ゾディアック
ゾディアック (2006 アメリカ)
ZODIAC
監督: デヴィッド・フィンチャー
製作: マイク・メダヴォイ
アーノルド・W・メッサー
ブラッドリー・J・フィッシャー
ジェームズ・ヴァンダービルト
シーン・チャフィン
製作総指揮: ルイス・フィリップス
原作: ロバート・グレイスミス
脚本: ジェームズ・ヴァンダービルト
撮影: ハリス・サヴィデス
プロダクションデザイン: ドナルド・グレアム・バート
衣装デザイン: ケイシー・ストーム
編集: アンガス・ウォール
音楽: デヴィッド・シャイア
出演: ジェイク・ギレンホール (ロバート・グレイスミス)
マーク・ラファロ (デイブ・トースキー刑事 )
ロバート・ダウニー・Jr (ポール・エイブリー )
アンソニー・エドワーズ (ウィリアム・アームストロング刑事 )
ブライアン・コックス (ベルビン・ベリー)
イライアス・コティーズ (ジャック・マラナックス巡査部長 )
クロエ・セヴィニー (メラニー)
ドナル・ローグ (ケン・ナーロウ)
ジョン・キャロル・リンチ (アーサー・リー・アレン)
ダーモット・マローニー (マーティ・リー)
リッチモンド・アークエット
ボブ・スティーヴンソン
ジョン・テリー
ジョン・ゲッツ
キャンディ・クラーク
フィリップ・ベイカー・ホール
ジェイソン・ワイルズ
マット・ウィンストン
ザック・グルニエ
アダム・ゴールドバーグ
ジェームズ・レグロス
クレア・デュヴァル
ポール・シュルツ
ジョン・レイシー
エド・セトレキアン
ドーン・リー
ペル・ジェームズ
リー・ノリス
ジョエル・ビソネット
トーマス・コパッチ
バリー・リヴィングストン
クリストファー・ジョン・フィールズ
1969年7月4日。
カリフォルニアでドライブ中の若いカップルが銃撃された。
それから1ヶ月後、サンフランシスコ・クロニクル紙に
犯人からのものと思われる一通の手紙が届いた。
自らを“ゾディアック”と名乗る犯人は
謎の暗号文と共に、自分の手紙を
新聞の一面に載せろと要求する。
それから・事件が起こるたびに手紙が送られてくるように
なる。同紙の記者エイブリーと風刺漫画家グレイスミスは、
暗号解読に興味を示し、さらに犯人に対しても
関心を持ち始める。同じく、新聞記者ポール・エイブリーも
この事件にのめりこむようになる。
一方、サンフランシスコ市警の2人の刑事。
トースキーとアームストロングは、懸命にゾディアックを
追いかけるものの、なかなか犯人像が見えてこなかった。
感想 「セブン」「ゲーム」「ファイトクラブ」の
デヴィッド・フィンチャー 監督の新作。
同じような路線を期待してしまうと、ちょっと、肩透かしを食ってしまいますけれど、これはこれで、非常に見応えがあって、面白く鑑賞できました。私としては満足できた一本でした。
事件に翻弄される人間がきちんと描かれていて、
興味深かったです。
たどり着くことがなかなかできないというジレンマ・・・・。
謎が謎のままだと・・ついつい真相を暴いてやりたいという
欲求がわいてくるのが人間ですよね。
事件が起こらなかったら、その事件に関わらなかったら、
平和な人生が送れたであろう・・・人々。
彼らは事件に惑わされ、本来の自分の生活からどんどん切り離されていくのです。
ちょっと、殺人の追憶を連想させますね。
犯人は一体?という結末も似ていますものね。
あちらは緊張感と息抜き部分とのバランスが
非常にとれた佳作でしたけれど、
こちらは遊び部分など全くなし。
事実のみを淡々と描くことに徹していた
真剣映画でした。そこが逆に人によっては退屈かな・・・と思える部分にもつながるかもしれませんね・・。
メリハリがなく、事件もなかなか進展していかないのですからね。
でも、その分、俳優さん一人ひとりをじっくりと
腰をすえて堪能できましたし、
時代の雰囲気を存分に吸収できて、私は良かったかな・・・と
思っております。
いつかなにかが起こるのではないか・・・・という
ささやかな期待もありましたし・・。
女性は何人か出てきましたけれど、甘いシーンなどはほとんどなかったように思います。
残忍に殺される女性ばかり。
ジェイクの彼女として登場してきたクロエ・セヴィニーも
彼との絡みはほとんどありませんでした。
いつの間にか
奥さんになっていたのね・・・・という感じでした。
そのあっさり感もまた・・・良しとしております・・笑
殺人場面は前半の部分のみ。
恐い部分が苦手な人はそのところだけを我慢すればOKです。
回想として何度も出てくるわけではないので・・・・・大丈夫。
でもそれなりにリアルでしたね・・ナイフグサグサは
心臓に悪いです。・・・・ふ==(ため息)
中盤からは年月と共に事件の捜査状況が報告されていきます。
犯人と思しき人に
到達するまで、色んな裏を取るものの、
筆跡鑑定でよし!!という決定的なものが挙がらない・・・。
捜査の方法は、今考えると
随分と手落ちのところがあるのではないかと思えますが
時代を考えるとそれが精一杯だったのかも
しれません。
予告ではジェイク・ギレンホールが活躍している印象を受けますが
実際、彼の活躍を観るのは映画の後半になってから・・・。
途中までは
刑事さんと新聞記者の方に焦点が当てられていたように感じます。
絶対あると思ったジェイク・ギレンホールの暗号解読は
なかったです。少し、期待はしていました・・
でも、もう一度事件を洗いだし、
刑事さんたちが見逃した点を執拗にチェックしはじめるという彼の
執念さは、見応え十分です。
彼と一緒に、ワクワク、ドキドキ感を
味わえました。特に雨の日にとある家の地下室を訪れるところなんて~~~ドキドキ。早く逃げなきゃ~~~ジェイク~~と思いました・・笑
事件が起こったときは、子煩悩なパパ振りを発揮していた
ジェイク。
年月がたち、事件にのめり込んでくる度合いが大きくなってくると、
とうとう子どもにまで捜査の手伝いをさせるようになってきます。
これじゃあ・・、
奥さんにしてみれば、たまったものではありませんよね。
ちょっと心配だものね・・。
しかし、刑事でもなく、新聞記者でもない
漫画家だけが、長年この事件のことを追い続けていたというのも
なんだか不思議。もはや性格的なものなのよね・・。
真相は一体・・・?!
今になってはもう解明は難しいかもしれませんよね。
永遠に解けない謎だからこそ、
映画になっても、皆がひきつけられるのかもしれません。
他の俳優さん・・皆良かったですね。
マーク・ラファロ は、
この間、ラブコメを観たばかりなので、(そのときは現代風で
素敵だったのよ)今回の
妙な髪形にちょっとビックリ・・笑
もみ上げや、蝶ネクタイも気になったところですが
相変わらず、きっちり演じていて安心してみていられました。いつも
寝ている最中に呼び起こされてかわいそうでした・・・。
ロバート・ダウニー・Jr、
いいですね・・・演技派ですよね。今回も、癖のある役柄がお似合いです。後半、ドラック&酒に溺れる姿を見たときには
プライベートと重なる部分を感じて、寂しい気分。
いつもなんだかこういった役?・・・笑
ジェイクが新聞社をやめた彼をお家まで訪ねていったシーン
がありますよね。そこで、荒れた生活をしているらしい
彼と対面した時・・・。彼、イスに座って脚を
投げ出して会話していたでしょ?あのときの
脚が・・・・印象的・・・笑。すごくむき出しで・・・。
露出が激しくて・・・。きちんと
して欲しいよ・・・・とせつに願いましたよ・・・。
アンソニー・エドワーズ 、
懐かしいな・・・トップガンのグ-スですよね。
そんなこと知っている人はいるのでしょうか。
今はERのイメージですよね。
公式ペ-ジは、随分と凝っているのですよ。
謎めいた雰囲気が伝わってきました。
興味がある人は是非続きは劇場で。
上映時間は長いのですが、
覚悟していった分、気になりませんでした。
私もゾディアックの謎に
嵌ってしまいそうです・・

ZODIAC
監督: デヴィッド・フィンチャー
製作: マイク・メダヴォイ
アーノルド・W・メッサー
ブラッドリー・J・フィッシャー
ジェームズ・ヴァンダービルト
シーン・チャフィン
製作総指揮: ルイス・フィリップス
原作: ロバート・グレイスミス
脚本: ジェームズ・ヴァンダービルト
撮影: ハリス・サヴィデス
プロダクションデザイン: ドナルド・グレアム・バート
衣装デザイン: ケイシー・ストーム
編集: アンガス・ウォール
音楽: デヴィッド・シャイア
出演: ジェイク・ギレンホール (ロバート・グレイスミス)
マーク・ラファロ (デイブ・トースキー刑事 )
ロバート・ダウニー・Jr (ポール・エイブリー )
アンソニー・エドワーズ (ウィリアム・アームストロング刑事 )
ブライアン・コックス (ベルビン・ベリー)
イライアス・コティーズ (ジャック・マラナックス巡査部長 )
クロエ・セヴィニー (メラニー)
ドナル・ローグ (ケン・ナーロウ)
ジョン・キャロル・リンチ (アーサー・リー・アレン)
ダーモット・マローニー (マーティ・リー)
リッチモンド・アークエット
ボブ・スティーヴンソン
ジョン・テリー
ジョン・ゲッツ
キャンディ・クラーク
フィリップ・ベイカー・ホール
ジェイソン・ワイルズ
マット・ウィンストン
ザック・グルニエ
アダム・ゴールドバーグ
ジェームズ・レグロス
クレア・デュヴァル
ポール・シュルツ
ジョン・レイシー
エド・セトレキアン
ドーン・リー
ペル・ジェームズ
リー・ノリス
ジョエル・ビソネット
トーマス・コパッチ
バリー・リヴィングストン
クリストファー・ジョン・フィールズ
1969年7月4日。
カリフォルニアでドライブ中の若いカップルが銃撃された。
それから1ヶ月後、サンフランシスコ・クロニクル紙に
犯人からのものと思われる一通の手紙が届いた。
自らを“ゾディアック”と名乗る犯人は
謎の暗号文と共に、自分の手紙を
新聞の一面に載せろと要求する。
それから・事件が起こるたびに手紙が送られてくるように
なる。同紙の記者エイブリーと風刺漫画家グレイスミスは、
暗号解読に興味を示し、さらに犯人に対しても
関心を持ち始める。同じく、新聞記者ポール・エイブリーも
この事件にのめりこむようになる。
一方、サンフランシスコ市警の2人の刑事。
トースキーとアームストロングは、懸命にゾディアックを
追いかけるものの、なかなか犯人像が見えてこなかった。
感想 「セブン」「ゲーム」「ファイトクラブ」の
デヴィッド・フィンチャー 監督の新作。
同じような路線を期待してしまうと、ちょっと、肩透かしを食ってしまいますけれど、これはこれで、非常に見応えがあって、面白く鑑賞できました。私としては満足できた一本でした。
事件に翻弄される人間がきちんと描かれていて、
興味深かったです。
たどり着くことがなかなかできないというジレンマ・・・・。
謎が謎のままだと・・ついつい真相を暴いてやりたいという
欲求がわいてくるのが人間ですよね。
事件が起こらなかったら、その事件に関わらなかったら、
平和な人生が送れたであろう・・・人々。
彼らは事件に惑わされ、本来の自分の生活からどんどん切り離されていくのです。
ちょっと、殺人の追憶を連想させますね。
犯人は一体?という結末も似ていますものね。
あちらは緊張感と息抜き部分とのバランスが
非常にとれた佳作でしたけれど、
こちらは遊び部分など全くなし。
事実のみを淡々と描くことに徹していた
真剣映画でした。そこが逆に人によっては退屈かな・・・と思える部分にもつながるかもしれませんね・・。
メリハリがなく、事件もなかなか進展していかないのですからね。
でも、その分、俳優さん一人ひとりをじっくりと
腰をすえて堪能できましたし、
時代の雰囲気を存分に吸収できて、私は良かったかな・・・と
思っております。
いつかなにかが起こるのではないか・・・・という
ささやかな期待もありましたし・・。
女性は何人か出てきましたけれど、甘いシーンなどはほとんどなかったように思います。
残忍に殺される女性ばかり。
ジェイクの彼女として登場してきたクロエ・セヴィニーも
彼との絡みはほとんどありませんでした。
いつの間にか
奥さんになっていたのね・・・・という感じでした。
そのあっさり感もまた・・・良しとしております・・笑
殺人場面は前半の部分のみ。
恐い部分が苦手な人はそのところだけを我慢すればOKです。
回想として何度も出てくるわけではないので・・・・・大丈夫。
でもそれなりにリアルでしたね・・ナイフグサグサは
心臓に悪いです。・・・・ふ==(ため息)
中盤からは年月と共に事件の捜査状況が報告されていきます。
犯人と思しき人に
到達するまで、色んな裏を取るものの、
筆跡鑑定でよし!!という決定的なものが挙がらない・・・。
捜査の方法は、今考えると
随分と手落ちのところがあるのではないかと思えますが
時代を考えるとそれが精一杯だったのかも
しれません。
予告ではジェイク・ギレンホールが活躍している印象を受けますが
実際、彼の活躍を観るのは映画の後半になってから・・・。
途中までは
刑事さんと新聞記者の方に焦点が当てられていたように感じます。
絶対あると思ったジェイク・ギレンホールの暗号解読は
なかったです。少し、期待はしていました・・
でも、もう一度事件を洗いだし、
刑事さんたちが見逃した点を執拗にチェックしはじめるという彼の
執念さは、見応え十分です。
彼と一緒に、ワクワク、ドキドキ感を
味わえました。特に雨の日にとある家の地下室を訪れるところなんて~~~ドキドキ。早く逃げなきゃ~~~ジェイク~~と思いました・・笑
事件が起こったときは、子煩悩なパパ振りを発揮していた
ジェイク。
年月がたち、事件にのめり込んでくる度合いが大きくなってくると、
とうとう子どもにまで捜査の手伝いをさせるようになってきます。
これじゃあ・・、
奥さんにしてみれば、たまったものではありませんよね。
ちょっと心配だものね・・。
しかし、刑事でもなく、新聞記者でもない
漫画家だけが、長年この事件のことを追い続けていたというのも
なんだか不思議。もはや性格的なものなのよね・・。
真相は一体・・・?!
今になってはもう解明は難しいかもしれませんよね。
永遠に解けない謎だからこそ、
映画になっても、皆がひきつけられるのかもしれません。
他の俳優さん・・皆良かったですね。
マーク・ラファロ は、
この間、ラブコメを観たばかりなので、(そのときは現代風で
素敵だったのよ)今回の
妙な髪形にちょっとビックリ・・笑
もみ上げや、蝶ネクタイも気になったところですが
相変わらず、きっちり演じていて安心してみていられました。いつも
寝ている最中に呼び起こされてかわいそうでした・・・。
ロバート・ダウニー・Jr、
いいですね・・・演技派ですよね。今回も、癖のある役柄がお似合いです。後半、ドラック&酒に溺れる姿を見たときには
プライベートと重なる部分を感じて、寂しい気分。
いつもなんだかこういった役?・・・笑
ジェイクが新聞社をやめた彼をお家まで訪ねていったシーン
がありますよね。そこで、荒れた生活をしているらしい
彼と対面した時・・・。彼、イスに座って脚を
投げ出して会話していたでしょ?あのときの
脚が・・・・印象的・・・笑。すごくむき出しで・・・。
露出が激しくて・・・。きちんと
して欲しいよ・・・・とせつに願いましたよ・・・。
アンソニー・エドワーズ 、
懐かしいな・・・トップガンのグ-スですよね。
そんなこと知っている人はいるのでしょうか。
今はERのイメージですよね。
公式ペ-ジは、随分と凝っているのですよ。
謎めいた雰囲気が伝わってきました。
興味がある人は是非続きは劇場で。
上映時間は長いのですが、
覚悟していった分、気になりませんでした。
私もゾディアックの謎に
嵌ってしまいそうです・・

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