見つめる女
見つめる女 (2004 イタリア)
LA SPETTATRICE
THE SPECTATOR[米]
監督: パオロ・フランキ
脚本: パオロ・フランキ
ハイドラン・シュリーフ
ディエゴ・リボン
撮影: ジュゼッペ・ランチ
音楽: カルロ・クリヴェッリ
出演: バルボラ・ボブローヴァ
アンドレア・レンツィ
ブリジット・カティヨン
キアラ・ピッキ
マッテオ・ムッソーニ
ジョルジオ・マルケージ
感想 いつもお世話になっているbe-inのゆーこさんからの
お勧め映画です。
劇場未公開映画・・それもイタリアです。
マニアックそうですよね・・・。
さすがに自分では探し出すことができず(内容もほとんど知らなかったので)ビデオ屋店員さんに聞くことに。
エロチック・・映画に置かれておりました。
え~~~~。
でも結論からいうと全然エロくないのです。おかしいな~~~笑
そんなシーンほとんどないもの・・・。
ビデオ屋さんももうちょっと考えて置き場において欲しいですわ。
これはラブロマンス・・・です。ミステリアスな雰囲気が
漂っておりましたけれど、
あらすじとしてはとってもシンプル~~~♪
「見つめる女」という題名のとおり、
気になる男性を陰からじ~~~と見つめ続ける女の人の話
なのです。
そうなると、ストーカーのような臭いを感じますよね。
でも・・悪さはしません・・・笑。
彼女=ヴァレリアは同時通訳のお仕事をしております。
自分の家の向かい側に住む、男性をのぞきみるのが日課。
そんなある日、通訳の仕事場に彼=マッシモが、現われ・・。
彼の通訳をすることに・・・。
ドキドキしてしまう彼女は、途中で、仕事が出来なくなり、
他の人に譲ってしまいます。
遠くでみていただけで幸せだったのに、声を聞く機会が急にでき、
戸惑ってしまったのですよね。
こういう心境わかりますね。理想の男性と思えていたときが幸せで
妙に現実的になってくると、自分はどうしていいかわからなくなってしまうという感覚。
でも、その声を聞いたことで彼への思いが深まり
彼がその後トリノからローマに引っ越したと聞き、思わず
電車に飛び乗ってしまうのです、。全てを捨てて・・・。
ものすごい行動力。
やがて彼には年上の彼女=フラヴィアがいることが判明。
ヴァレリアは彼女に接近し、タイプの仕事を手伝い始めるのです。
彼に近づくためにね・・。
ここから・・・突拍子もない行動にでるのか・・・
不可解な行動をするのか・・
と思いきやそうではないのです。真面目に働きます。
彼に近づくまであんなに行動的だったのに
その後はおとなしめ。
ラストも・意外です。
アメリカ映画でしたら、ストーカーされた男もやがて女性の思いに
気づき、相思相愛になりハッピーエンドという流れになるのですが
そうじゃない・・
なんで~~~~~
と思うところにこの映画のよさがあるのかもしれません。
もしかしたら、彼女には私達が想像しえない、
心の闇が隠されているのかもしれません。
そんな深読みもしてしまう・・・不思議な気分になる映画でした。
全体に暗めの雰囲気もなかなかいいですしね・・。
色彩が抑えめなの。
イタリア映画としては珍しいですよね。
ちょっとフランスぽい。
イタリア映画というと、最近の「赤いアモーレ」のような
情熱的な映画を想像してしまう私にとって
こういう、一歩手前のひく・・・といった
慎ましやかな彼女に新鮮なものを感じてしまうのでした。
あれだけの行動力が急に失速したのは
彼のお相手の年上の彼女のことも気にかけていたということですかな・・。お邪魔したくないという気持ち。
それよりなにより、彼とはそれ以上の関係(お付き合いする・・という)を望まなかったのか・・
う~~~ん、謎です。
お相手の彼の方ですが、もちろん、彼女が自分を追いかけて来たとは
知りません。つまり、思われているということは知らないの。
でも、頻繁に目にするたびに、気になってきて。
一方、お付き合いしている年上の彼女とは、なんだかうまくいかない様子。年上の彼女には亡くなった旦那さんがいて
その旦那さんを彼女はいまだに忘れられないからなんですよね。
自分との新しい出発に消極的な年上の彼女の
態度に、次第に愛が冷めていってしまうのを感じるのですよ。
それにプラス・魅惑的なストーカー彼女の出現でしょう?
彼も心が揺れます。
そして決定的な年上の彼女とのベットでのシーン。
コレ見て~~~。
事の最中にに、あんな覚めた目で、見つめられたらいやだな~~~笑
3人3様のそれぞれの心情が丁寧に描かれていて
とても好感もてる作品でした。
冒頭で、
雑貨店に立ち寄ったマッシモが
石=パワーストーンを買ってゆき、
彼と入れ違いに彼女も同じ物を買っていきます。
ひきつけられるオープニング
このパワーストーンは途中でまた出てきますけれど、
小道具の使い方も味があって良かったです。
ヴァレリアのロングコートや年上彼女のサングラス、
あと「チャオ~~」っていう挨拶の響きも、素敵に
感じました。

LA SPETTATRICE
THE SPECTATOR[米]
監督: パオロ・フランキ
脚本: パオロ・フランキ
ハイドラン・シュリーフ
ディエゴ・リボン
撮影: ジュゼッペ・ランチ
音楽: カルロ・クリヴェッリ
出演: バルボラ・ボブローヴァ
アンドレア・レンツィ
ブリジット・カティヨン
キアラ・ピッキ
マッテオ・ムッソーニ
ジョルジオ・マルケージ
感想 いつもお世話になっているbe-inのゆーこさんからの
お勧め映画です。
劇場未公開映画・・それもイタリアです。
マニアックそうですよね・・・。
さすがに自分では探し出すことができず(内容もほとんど知らなかったので)ビデオ屋店員さんに聞くことに。
エロチック・・映画に置かれておりました。
え~~~~。
でも結論からいうと全然エロくないのです。おかしいな~~~笑
そんなシーンほとんどないもの・・・。
ビデオ屋さんももうちょっと考えて置き場において欲しいですわ。
これはラブロマンス・・・です。ミステリアスな雰囲気が
漂っておりましたけれど、
あらすじとしてはとってもシンプル~~~♪
「見つめる女」という題名のとおり、
気になる男性を陰からじ~~~と見つめ続ける女の人の話
なのです。
そうなると、ストーカーのような臭いを感じますよね。
でも・・悪さはしません・・・笑。
彼女=ヴァレリアは同時通訳のお仕事をしております。
自分の家の向かい側に住む、男性をのぞきみるのが日課。
そんなある日、通訳の仕事場に彼=マッシモが、現われ・・。
彼の通訳をすることに・・・。
ドキドキしてしまう彼女は、途中で、仕事が出来なくなり、
他の人に譲ってしまいます。
遠くでみていただけで幸せだったのに、声を聞く機会が急にでき、
戸惑ってしまったのですよね。
こういう心境わかりますね。理想の男性と思えていたときが幸せで
妙に現実的になってくると、自分はどうしていいかわからなくなってしまうという感覚。
でも、その声を聞いたことで彼への思いが深まり
彼がその後トリノからローマに引っ越したと聞き、思わず
電車に飛び乗ってしまうのです、。全てを捨てて・・・。
ものすごい行動力。
やがて彼には年上の彼女=フラヴィアがいることが判明。
ヴァレリアは彼女に接近し、タイプの仕事を手伝い始めるのです。
彼に近づくためにね・・。
ここから・・・突拍子もない行動にでるのか・・・
不可解な行動をするのか・・
と思いきやそうではないのです。真面目に働きます。
彼に近づくまであんなに行動的だったのに
その後はおとなしめ。
ラストも・意外です。
アメリカ映画でしたら、ストーカーされた男もやがて女性の思いに
気づき、相思相愛になりハッピーエンドという流れになるのですが
そうじゃない・・
なんで~~~~~
と思うところにこの映画のよさがあるのかもしれません。
もしかしたら、彼女には私達が想像しえない、
心の闇が隠されているのかもしれません。
そんな深読みもしてしまう・・・不思議な気分になる映画でした。
全体に暗めの雰囲気もなかなかいいですしね・・。
色彩が抑えめなの。
イタリア映画としては珍しいですよね。
ちょっとフランスぽい。
イタリア映画というと、最近の「赤いアモーレ」のような
情熱的な映画を想像してしまう私にとって
こういう、一歩手前のひく・・・といった
慎ましやかな彼女に新鮮なものを感じてしまうのでした。
あれだけの行動力が急に失速したのは
彼のお相手の年上の彼女のことも気にかけていたということですかな・・。お邪魔したくないという気持ち。
それよりなにより、彼とはそれ以上の関係(お付き合いする・・という)を望まなかったのか・・
う~~~ん、謎です。
お相手の彼の方ですが、もちろん、彼女が自分を追いかけて来たとは
知りません。つまり、思われているということは知らないの。
でも、頻繁に目にするたびに、気になってきて。
一方、お付き合いしている年上の彼女とは、なんだかうまくいかない様子。年上の彼女には亡くなった旦那さんがいて
その旦那さんを彼女はいまだに忘れられないからなんですよね。
自分との新しい出発に消極的な年上の彼女の
態度に、次第に愛が冷めていってしまうのを感じるのですよ。
それにプラス・魅惑的なストーカー彼女の出現でしょう?
彼も心が揺れます。
そして決定的な年上の彼女とのベットでのシーン。
コレ見て~~~。
事の最中にに、あんな覚めた目で、見つめられたらいやだな~~~笑
3人3様のそれぞれの心情が丁寧に描かれていて
とても好感もてる作品でした。
冒頭で、
雑貨店に立ち寄ったマッシモが
石=パワーストーンを買ってゆき、
彼と入れ違いに彼女も同じ物を買っていきます。
ひきつけられるオープニング
このパワーストーンは途中でまた出てきますけれど、
小道具の使い方も味があって良かったです。
ヴァレリアのロングコートや年上彼女のサングラス、
あと「チャオ~~」っていう挨拶の響きも、素敵に
感じました。

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