーテッド』とどれくらい撮影が前後していたのかわからないのですが、随分大人になった印象でした。
この作品、皆がレオの演技がいいと言ってくれるのでうれしいです。
(私は『ディパーテッド』も好きだったので、一人悲しんでおりました)
ジェニファー・コネリー、綺麗ですよね~。彼女には独特の美しさがあると思います。
私もアーチャーとマディがベッドインどころかキスもしないのがよかったです。
でも観終わって疲れました。早くヒュー様とドリューのラブコメが観たいです!
ではでは、また来ます~。

真紅さんへ


こんにちは~
レス遅くなってごめんなさいね。
TB&コメントありがとうございます。
これ・・良かったです。
レオ・・ファンならより堪能できますよね。
ディパーテッドも嫌いじゃあないのですけど・・
こっちのほうが・・見せ場が多い分
好きかも・・。レオさまもよりワイルドで
良かったです♪
ジェニファー・コネリーもいいですよね。
ああいう風に知的な雰囲気が漂う女性に
なりたいわ・・。
そうそう・・あの二人・・手を握るだけでしたよね。
それでもお互いに何か感じあうものがあったような
雰囲気でしたものね。ここら辺のさじ加減が
好みでしたわ。
この手の映画・・・やっぱり疲れますよね。
攻撃が多いので・・どうしても落ち着かなく
なりますもの。
あとでお邪魔しますね。

こんばんは! TBコメント有難う♪
あっ やっぱりあの二人はプラトニックな関係で終わったと考えて良いのですね? どちらかなと思ったんですが、その方がいいですよね(笑)
ズウィック監督の演出は私も好きなんです。 「ラストサムライ」も「レジェンド・オブ・フォール」も大好きですよー♪

マダムSさん

こんにちは。コメント&TBありがとうございます。
プラトニック・・・だと思いましたよ。
非常事態での恋愛だと、なかなかうまくいかないと
いいますからね。心を開いた・・という
感じがちょうどいいでしょうね。
ラストサムライもレジェント~~も
泣けますよね。泣きのツボをきちんと
抑えていますよね。

みみこさんこんにちは~♪
感想読ませていただきました☆
ほんといろんなメッセージを貰った映画でしたね。あの美しいダイヤの陰にこんな現実があったなんて・・私もこの映画ではじめて知りました。深い映画でしたね。。観ていて辛かったけれど、みみこさんのおっしゃるとおり「知ることが大事」・・私もそう思いました。私からもTBさせていただきますね☆

みみこさん、こんばんは。
すっかりお邪魔するのが遅くなってごめんなさい。
偶々、本当に身近に、幸せの象徴、愛情の表現としてのダイヤと
「紛争ダイヤではない」という証明を観た直後だったので、
やはり複雑な思いを禁じ得ないのでしたが、
合法的に産出されるダイヤもあれば、こんな現実もあったのだと知ることができて
よかったと思っています。
お目当てのジャイモン・フンスーはもちろん期待通り、
ディカプリオの演技の巧さも改めて感じましたわ。
メッセージ性と娯楽性のバランスのいい、見応えのある作品でしたね。

cahoさんへ

こんにちは。
レス遅くなりごめんなさい。
見応えのある作品でしたね。
映画が、様々なことを知るきっかけになりますよね。
私は映画から世の中の動きを
学ぶこと多いかも・・・。
楽しいだけでない映画もたまには
いいですよね・
今回は悲しい場面もありましたが
希望を感じる結末に、どんより気分にはならなかったのが救いでした。
でも・・・続けて、争い映画は観たくないかな・・と
思う部分もありますね・・。
TB&コメントありがとうございました。

悠雅さんへ

こんにちは。
コメント&TBありがとうございます。
こちらこそ、おそレスでごめんなさい。
そうでしたね・・・悠雅さんのところは
身近に感じる出来事がおありでしたよね。
映画を観た直後だと色々考えてしまいますよね。
でもでも・・・おめでたいこと・・ですもの。
やはり素直に喜びに浸っていいと思います。
私からもおめでとう・・・です♪
ジャイモン・フンスー・・・良かったですよね。
今回は父親役ということで、子供の居る身にとっては
感情移入しやすいキャラでした。
家族を守る強い父親像を見せ付けられた気がします。
ディカプリオも成長していましたよね。
ともに今後が楽しみですね。
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