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2007'10.25 (Thu)

灯台守の恋

灯台守の恋 (2004  フランス)


L' EQUIPIER
THE LIGHT


監督: フィリップ・リオレ
製作: クリストフ・ロシニョン
脚本: フィリップ・リオレ
エマニュエル・クールコル
クリスチャン・シニジェ
クロード・ファラルド
撮影: パトリック・ブロシェ
編集: ミレーユ・ルロワ
音楽: ニコラ・ピオヴァーニ
出演: サンドリーヌ・ボネール   (マベ)
フィリップ・トレトン   (イヴォン)
グレゴリ・デランジェール  (アントワーヌ)
エミリー・ドゥケンヌ   (ブリジット)
マルティーヌ・サルセイ
ティエリー・ラヴァ
アン・コンシニュイ
ナタリー・ブサンソン

1963年、ブルターニュ地方の辺境、ウエッサン島。
ある日この島に、アルジェリア戦争帰還兵である
アントワーヌが、灯台守の仕事に就くためやってくる。
前職業が時計職人だったときいて、周りにものは
いぶかしがる。よそ者であるアントワーヌに
村人たちの冷たい態度を示す。仕事仲間であるイヴォンの下で
過酷な灯台守の仕事を始めるアントワーヌ。
2人の間にはやがて信頼関係が生まれる。
やがて、アントワーヌは、イヴォンの妻、マベに心を惹かれ
始めるのだが・・・。



感想  「マドモワゼル」のフィリップ・リオレ監督の作品。
前作で、登場した灯台の置物がここでは・・物語の舞台となって
おりました。
ものすご〜〜〜く観たかった一本。
待ちに待った一本だったので期待感
ありまくりでしたが・・、それを損なうことなく鑑賞でき
大満足を得ることができました。
やっぱりいいね・・・フランス映画。
ちなみに、これともう一本別フランス映画を借りてきたので
その感想は次回・・・。


灯台を舞台にした映画というと
邦画の「喜びも悲しみも幾歳月」というのを連想させて
思わず歌まで出ちゃいそうになるのですが・・・笑・・
あの映画とは全然違った雰囲気の映画です。
でもフランス映画で灯台守っていう仕事を扱っているのが
なんだか妙な気分・・・。

そもそも、灯台のイメージからして
私の持つものと違っていました。
陸地のはずれにそびえたっているイメージで
いたのですよ。
でも・・・
海の真ん中に存在しているんですね。

仕事をしにいくときには、(交代制みたい・・・)
船で現場近くまでいって、そこから、ロープを使っての
移動方法。
恐いですね・・命がけ。

60年代ということで色んな意味で仕事内容はレトロな感じでは
あるのだけれど、仕事そのものが具体的にどういうものか
馴染みが無かったぶん、面白く観ることができました。

なぜか、猫ちゃんが、その灯台内にいるのが
ユニーク。アントワーヌだけにはなついていてそれが
とっても可愛らしいんだよね。
つらい仕事の中でも、猫ちゃんに癒されるアントワーヌって感じ。


村人には冷たい態度を示されていたアントワーヌだったけれど
仕事仲間のイヴォンとは気が合うんだよね。
男同士の友情とか・・・そういう感じ。
けっして2人とも口数が多いってわけじゃあないんだけれど
仕事していく中での、相手に対する思いやりの精神とか
仕事に対する真摯な態度とか・・・似たような性質を
もっていたんじゃないのかな・・・。


だから・・・・・っていうわけじゃあないけれど、
イヴォンの妻、マベも彼に惹かれてしまったところがあったんだと思うな・・。


言って見れば、2人の男を同時に好きになってしまった
奥さんのお話なんだけれど、
背徳行為とか、・・そういう概念がまったく感じられない内容となっているのがまたいいの。


自然の流れというか・・。
確かに不倫というカタチではあるけれど、
そんな言葉はこの映画では使いたくないかな・・・って
感じでもありますね。


2人の情事も一回だけで
それも、雰囲気、状況に
押されたゆえの行為って感じでしたし・・・・。

確信犯(って言う?・・笑)ってわけではなくて
止むに止まれない行為だったわけ。


もっといえば、そのまま、秘めた思いのまま
お別れするってこともあったわけでしょ。

夫に悪いとか、いけないことだわ・・・って
思う間もなく・・・、
思わず・・・・・笑・・・・ということね。


ほとんど具体的な感情表現を交していないにも
かかわらず(君が好きだとか、私のことどう思うの?とか・・・ね)
気持ちが一緒だったということに、
男女の恋愛の奥深さを感じてこれまたいいな〜〜〜〜と
思ってしまったわ。
短い期間であったも、
通じるものがあると、惹かれあうんだな・・・って。
これが、ある程度の年齢に達しているからこそ
できる技・・(っていう?・・・笑)
なんだろうね。
若いとこういう感じにはならないような気がするし・・・。

具体的な言葉っていったけど、
好き・・・といわれるより、「君の事は前からず〜〜と知っていた」
とか「君の事が大事だ」とかいう言葉の方が
相手の深い思いを感じる気がして
忘れられない気がするかな・・・。


舞台となるジュマン灯台の景色
荒々しい海の様子
素朴な村の風景
缶詰工場内の様子などなど
場面もメリハリがきいており、
安心して観ることができました。あきなかったわ・・・。

また小道具の
使い方、花火・時計・アコーディオンも
魅力的でした。


そしてなによりこの映画は
ラスト、後半が良かったです。

灯台での事件に絡んで
無線でマベとのやりとりを観ている限り
3者、3様、色んな感情が渦巻いていたわけだけれど、
それを、観るものに委ねていたように
思います。



オバサンがね、
最後に
イヴォンの娘に
「お父さんはあなたのことを溺愛していたのよ・・」(だったかな?)と言い聞かせた時
イヴォンの心うちを思い、思わず
ウルウルきてしまいましたよ。
言葉では表せない思いがきっとあったんだろうね・・・と
推測できるわ・・。
一番愛が大きかったのは
夫だったんだろうね・・・。


マベ役はサンドリーヌ・ボネール。
いつ観ても素敵です・・ウフ♪
イヴォンはフィリップ・トレトン。
「フェリックスとローラ」、「今日から始まる」で
観ているかな・・・。ちなみに「今日から始まる」の感想は
こちらhttp://www.h4.dion.ne.jp/~oshidori/jituwa.htm#kyoukara(いい作品よ〜〜彼に興味持ったらどうぞ・・)
アントワーヌ役はグレゴリ・デランジェール。
私は始めての俳優さんだったけれど、
男前サンなのね。この映画紹介の記事をたまたま観ていたら
「フランスの微笑みの貴公子」と紹介されていて
さすがにそれには笑ったけど〜〜〜

 
20071025124419.jpg

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Comment

★No title

こんばんはー。
私は「マドモワゼル」の方を後に観たんですが、どこかつながっていて似た筋書きだというのに、どちらも飽きずに話に夢中になって観れる名作ですよね!
マベとアントワーヌの二人のゆくえも気になりつつ、男たちの友情やよそ者にちょっと冷たい閉鎖的な村だとか他の部分も丁寧に描かれて堪能しました。
もう観てから結構経ってしまったのでこの映画私も再見しようかな♪
リカ | 2007年10月30日(火) 20:28 | URL | コメント編集

★友情もいい

こんにちは〜〜

リカさんは「マドモワゼル」が
後だったんですね
どちらも雰囲気がある作品で
いいですよね。大人の男女という感じです。そうそう。灯台守は
男同士の友情の描き方が
良かったですよね。あれがあったからドロドロにならなかったんでしょうね。
いい恋でしたよね・・
みみこ | 2007年11月01日(木) 11:16 | URL | コメント編集

★いい映画ですね

みみこさま、こんにちは〜。TBさせていただきました♪
この映画、とってもよかったです・・・。もう、ボロボロに泣いてしまいました。
観たのは少し前なのですけれど、なかなか感想が書けないくらい、心に沁みました。
男の友情がいいんですよね・・。アントワーヌはね、ジェリーさんにちょっと似てませんでしたか?
(悠雅さまにオススメしたい、笑)
『マドモワゼル』という作品も気になります。
そして『愛されるために、ここにいる』も観ましたので、また感想UPしたらお邪魔させて下さいネ。
ではでは〜。
真紅 | 2007年11月11日(日) 22:09 | URL | コメント編集

★真紅さんへ

おはようございます〜
以前武田さんのところで
お話していてね・・
ず〜〜と観たいと思っていた作品
だったんですよ。DVD化には
わりと時間がかかりましたね。
泣きましたか・・いいですものね〜〜キュンとなりますよね。
アントワーヌですね。
戦争で負った心&カラダの傷も
痛々しかったですね。
<ジェリーさんにちょっと似てませんでしたか>うんうん!!そんな感じまします。
マドモワゼル&愛されるため〜の
感想も楽しみに待っております
みみこ | 2007年11月12日(月) 10:28 | URL | コメント編集

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●我が世界の果て〜『灯台守の恋』

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2007/11/11(日) 22:03:22 | 真紅のthinkingdays

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2007/10/30(火) 20:32:26 | 気まぐれ映画日記
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