こわれゆく世界の中で

こわれゆく世界の中で  (2006  イギリス・アメリカ)

BREAKING AND ENTERING


監督: アンソニー・ミンゲラ
製作: シドニー・ポラック
アンソニー・ミンゲラ
ティモシー・ブリックネル
製作総指揮: ボブ・ワインスタイン
ハーヴェイ・ワインスタイン
コリン・ヴェインズ
脚本: アンソニー・ミンゲラ
撮影: ブノワ・ドゥローム
プロダクションデザイン: アレックス・マクダウェル
衣装デザイン: ナタリー・ウォード
編集: リサ・ガニング
音楽: ガブリエル・ヤレド

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出演: ジュード・ロウ  ( ウィル)
ジュリエット・ビノシュ  (アミラ)
ロビン・ライト・ペン   (リヴ)
マーティン・フリーマン  (サンディ)
レイ・ウィンストン   (ブルーノ刑事 )
ヴェラ・ファーミガ   (オアーナ)
ラフィ・ガヴロン ミロ (ミルサド)
ポピー・ロジャース ビー
マーク・ベントン
ジュリエット・スティーヴンソン
キャロライン・チケジー
ラド・ラザール


 ロンドンのキングス・クロス。
建築家のウィルは、この地区で、都市再開発の巨大プロジェクトを行っていた。
プライベートでは心のバランスを崩している娘と恋人のリヴ、
3人と暮らしていた。娘はリヴの連れ子である。
そんな時、彼のオフィスが窃盗の被害に遭う。
自ら夜のオフィスを見張り始めたウィルは、やがてオフィスに侵入しようとしていた少年を発見。
少年を追跡し、彼が母親アミラと暮らしていることがわかる。
そしてアミラに心惹かれていくウィル。


感想   「イングリッシュ・ペイシェント」「コールド マウンテン」のアンソニー・ミンゲラ監督作。  今回は現代劇ということで、
わりと入りやすい作品であったように思いますが、
話の展開にはどうかな・・・・と思うところもいくつかありました。

単なる不倫劇にはとどまらず
多様なテーマが隠されていて、それはそれで見所であったと思いますが、
やはり、2人の女性の間での揺れ動くウィルという男性がどうも・・・笑
ジュードでなければ、もっとひどいこと言っているかもしれません・・

とにかく、素直な感想として
ビノシュがなんだか可哀想・・・。
女として、幸せになって欲しいと真に思ってしまいました。
戦時中の苦労経験し、ロンドンでの生活は
けっして裕福ではない彼女。

それなのに、子は悪い仲間とつるんで、使いぱっしりのようなことばかりして
親の心子知らず状態。
でもだからといって、根が悪い子どもでもなく
親といるときは良好な関係を保つことができるのです。
親思いなのね。

一方のウィルと同棲生活を続けているリヴ。
精神的に不安定な娘をかかえて
いつもイライラしているように思える・・・・。

対照的な2組の親子。
裕福さにおいても対照的。
ビノシュのほうが前向きで元気がいいので傍に居ても気が安らぐのに比べて
リヴ=ロビン・ライト・ペンは
精神的な余裕がないから傍に居て息苦しい・・・・
観ている誰もがそう感じるのだから
ウィルが心惑わすのも
当然だと思われます。
ここは理解できる・・・

事務所の夜の見張りの最中に
娼婦に誘われても
心なびかなかったウィル。
でもビノシュとは出あった途端
心ときめかせてしまっているの。
やっぱり彼は落ち着くところが欲しかったんだよ・・・
ウィルの家庭には自分の居場所がなかったですものね。
確かにリヴのかかえている悩みは大きいし、
ぎすぎすもしたくなる状況でしょう。
でも、いつも思いつめた感じで自分から事を悪い方にと考えているような感じ。
ウィルはそんな家庭じゃあ安らぎを感じなかったのでしょう。




健気で、一途で控えめで・・・
それでいてどんなことで動じないような強さを感じるビノシュ。
ピッタシの役柄ですね。


現代向き合っている女性と別のタイプの女性に惹かれるのは
男としたらしょうがないのかもしれない・・。


でも・・・後半に展開にはやはりどうよ・・・と思わずには
いられません。
ビノシュは、ウィルに好意を感じていたに違いないのに、
でもベッドに入るときに証拠として写真撮影をしなくてはならないという心理状態。
これ以上悲しいことはないですよね・・。
この男=ウィルは自分の息子の犯罪を暴く人かもしれない・・・
いざという時のために、保険が欲しいと思ってあの行為(写真撮影)にのぞんだわけでしょ。

女としては悲しい決断。
好きな人と素直に愛し合えないなんて・・
恋愛の最中でも息子のことを思うなんて・・



(それにしてもラブシーンは非常に綺麗に撮れていて、ジュード素敵と
思わせる映像ばかり・・・・笑)


ウィルは結局、
ビノシュの息子を助けるべく嘘を重ねるわけですけれど。

最初はリヴに本当のことをいうことになるから(浮気がばれる・・・傷つける)
躊躇していたでしょ?

あれずる~~~いと思ったわ。
なんだ・・・・結局、ビノシュのことはあまり真剣じゃあ
なかったのね・・・・・。

そりゃ・・・長年付き合っている女性の方が情が深いとは
思うけれどそれでも、一瞬でも愛した女性には
誠意をつくしてあげようよ・・・・。


ラストはそうなるのね・・・・・という流れで
ここは人によっては
意見分かれるのではないかなと思える作品ではありました。

でも男のこういう心理状況
同性なら理解しやすいのでしょうね。



こわれゆく
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