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華麗なる恋の舞台で

華麗なる恋の舞台で (2004  アメリカ )


BEING JULIA

監督: イシュトヴァン・サボー
製作: ロバート・ラントス
製作総指揮: マーク・ミルン
マリオン・ピロウスキー
原作: サマセット・モーム 『劇場』
脚本: ロナルド・ハーウッド
撮影: ラホス・コルタイ
プロダクションデザイン: ルチャーナ・アリギ
衣装デザイン: ジョン・ブルームフィールド
編集: スーザン・シプトン
音楽: マイケル・ダナ
音楽スーパーバイザー: リズ・ギャラチャー

出演: アネット・ベニング ( ジュリア・ランバート)
ジェレミー・アイアンズ  (マイケル・ゴセリン )
マイケル・ガンボン   (ジミー・ラングトン)
ブルース・グリーンウッド   (チャールズ卿)
ミリアム・マーゴリーズ  (ドリー・デ・ヴリース)
ジュリエット・スティーヴンソン ( エヴィー)
ショーン・エヴァンス  (トム・フェネル )
ルーシー・パンチ   (エイヴィス・クライトン)
モーリー・チェイキン  (ウォルター・ギブス )
シーラ・マッカーシー   (グレース・デクスター)
ローズマリー・ハリス
トム・スターリッジ
リタ・トゥシンハム
リー・ローソン

サマセット・モームの『劇場』の映画化。
1938年。ロンドン。
ジュリア・ランバートは女優。
舞台監督の夫マイケルとの生活も順調だが
変化の無い毎日にうんざり気味。
そんな時、親子ほども年の離れた
アメリカ人青年トムがジュリアの前に現れ、一気に恋に落ちてしまう。
若いトムと恋人気取りの毎日。
ところが、トムは若い女優エイヴィスに心移りしてしまう。
しだいに、トムとは離れるように・・。
ある日、トムはジュリアにエイヴィスを今度の新作で使ってほしいと願い出るのだった…。



感想  アネット・ベニングがゴールデングローブ賞主演女優賞に輝いたこの作品。
監督は「太陽の雫」「メフィスト」のイシュトヴァン・サボー。
「太陽の雫」・・・は大河ドラマで重厚な作品でしたが
今回は、コメディタッチの、軽めの映画。誰でもが気軽に
鑑賞できると思います。
衣装・調度品・音楽はともに、その時代を忠実に表現していて
豪華で優雅で申し分ないです。目の保養になります。
私の好みにピッタシ・・・。
とにかく、楽しい映画でした。
やっぱりこれはラストの爽快感にあるかな・・
こちらかというと若い子よりは、人生いろいろあって、ちょっとお疲れ気味の奥様(おばさんではない・・・!!)にピッタシ・・の
映画かと思います。

この映画を観て、思わず、自分も彼女と一緒に
乾杯~~~♪したくなりました。
自分の為にお祝いっていいよね・・・
一人でおいしいお酒もいいじゃない・・・笑

脇役も魅力的で
特に、チャールズ卿が良かったですね。
欲しいな・・・ああいう人。
○○の友達っていいのよね・・・・・笑。
コレ見ていながら、ベスト・フレンズ・ウェディングを思い出しました。
あれも○○の素敵な友達がいましたもの・・。

夫役はジェレミー・アイアンズ 。
カサノバ同様、ちょっと肩の力を抜いた役柄。
調子のいい、旦那様・・・って感じで
浮気なんかも簡単にしちゃうわけだけれど、
この映画の場合、奥さんも奥さんだから・・
結局、似合いの夫婦というところなんでしょうね。
奥さんの才能は高くかっているみたいだから、
腐れ縁でつながっている夫婦でしょう。
こういうのも、年月経ってくれば、ありゆるカタチでしょうか。



冒頭でも名前を出しましたけれど、この作品はアネット・ベニングの
熱演に尽きますね~~。
アネット・ベニングを映画で観るのは
アメリカン・ビューティ以来。
地味な印象でしかなかっただけれど、
この映画は色んな意味で強烈なキャラ。
舞台女優というからにはこういうキャラって当然いる・・・いる・・・って感じでしょうか。
でも嫌味な存在には感じなかったですね。
年が近いからかな~~~~笑

息子と同じ歳の子と恋愛しちゃうなんて、
私みたいな普通人では考えられないけれど
(憧れはあるけどね・・実際行動に移すってなかなか・・・・笑)
でも、いい年して・・・とは思わなかったですね
そんな大胆な人生もまたいいんじゃない・・女優なんだし・・
ゲイの肥やし・・(あれ~~~こんな言い方もうしないか・・・笑)
にもなるしね・・・という感覚。

恋に目覚めた彼女は
小娘のようにルンルンしちゃって
情熱的に相手にも迫り、さらにはエクササイズに日夜
励むようにもなるのです。
まあ・・・やるわね・・・・って
そのパワーに、驚き。
成り行きは常に心配するものの
やっぱり頑張れ~~って応援しちゃいます。
いくつになっても、一生懸命になる姿勢は
忘れたくないですし、
女としてまだまだ諦め無い・・・笑・・という
態度って見習いたいところはありますからね。


でもあのTOM・・・妖しいぞ・・・と思ったら
案の定でした・・・ね。
絶対魂胆があるはずだって思っていましたよ。
だって調子良かったもの。


TOMの恋人でもある若手女優は
アネット・ベニングの旦那さんにも手を出していたようで
したたかな人なんですよ。
この若い女優=野心家っていうのは
オーソドックスだったけれど、あきることなく観ることが
できました。
あまり美人じゃなかったので、
なんで~~~2人の男性が惹かれるの・・・って思いましたけど。



マイケル・ガンボンが時折現れて
ジュリアンの演技について助言を述べるところは
ユニーク。演技の師であり、霊みたいな存在なのですよ。

そんな彼が

「劇場の外で大衆が現実と呼んでいるのは空想に過ぎない。
舞台で演技ているときは舞台こそが現実だ・・・」な~~んていう
言葉を語るのです。


まさに女優にむけられた言葉。

この言葉にもアッパレと
思ってしまいました。



女優さんは舞台で輝いてこそ、一流なんですね。

20071112121035.jpg

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華麗なる恋の舞台で

わたしの恋、舞台、人生

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興味あります!

みみこさん、おはようございます。
ここんところ、みみこさんが観られている作品と重なるものがなく、ちょっとお久しぶり~でしたね。

これはおもしろそうですね。
アネット・ベニング、私もアメリカン・ビューティで見た記憶しかないなあ・・・
もうDVDが出ているんですね。ちょっとレンタルしてこようかしら。

そう言いながらも今週は「タロットカード殺人事件」でも観てこようかと思ってます。
「マッチポイント」で味をしめ、ウディ・アレンとスカーレット・ヨハンソンで、これもおもしろそうです。

秋から冬にかけて観たい作品がいっぱいです。
みみこさんも受験やなんかでいろいろ神経使うでしょうが、お母さんが楽しく過ごすことが返ってお子さんにプラスになるかも、ですよ(笑)

いつも覗いているのよ~~

こんにちは。
Mamさんも色々ご覧になって
おりますね。最近かぶった作品があったので、またお邪魔しますね~~(感想が追いつかなくって・・)
↑の作品はスッキリ感がいいですよ。お勧め~~。↑の彼女と息子の関係も面白いので是非感想をお聞きしたいですわ。
今日はタロットカード~ですね。
私も興味ありますわ。
ウディ・アレンは苦手なんですけれど・・・様子・・教えてくださいね♪

↑そうですね。
楽しく過ごすことが一番ですよね
常に精神的に安定して
いたいですものね~~~~

No title

観ましたよ!

TBうまくいかなかったので、URLを貼りますね。
最後の舞台ほんとに爽快でしたね!

http://mamwalk.exblog.jp/d2007-11-17

No title

こんにちは。
昨日そちらにコメントさせて
いただきました。
早くの鑑賞でビックリ~~です。
楽しい映画でしたよね・・。
やっぱり女優さんって凄いわ~~TBの件はごめんなさいね。
懲りずに次回はまたトライ
してみてくださいね

こちらこそご無沙汰です

こんばんは~♪
こちらこそ、すっかりご無沙汰しててすみません。
わたしも、みみこさんと全く同じ。
時々覗かせてもらってるのに、自分のことで精一杯で…
またこれからぼちぼち、元通りにやれたら、と思ってます。

観たい観たいと言いながら、今頃になってしまいました。
ラストのオトシマエは凄いパワーと爽快感!
さすが映画だわ、と思うんだけど、
だけど、よくよく思い返せば、
中年美人女優をいろんな面から鋭く描いてるし、
マイケル・ガンボンの「霊」にいいこと言わせてるし、
息子の存在も可愛いのに手厳しいし・・・
元の小説もきっと面白いでしょうね。

悠雅さんへ


こんにちは~早速のコメントありがとうございます
ようやく私も落ち着きましたので、また今後ともよろしくお願いします。
いつも読み逃げばかりでしたが・・・
悠雅さんのお孫さんのお話は、うらやましく、拝見させていただいていました。
本当ベビーちゃんて可愛いのよね~~♪
うちもいつかは・・・そうなるのかな~~~~~~.

で・・この映画、私もず~~~と後になって観ましたが
チェックできてよかったと思える作品でした。
女性って・・やっぱり強いのね・・・と思わずには
いられなかったけれど、自分はちょっとあそこまではできないかも・・・と
思ってしまいました・・・笑
マイケル・ガンボンの幽霊はコミカルで楽しかったですよね。
そうそう・・・小説もきっと面白いでしょうね~~~♪

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