スワンソング 著 大崎善生
スワンソング 著 大崎善生
25歳の主人公良ちゃんと由香は交際も3年。
同じ職場の同僚同士。
結婚も考える中だ。
そこにアルバイトで入ってきた21歳の由布子。
良ちゃんの心は揺れる・・
感想 暗いです。すご~~~く。
これは女性と男性とでは感想が違ってくるのではないかな・・・
女性としては
結構・・意見あり!!の状態ではありますね・・話の流れに・・・。
そもそも
私は、男性主人公に共感もてないお話って
意外に好んで読む傾向にありがちなんです。
男性が書く恋愛劇って好きなんですよ。
自己陶酔型である男性主人公が登場した場合、それに反発を感じながら読み進めていくのが
実は快感だったりします・・・笑
だからこの小説も好きか嫌いかといったら、話的には
あまり好きじゃないものではありますが、
描かれる文章においての死のとらえ方とかに
共感もてる部分も確かにあるので(それは大崎さんの一連の作品において
共通すること)読まなかった方がよかったな~~とマイナス的な
感じはまったくしませんでした。
この3人の関係はよくあるもの。
だけど、その後始末というか・・
終りの部分はきっちりしてあげない男=良ちゃんに
すべての原因があるように思います。
優しすぎる男というのはある意味・・・すごく残酷でもあるんですよね。
由香と別れる理由も
わからないとか・・・ごまかさないで、好きな人ができたとはっきりいってあげればいいのに。
たとえそういう気持ちじゃあなくても(好きな人が出来たということ・・・)理由は漠然としたままだと相手が納得できないのは当然だと思うよ。
それをね
「理由なんかないさ。もしかしたらそれが唯一の理由かもしれない」
なんて気障なこと言われたら・・
ふざけないでよ・・・といってしまいそうだな・・・笑
はっきりいって、そんな男ならこだわらないでこっちらかさっさと別れてしまうと
思うのよね・・・。
はっきり別れを切り出してくれれば
そのときはショックでも女性は立ち直りが早いから
絶対大丈夫なんだって!!・・・笑
この物語のように由香はものすごく引きずって、仕事も手が付かず
私生活も乱れに乱れるって
そんな女性って実際いるのかしら。仕事バリバリな女性なのに
男一人のために身をほろぼすなんて、女側からみたら信じられません。
そんなに女って弱くないような気がするし.
ちょっとひねた見方で申し訳ないけど、
男がね、これほど(身を滅ぼすほど・・)俺を好きになってくれる
女だったと言いたい→自慢・うぬぼれにさえ、とらえることができそうで
嫌だわ~~~笑
またアルバイトの女性由布子。
これが結婚前まで清い関係でいたいという・・・・いまどき
珍しい女性・・・。
良ちゃんは由香とは結構セックスもしていた中なのに
そんな初々しい由布子を前に自分を抑えることができるのかい・・・笑
と心配をもしたのですが、繊細で純朴な優しい彼女だからこそ
守ってあげたいという意識が強くなったみたいです・・・良ちゃん。
由布子もまた由香同様、精神的なバランスを崩していくのですが
これも良ちゃんのせいで・・・あります・・。
後半は
どんなに由布子が自分を思ってくれていたかということが
わかりますが
これもどこか「俺って2人にここまで思われていたんだよ・・・」という
自慢に聞こえる・・そんな私(ひねた見方ですかね)
絶対・・由布子みたいな女性もいないって!!
結婚して子を産んでまで
別れた彼を思う・・・それはそれでありかと思うけれど
もっとさばさばしているような気がする・・・割りきっているってこと。
まあ・・・あれだけ自分の面倒をみてくれたから
思いが深いっていうのはあるけれど、もとはといえば良ちゃんが
原因なわけだし、当然の行動でもあるよね。
そして由布子の子につけたその名前が・・・
・う~~~ん。
う~~~ん。
理解できないな。
「別れるということはこの3年間の付き合いを否定すること。
私を否定すること。そして良ちゃん自身の生き方を否定することなのよ。」
由香さん↑のように言っておりましたけれど、
でも当然なのだからそうだよ・・・って言えばいい・・・良ちゃん。
綺麗ごとの別れなんてないんだから・・・。
コインランドリーでであった
少女との会話の中で
出てくるアルマジェミア。
ポルトガル語で双子の魂。
ブラジルの言い伝えで
「人間は生まれる前は
男女が一対。双子の男女だったはずが生まれるときに
離れ離れになってしまう。
人は一生のうちの多くの時間を費やしてその双子の片割れを探すの
上手く巡りあえば双子の魂は合体する。
それが完全な恋」
こんな話を交わすのだけど、いい話だったわ・・。
ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ の映画のよう・・・・。
結構登場人物たちに対してはひどいこといっておりますが
こうやって、素敵なエピソードが入り込んでいるので
大崎さんの本は今後もやっぱり読んでしまう・・・・・でしょう。
できれば明るい話がいいですけどね。

25歳の主人公良ちゃんと由香は交際も3年。
同じ職場の同僚同士。
結婚も考える中だ。
そこにアルバイトで入ってきた21歳の由布子。
良ちゃんの心は揺れる・・
感想 暗いです。すご~~~く。
これは女性と男性とでは感想が違ってくるのではないかな・・・
女性としては
結構・・意見あり!!の状態ではありますね・・話の流れに・・・。
そもそも
私は、男性主人公に共感もてないお話って
意外に好んで読む傾向にありがちなんです。
男性が書く恋愛劇って好きなんですよ。
自己陶酔型である男性主人公が登場した場合、それに反発を感じながら読み進めていくのが
実は快感だったりします・・・笑
だからこの小説も好きか嫌いかといったら、話的には
あまり好きじゃないものではありますが、
描かれる文章においての死のとらえ方とかに
共感もてる部分も確かにあるので(それは大崎さんの一連の作品において
共通すること)読まなかった方がよかったな~~とマイナス的な
感じはまったくしませんでした。
この3人の関係はよくあるもの。
だけど、その後始末というか・・
終りの部分はきっちりしてあげない男=良ちゃんに
すべての原因があるように思います。
優しすぎる男というのはある意味・・・すごく残酷でもあるんですよね。
由香と別れる理由も
わからないとか・・・ごまかさないで、好きな人ができたとはっきりいってあげればいいのに。
たとえそういう気持ちじゃあなくても(好きな人が出来たということ・・・)理由は漠然としたままだと相手が納得できないのは当然だと思うよ。
それをね
「理由なんかないさ。もしかしたらそれが唯一の理由かもしれない」
なんて気障なこと言われたら・・
ふざけないでよ・・・といってしまいそうだな・・・笑
はっきりいって、そんな男ならこだわらないでこっちらかさっさと別れてしまうと
思うのよね・・・。
はっきり別れを切り出してくれれば
そのときはショックでも女性は立ち直りが早いから
絶対大丈夫なんだって!!・・・笑
この物語のように由香はものすごく引きずって、仕事も手が付かず
私生活も乱れに乱れるって
そんな女性って実際いるのかしら。仕事バリバリな女性なのに
男一人のために身をほろぼすなんて、女側からみたら信じられません。
そんなに女って弱くないような気がするし.
ちょっとひねた見方で申し訳ないけど、
男がね、これほど(身を滅ぼすほど・・)俺を好きになってくれる
女だったと言いたい→自慢・うぬぼれにさえ、とらえることができそうで
嫌だわ~~~笑
またアルバイトの女性由布子。
これが結婚前まで清い関係でいたいという・・・・いまどき
珍しい女性・・・。
良ちゃんは由香とは結構セックスもしていた中なのに
そんな初々しい由布子を前に自分を抑えることができるのかい・・・笑
と心配をもしたのですが、繊細で純朴な優しい彼女だからこそ
守ってあげたいという意識が強くなったみたいです・・・良ちゃん。
由布子もまた由香同様、精神的なバランスを崩していくのですが
これも良ちゃんのせいで・・・あります・・。
後半は
どんなに由布子が自分を思ってくれていたかということが
わかりますが
これもどこか「俺って2人にここまで思われていたんだよ・・・」という
自慢に聞こえる・・そんな私(ひねた見方ですかね)
絶対・・由布子みたいな女性もいないって!!
結婚して子を産んでまで
別れた彼を思う・・・それはそれでありかと思うけれど
もっとさばさばしているような気がする・・・割りきっているってこと。
まあ・・・あれだけ自分の面倒をみてくれたから
思いが深いっていうのはあるけれど、もとはといえば良ちゃんが
原因なわけだし、当然の行動でもあるよね。
そして由布子の子につけたその名前が・・・
・う~~~ん。
う~~~ん。
理解できないな。
「別れるということはこの3年間の付き合いを否定すること。
私を否定すること。そして良ちゃん自身の生き方を否定することなのよ。」
由香さん↑のように言っておりましたけれど、
でも当然なのだからそうだよ・・・って言えばいい・・・良ちゃん。
綺麗ごとの別れなんてないんだから・・・。
コインランドリーでであった
少女との会話の中で
出てくるアルマジェミア。
ポルトガル語で双子の魂。
ブラジルの言い伝えで
「人間は生まれる前は
男女が一対。双子の男女だったはずが生まれるときに
離れ離れになってしまう。
人は一生のうちの多くの時間を費やしてその双子の片割れを探すの
上手く巡りあえば双子の魂は合体する。
それが完全な恋」
こんな話を交わすのだけど、いい話だったわ・・。
ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ の映画のよう・・・・。
結構登場人物たちに対してはひどいこといっておりますが
こうやって、素敵なエピソードが入り込んでいるので
大崎さんの本は今後もやっぱり読んでしまう・・・・・でしょう。
できれば明るい話がいいですけどね。

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