ブラウン夫人のひめごと
ブラウン夫人のひめごと (2002 フランス)
24 HEURES DE LA VIE D'UNE FEMME
24 HOURS IN THE LIFE OF A WOMAN
秘密は誰かに話すもの(ビデオ題)
監督: ローラン・ブニーク
製作: エチエンヌ・コマール
ジャン・コタン
製作総指揮: フィリップ・ルー
原作: ステファン・ツヴァイク
脚本: ローラン・ブニーク
ジル・トーラン
撮影: ジル・アンリ
音楽: マイケル・ナイマン
出演: アニエス・ジャウィ
ミシェル・セロー
ベレニス・ベジョ
ニコライ・コスター=ワルドー
クレマン・ヴァン・デン・ベルグ
フランシス・バーバー
ブリュノ・スラグミュルデール
パスカル・グレゴリー
ステファン・ツヴァイクの『女の二十四時間』を基に映画化。
年老いた元外交官のルイは
南仏の避暑地リビエラを訪れる。そこで
ひとりの少女オリビアに出会う。
恋人とけんか別れした彼女とひとときを過ごすことになった
彼は、思い出の女性について語って聞かせる。
10代のルイは、
ブラウン夫人と知り合うこととなる。
母親のことで悩みを抱えていたルイに
彼女・ブラウン夫人は青年将校との恋物語を語り始める
感想 予告で流れた音楽にひかれて鑑賞。
マイケル・ナイマンです。
やっぱりいい!!哀愁を帯びたメロディーが
男と女の恋愛劇にピッタシ・・。
もうそれを聞いているだけで満足。
また・・舞台になるリビエラの風景&衣装&調度品等が
素晴らしく、これもあわせて堪能できて
良かったです。
もちろん、素敵な男優さんもきちんと登場し、
そちらの目の保養もできました。
ラブシーンも、綺麗に撮れていましたし、
なかなか良くできておりました。
私好みの要素が沢山あった映画でしたけれど、
ちょっと・・・・・と
思うところもいろいろあったかな・・。
この映画、三つの時代が交差しておりまして、
題名のブラウン夫人のひめごと・・というのは
その中で語られるお話の一つです。
主人公は、初老の元外交官・・ルイ。
彼は暴力的な恋人と喧嘩別れした19歳のオリビアと出会い
彼女に自分の昔話を語ることとなります。
ルイが青年だった時、1936年頃のリビエラでの
出来事を語るのです。
その頃、ルイの母親がテニスコーチと駆け落ちをしてしまうという
事件が発生。父親は嘆き、ルイもまたそんな母親に嫌悪感を感じます。まわりの大人たちは無責任に母親の悪口をいいあい、
いい加減、うんざりしていたとき・・・。
ブラウン夫人が話しかけるのです・・・。
「母親を悪者に思わないで・・・」
擁護派ですか・・・・笑
ブラウン夫人は、ルイに自分の経験談を語ります。
これが1913年頃のお話ですかね・・・。
そしてこれが本題の。。ひめごとなわけです。
現代のパートとあわせて、それぞれの時代が
行きつ戻りつでの
ストーリー展開ですが、わかりにくいということはありませんでした。
ただ、お互いの話がどのように影響されていくのかという
ことに関しては
現代のパートがやや弱いので、オリビアとルイという
男女の組合せを持ってきた意味がさほどなかったように
感じました。
もう少し、整理して組みたててもいいかな・・・と
思いましたね・・・。
ブラウン夫人のひめごと・・・・ですが、
う~~~ん、素敵な恋と思いたいのは
女性側だけかもしれません。
結果、お相手の素敵な男性はブラウン夫人を利用するだけ
利用としたという・・ことになるのですからね。
それでも夫人は
夫の墓にいっても、彼のことを思い出してしまう・・・と
いいます。
たった一晩の情事で、
それが、お相手の男性も同じ気持ちならば
まだしも・・・のちの彼の行為をみていると、
気持ちはなかったように感じます。
遊び?というか・・雰囲気に流されただけ・・みたいな・・。
それでも夫人は・・・思い出としていつまでも
語っていこうとする・・。
意外と、これって、騙された自分の恥?のような
お話になるわけだけど(いや・・それは言いすぎですかね・・。
一応、燃えたのだし・・・笑)
彼女はそうは思っていないわけですね・・。
私を変えた・・あの24時間ということになる・・・・笑
しかし、彼女にしてみれば、ああいう情熱的な出来事は
あとにも先にもこれだけだったと思われます。
貴重ですよね。当然、彼女の人生において、秘密の出来事・・。
そういう思い出の中に生きられる
所為もないイケメン貴族将校はある意味、幸せ者だと
思います。こんなにも思われて・・
いや、彼が好きというより・・
あんな普通では考えられない行動をした
私が好き・・・ということかもしれません。
誰でも一度はえ~~~~!!という行動を
起こしてしまうことがあるってことですか・・。
だから、ルイのお母さんの気持ちも理解してあげて・・という
流れになるのかもしれませんが、
そうやすやす、息子として母親の、情事を肯定することはできませんよね。
秘密は誰かに語るもの・・・
語った時点でもう秘密ではないけれど、
語りたくなるような秘密というものを
持っているというのも
素敵なことかもしれませんよね。
雰囲気のあるなかなか良い映画でした。
ブラウン夫人
を演じるのはアニエス・ジャウイ。
若いときのルイは、クレマン・ヴァン・デン・ベルグ。
「ニコラ」の少年です。
美青年になりましたね。
将校さんのニコライ・コスター=ワルドー も
なかなかの男前。
今後もチェックですね。

24 HEURES DE LA VIE D'UNE FEMME
24 HOURS IN THE LIFE OF A WOMAN
秘密は誰かに話すもの(ビデオ題)
監督: ローラン・ブニーク
製作: エチエンヌ・コマール
ジャン・コタン
製作総指揮: フィリップ・ルー
原作: ステファン・ツヴァイク
脚本: ローラン・ブニーク
ジル・トーラン
撮影: ジル・アンリ
音楽: マイケル・ナイマン
出演: アニエス・ジャウィ
ミシェル・セロー
ベレニス・ベジョ
ニコライ・コスター=ワルドー
クレマン・ヴァン・デン・ベルグ
フランシス・バーバー
ブリュノ・スラグミュルデール
パスカル・グレゴリー
ステファン・ツヴァイクの『女の二十四時間』を基に映画化。
年老いた元外交官のルイは
南仏の避暑地リビエラを訪れる。そこで
ひとりの少女オリビアに出会う。
恋人とけんか別れした彼女とひとときを過ごすことになった
彼は、思い出の女性について語って聞かせる。
10代のルイは、
ブラウン夫人と知り合うこととなる。
母親のことで悩みを抱えていたルイに
彼女・ブラウン夫人は青年将校との恋物語を語り始める
感想 予告で流れた音楽にひかれて鑑賞。
マイケル・ナイマンです。
やっぱりいい!!哀愁を帯びたメロディーが
男と女の恋愛劇にピッタシ・・。
もうそれを聞いているだけで満足。
また・・舞台になるリビエラの風景&衣装&調度品等が
素晴らしく、これもあわせて堪能できて
良かったです。
もちろん、素敵な男優さんもきちんと登場し、
そちらの目の保養もできました。
ラブシーンも、綺麗に撮れていましたし、
なかなか良くできておりました。
私好みの要素が沢山あった映画でしたけれど、
ちょっと・・・・・と
思うところもいろいろあったかな・・。
この映画、三つの時代が交差しておりまして、
題名のブラウン夫人のひめごと・・というのは
その中で語られるお話の一つです。
主人公は、初老の元外交官・・ルイ。
彼は暴力的な恋人と喧嘩別れした19歳のオリビアと出会い
彼女に自分の昔話を語ることとなります。
ルイが青年だった時、1936年頃のリビエラでの
出来事を語るのです。
その頃、ルイの母親がテニスコーチと駆け落ちをしてしまうという
事件が発生。父親は嘆き、ルイもまたそんな母親に嫌悪感を感じます。まわりの大人たちは無責任に母親の悪口をいいあい、
いい加減、うんざりしていたとき・・・。
ブラウン夫人が話しかけるのです・・・。
「母親を悪者に思わないで・・・」
擁護派ですか・・・・笑
ブラウン夫人は、ルイに自分の経験談を語ります。
これが1913年頃のお話ですかね・・・。
そしてこれが本題の。。ひめごとなわけです。
現代のパートとあわせて、それぞれの時代が
行きつ戻りつでの
ストーリー展開ですが、わかりにくいということはありませんでした。
ただ、お互いの話がどのように影響されていくのかという
ことに関しては
現代のパートがやや弱いので、オリビアとルイという
男女の組合せを持ってきた意味がさほどなかったように
感じました。
もう少し、整理して組みたててもいいかな・・・と
思いましたね・・・。
ブラウン夫人のひめごと・・・・ですが、
う~~~ん、素敵な恋と思いたいのは
女性側だけかもしれません。
結果、お相手の素敵な男性はブラウン夫人を利用するだけ
利用としたという・・ことになるのですからね。
それでも夫人は
夫の墓にいっても、彼のことを思い出してしまう・・・と
いいます。
たった一晩の情事で、
それが、お相手の男性も同じ気持ちならば
まだしも・・・のちの彼の行為をみていると、
気持ちはなかったように感じます。
遊び?というか・・雰囲気に流されただけ・・みたいな・・。
それでも夫人は・・・思い出としていつまでも
語っていこうとする・・。
意外と、これって、騙された自分の恥?のような
お話になるわけだけど(いや・・それは言いすぎですかね・・。
一応、燃えたのだし・・・笑)
彼女はそうは思っていないわけですね・・。
私を変えた・・あの24時間ということになる・・・・笑
しかし、彼女にしてみれば、ああいう情熱的な出来事は
あとにも先にもこれだけだったと思われます。
貴重ですよね。当然、彼女の人生において、秘密の出来事・・。
そういう思い出の中に生きられる
所為もないイケメン貴族将校はある意味、幸せ者だと
思います。こんなにも思われて・・
いや、彼が好きというより・・
あんな普通では考えられない行動をした
私が好き・・・ということかもしれません。
誰でも一度はえ~~~~!!という行動を
起こしてしまうことがあるってことですか・・。
だから、ルイのお母さんの気持ちも理解してあげて・・という
流れになるのかもしれませんが、
そうやすやす、息子として母親の、情事を肯定することはできませんよね。
秘密は誰かに語るもの・・・
語った時点でもう秘密ではないけれど、
語りたくなるような秘密というものを
持っているというのも
素敵なことかもしれませんよね。
雰囲気のあるなかなか良い映画でした。
ブラウン夫人
を演じるのはアニエス・ジャウイ。
若いときのルイは、クレマン・ヴァン・デン・ベルグ。
「ニコラ」の少年です。
美青年になりましたね。
将校さんのニコライ・コスター=ワルドー も
なかなかの男前。
今後もチェックですね。

スポンサーサイト