フィオナが恋していた頃
フィオナが恋していた頃
(1998 アメリカ)
監督・脚本 ポール・クイン
撮影 デクラン・クイン
出 アイダン・クイン
ジェムズ・カーン
スティーブン・レイ(牧師)
シカゴの高校教師のキアラン・ジョンソンは、
寝たきりの母フィオナの過去を知るべく、
甥のジャックを連れてフィオナの故郷である
アイルランドの村を訪れる。そこで、占い師のおばあさんに
1939年に寄宿学校から村へ戻ってきたフィオナと、農夫のキアラン・オデイの話を聴かされる。悲しい恋物語の
始まりだった・・。
感想
クイン三兄弟が製作にかかわっている作品です。
彼らが自分の母親から聴いた悲しいアイルランドの恋物語を
映画化したようです。 かなり個人的な思いのある映画
なんでしょうね。
正直・・・悲しいお話すぎてビックリしました。
なにもそこまで・・悲惨にしなくてもと思いましたが。
これじゃ・・、キアラン・オデイの人生って一体・・と
不憫でたまりませんね。
いわゆる・・・悲恋物語でお涙頂戴なのですが、それはそれで
別にいいと思います。素直に涙を流せばいいのですから。
そういうストレートな作り方があってもいいとは思いますが、
この映画の場合、散漫な部分が気になりますし、
多少の掘り下げ不足なところもありましたね。
韓国映画のラブストーリと似ていますね。
自分(ジェムズ・カーン扮する教師ね)の親の恋を知るという設定は良いとして、自分以外に甥も登場させます。
これはどうかと・・。
話が広がりすぎ。きっと、昔の恋と比較して
現代的な恋を取り入れようとするために若い甥を登場されたものと思いますが、そんなことしなくていいのに・・・。
甥にとっても、祖父、祖母の話なんでしょうが、どうも
この甥は昔話に興味ないみたいでしたし、聴いたところで何も
変わっていなかったように思いましたもの。
女友達が出来てヘラヘラしていただけだったような・・。
甥の恋も、アイルランドで知り合いになった2人組の
片方と安易にくっつけたみたいなものなんですよ。
どういう経緯で仲良くなったのかはまったくもって謎。
こんなとってつけのエピソードはいりませんね。
また、ジェムズ・カーンが自分の親の過去を知りたくなるきっかけとなったのが、若い2人(フィオナとその彼・父と母ですね)が映っている写真。
この写真は、実は、当時付き合っていた2人の前に唐突に現れた、飛行機乗りのジャーナリストがとった写真なのですよ。
このジャーナリスト役が、ちょい出演のジョン・キューザック
どうも彼が謎でね・・・笑。ただ、写真を撮るために、
なぜ、彼が必要だったのかも多いに疑問です。これ、いらんでしょ・・笑
主人公の父親・・キアランは、施設で育って、養父の下で
地味に暮らしている人なんですよね。そして、占いと信仰を重んじる古い土地に住んでいる人なんです。
一方の母親・・・フィオナは、因習に縛られているこの村が嫌で、信仰も熱心でない進歩的な娘なんです。
この2人は、年齢さもあるようだし、身分違いもあるみたい・・・・いわゆるロミオとジュリエット状態なのです。
2人がうまくいかなかった原因はやっぱり、この土地に根付く、古い考え方であるのだと思うのですが、
どうも、そういうこと=風習に馴染みがない自分にとっては
理解しがたい世界でしたね。
いちゃいちゃするのが、信仰的に反する
ことだったのかな。結婚前に関係を結んだのが、そんなに
大事だったのかな。もちろん、そういう時代で、普通の恋愛が
しにくかったと言われれば、それまでですが、
逆に、そういうハンディーがあるからこそ、若い2人には
もっと前向きに情熱的に恋を貫いて欲しかったのですよね。
そう簡単にいかなかったのかな。
キアランのほうは、どうみても、いい年齢なんだから、あんなに周りに対してビクビク下手にでなくてもいいんじゃないのかなって思ったんですよね。おとなしすぎ。
信仰に逆らえないという感覚が私にはわかりずらかったですね。
だって、恋しているのなら、もっとがむしゃらに立ち向かっていったっていいんじゃないの?養父に出て行けといわれたぐらいで
あんな決断下すなんて、ちょっと男としては
情けないな~~と思ってしまいましたよ。
かわいそうというより、線が細すぎなんじゃあないのって
思うのよね。
そういう悲恋話を聞いて、ジェムズ・カーンや、甥は
どう変化したのかといえば、甥は別に変わっていなかったぞ・・笑(あ・・何度も言っているね・・私)
ジェムズ・カーンについても、父親に対する親しみのようなものは感じたみたいだったけれど、それが自分のこれからの生き方にどう影響するかっていうことについては描かれていないしね・・
そういうお話がありました・・・かわいそうだね・・・
それで終りというのなら、あまりにも寂しくないかな。
アイルランドの風景とか、ダンスシーンとか、
印象的な場面は多かったし、若い2人が愛を語る場面では
ウルウルしてくる部分もあったにはあったけれど、
全体の出来からすると、合格点は出せないよね。
スティーブン・レイが神父さんには驚いたけどね。
髪の毛も綺麗に分けていて、今回はこざっぱり・・笑
していたな。
気がつけば、アイダン・クインとスティーブン・レイは
前に観たイン・ドリームスのメンバーですね。
アイダン・クインについては,もう一本作品を見ているので
近いうちにUPしますね。私の中では彼は、地味な存在なんだよね・・。
原題はTHIS IS MY FATHER。
これも地味だね~~~笑 邦題の勝利ともいうべき作品ですね。

(1998 アメリカ)
監督・脚本 ポール・クイン
撮影 デクラン・クイン
出 アイダン・クイン
ジェムズ・カーン
スティーブン・レイ(牧師)
シカゴの高校教師のキアラン・ジョンソンは、
寝たきりの母フィオナの過去を知るべく、
甥のジャックを連れてフィオナの故郷である
アイルランドの村を訪れる。そこで、占い師のおばあさんに
1939年に寄宿学校から村へ戻ってきたフィオナと、農夫のキアラン・オデイの話を聴かされる。悲しい恋物語の
始まりだった・・。
感想
クイン三兄弟が製作にかかわっている作品です。
彼らが自分の母親から聴いた悲しいアイルランドの恋物語を
映画化したようです。 かなり個人的な思いのある映画
なんでしょうね。
正直・・・悲しいお話すぎてビックリしました。
なにもそこまで・・悲惨にしなくてもと思いましたが。
これじゃ・・、キアラン・オデイの人生って一体・・と
不憫でたまりませんね。
いわゆる・・・悲恋物語でお涙頂戴なのですが、それはそれで
別にいいと思います。素直に涙を流せばいいのですから。
そういうストレートな作り方があってもいいとは思いますが、
この映画の場合、散漫な部分が気になりますし、
多少の掘り下げ不足なところもありましたね。
韓国映画のラブストーリと似ていますね。
自分(ジェムズ・カーン扮する教師ね)の親の恋を知るという設定は良いとして、自分以外に甥も登場させます。
これはどうかと・・。
話が広がりすぎ。きっと、昔の恋と比較して
現代的な恋を取り入れようとするために若い甥を登場されたものと思いますが、そんなことしなくていいのに・・・。
甥にとっても、祖父、祖母の話なんでしょうが、どうも
この甥は昔話に興味ないみたいでしたし、聴いたところで何も
変わっていなかったように思いましたもの。
女友達が出来てヘラヘラしていただけだったような・・。
甥の恋も、アイルランドで知り合いになった2人組の
片方と安易にくっつけたみたいなものなんですよ。
どういう経緯で仲良くなったのかはまったくもって謎。
こんなとってつけのエピソードはいりませんね。
また、ジェムズ・カーンが自分の親の過去を知りたくなるきっかけとなったのが、若い2人(フィオナとその彼・父と母ですね)が映っている写真。
この写真は、実は、当時付き合っていた2人の前に唐突に現れた、飛行機乗りのジャーナリストがとった写真なのですよ。
このジャーナリスト役が、ちょい出演のジョン・キューザック
どうも彼が謎でね・・・笑。ただ、写真を撮るために、
なぜ、彼が必要だったのかも多いに疑問です。これ、いらんでしょ・・笑
主人公の父親・・キアランは、施設で育って、養父の下で
地味に暮らしている人なんですよね。そして、占いと信仰を重んじる古い土地に住んでいる人なんです。
一方の母親・・・フィオナは、因習に縛られているこの村が嫌で、信仰も熱心でない進歩的な娘なんです。
この2人は、年齢さもあるようだし、身分違いもあるみたい・・・・いわゆるロミオとジュリエット状態なのです。
2人がうまくいかなかった原因はやっぱり、この土地に根付く、古い考え方であるのだと思うのですが、
どうも、そういうこと=風習に馴染みがない自分にとっては
理解しがたい世界でしたね。
いちゃいちゃするのが、信仰的に反する
ことだったのかな。結婚前に関係を結んだのが、そんなに
大事だったのかな。もちろん、そういう時代で、普通の恋愛が
しにくかったと言われれば、それまでですが、
逆に、そういうハンディーがあるからこそ、若い2人には
もっと前向きに情熱的に恋を貫いて欲しかったのですよね。
そう簡単にいかなかったのかな。
キアランのほうは、どうみても、いい年齢なんだから、あんなに周りに対してビクビク下手にでなくてもいいんじゃないのかなって思ったんですよね。おとなしすぎ。
信仰に逆らえないという感覚が私にはわかりずらかったですね。
だって、恋しているのなら、もっとがむしゃらに立ち向かっていったっていいんじゃないの?養父に出て行けといわれたぐらいで
あんな決断下すなんて、ちょっと男としては
情けないな~~と思ってしまいましたよ。
かわいそうというより、線が細すぎなんじゃあないのって
思うのよね。
そういう悲恋話を聞いて、ジェムズ・カーンや、甥は
どう変化したのかといえば、甥は別に変わっていなかったぞ・・笑(あ・・何度も言っているね・・私)
ジェムズ・カーンについても、父親に対する親しみのようなものは感じたみたいだったけれど、それが自分のこれからの生き方にどう影響するかっていうことについては描かれていないしね・・
そういうお話がありました・・・かわいそうだね・・・
それで終りというのなら、あまりにも寂しくないかな。
アイルランドの風景とか、ダンスシーンとか、
印象的な場面は多かったし、若い2人が愛を語る場面では
ウルウルしてくる部分もあったにはあったけれど、
全体の出来からすると、合格点は出せないよね。
スティーブン・レイが神父さんには驚いたけどね。
髪の毛も綺麗に分けていて、今回はこざっぱり・・笑
していたな。
気がつけば、アイダン・クインとスティーブン・レイは
前に観たイン・ドリームスのメンバーですね。
アイダン・クインについては,もう一本作品を見ているので
近いうちにUPしますね。私の中では彼は、地味な存在なんだよね・・。
原題はTHIS IS MY FATHER。
これも地味だね~~~笑 邦題の勝利ともいうべき作品ですね。

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