ルルドの泉で

ルルドの泉で(2009)
LOURDES
上映時間 99分
製作国 オーストリア/フランス/ドイツ
監督: ジェシカ・ハウスナー
製作: マルティン・ゲシュラハト
フィリップ・ボベール
ズザンネ・マリアン
脚本: ジェシカ・ハウスナー
撮影: マルティン・ゲシュラハト
プロダクションデ
ザイン: カタリーナ・ヴーペルマン
衣装デザイン: ターニャ・ハウスナー
編集: カリーナ・レスラー

出演: シルヴィー・テステュー クリスティーヌ
レア・セドゥ マリア
ブリュノ・トデスキーニ クノ
エリナ・レーヴェンソン セシル
ゲアハート・リーブマン
リンデ・プレロク
ハイディ・バラッタ
フーバート・クラマー
ヘルガ・イリッヒ



 奇蹟の起きた泉としてカトリック教会の巡礼地ともなり、世界中から奇蹟を求める信者や病気の人々が訪れるピレネー山脈のふもとにあるルルド村を舞台に描くヒューマン・ドラマ。主演は「サガン -悲しみよ こんにちは-」のシルヴィー・テステュー、共演にレア・セドゥ、ブリュノ・トデスキーニ。監督はこれが長編3作目となるオーストリアの新鋭ジェシカ・ハウスナー。
 フランスとスペインの国境に位置するピレネー山脈のふもとの小さな村ルルド。聖母マリアの出現した地として、また奇蹟の水が湧き出る泉で知られる世界最大の巡礼地。このルルドへのツアーに参加した女性クリスティーヌ。不治の病で車椅子生活を余儀なくされていた彼女だったが、療養のさなかに突然、立って歩けるようになる。誰もが重い病気や障害を抱えるツアー参加者の中で、なぜそれほど信心深くもない彼女にだけ奇蹟が訪れたのか。彼女への祝福の一方で、周囲には疑念や嫉妬も芽生えはじめていく。

<allcinemaより引用>

感想

○○○旧作77円セールでの鑑賞。

題名が題名なので
宗教色が強く、難しい映画かなとも思ったのですが
そんな感じではなく
人間の色々な感情を垣間見ることができ
とっても興味深い作品でした。
ただかなり淡々としていますし
説明も最小限
台詞も少な目なので
好みはわかれる作品かな・・・・と。
想像力で補えるところは楽しくもありますが。

どの方も印象的でしたが
車いすに乗っていた娘(ほとんど動けない感じの子、意思の疎通も難しそう)と
母親のペアー。
一回、奇跡的に娘が話しだすようになるのですが(奇跡か・・)
そのあと、すぐにまた元通りに。

さりげなく描かれていましたけれど、衝撃的でした。
また怖そうな介護人の方が、急に倒れてしまって、
え・・・意味が分からないけれどどうしたの?と思ったら
あの方も実はって言う真相で。
これも衝撃的でした。

奇跡が起こった少女のそばについてくる
おばあさんも一体何者なのか・・・
なんであんなに関与するのなか・・・・というのも不思議だったり。
ラストも
どうなるのかな・・・とドキドキでした。

ルルドという場所がどういうところかというのも
知識として学べたことも大きくて
いろんな意味で
記憶に残る作品でした。

なぜ、主人公だけに奇跡が起きたかという
明確な答えは映画ではないし
そもそも
奇跡かどうか・・・

そう信じればそれは奇跡というのだろうし
信心深いから願いがかなうのか
いや
祈ってもかなわない人もいるし
現に主人公は信仰心そんなにあったようにはみえなかったし・・・
信じても悲しい運命の人もいるし
不平等なことも多いし
それも含めて神様のおぼしめしと感じられるかどうかなのか・・

信仰心そのものについても
意外と考えさせられる要素ももっているので
突き詰めていけば
わからなくなる内容ではありますよね

ruurdonoizuminogazouLourdes-001.jpg


はじまりのうた

はじまりのうた(2013)
BEGIN AGAIN
上映時間 104分
製作国 アメリカ
監督: ジョン・カーニー
製作: アンソニー・ブレグマン
トビン・アームブラスト
ジャド・アパトー
製作総指揮: ナイジェル・シンクレア
ガイ・イースト
マーク・シッパー
トム・ライス
ベン・ナーン
サム・ホフマン
モリー・スミス
脚本: ジョン・カーニー
撮影: ヤーロン・オーバック
プロダクションデ
ザイン: チャド・キース
衣装デザイン: アージュン・バーシン
編集: アンドリュー・マーカス
音楽: グレッグ・アレクサンダー
音楽監修: アンドレア・フォン・フォースター
マット・サリヴァン

出演: キーラ・ナイトレイ グレタ
マーク・ラファロ ダン
ヘイリー・スタインフェルド バイオレット
アダム・レヴィーン デイヴ
ジェームズ・コーデン スティーヴ
ヤシーン・ベイ サウル
シーロー・グリーン トラブルガム
キャサリン・キーナー ミリアム



 アカデミー歌曲賞に輝いた「ONCE ダブリンの街角で」で高い評価を受けたジョン・カーニー監督が、キーラ・ナイトレイとマーク・ラファロを主演に迎えて贈る音楽ドラマ。崖っぷちの音楽プロデューサーが、恋人に裏切られた失意の女性シンガー・ソングライターと手を組み再起を図る姿をハートウォーミングに綴る。
 音楽プロデューサーのダン。かつては人気ミュージシャンを次々と発掘し、ヒットを飛ばしてきた彼だったが、すっかり時代に取り残され、ついには自分が設立したレコード会社をクビになってしまう。失意のまま飲み明かし、酔いつぶれて辿り着いたバーで、ふと耳に飛び込んできた女性の歌声に心を奪われる。小さなステージで歌を披露していたのは、シンガー・ソングライターのグレタ。ブレイクしたミュージシャンの恋人デイヴに裏切られて別れたばかりで、今も失意のどん底。そんなグレタに一緒にアルバムを作ろうと提案するダン。お金のない2人がスタジオに選んだのは、なんとニューヨークの街の中。ストリート・ミュージシャンたちに参加してもらい、大胆にも路上でゲリラ・レコーディングを敢行してしまう2人だったが…。
<allcinemaより引用>

感想

○○○旧作セールでレンタル

これでジョン・カーニー 作品は全部制覇でちょっと気持ちが良いかな。

私はシングストリートがやっぱり一番好きかも。青春物が好きだからかな。
ダブリンも同じくらい好きだけど。
この、はじまりは3番目かな・・・・笑

2人が出会うまで
前半部分ね。
お店でキーラ・ナイトレイ扮する グレタの歌を初めて聞く場面。
視点を変えて、同じ場面を描くところが
他の作品と違った感じで良かったです。

また、マーク・ラファロ 扮するダンの前半のだめっぷり・・笑
ラファロうまいな~~
あのちょっと小汚い感じ(私にはそう感じた)、え~~~って思っちゃうほどお似合いでした。


ラスト、ダンの家族の絆が再び・・・という流れが心地よかったです。
安易にグレタと妙な関係にならなくってほっ・・。

娘も見た目から変わってきて、親側としてはうれしい限り。

キーラ・ナイトレイの歌は、普通かな。
可もなく不可もなく。
聞き惚れるというほどでもなかったかも
恋人の アダム・レヴィーン は本業だから聞き惚れちゃうものね。

↓このシーンが一番好き。
hajimarinouta 20160322


ちょっとお話

今日は行けないかも


今週行けたらよいな~~

待っていて^^


konnyunogazou dayonn

トレインスポッティング  

トレインスポッティング(1996)
TRAINSPOTTING
上映時間 93分
製作国 イギリス
監督: ダニー・ボイル
製作: アンドリュー・マクドナルド
原作: アーヴィン・ウェルシュ
脚本: ジョン・ホッジ
撮影: ブライアン・テュファーノ
衣裳: レイチェル・フレミング
編集: マサヒロ・ヒラクボ

出演: ユアン・マクレガー マーク・レントン
ユエン・ブレムナー スバッド
ジョニー・リー・ミラー シック・ボーイ
ロバート・カーライル ベグビー
ケリー・マクドナルド ダイアン
ピーター・ミュラン
ケヴィン・マクキッド
 ヘロイン中毒のレントンは、仲間たちと愉快ででたらめな日々を過ごしていた。ロンドンで仕事を見つけたものの、仲間たちのせいで結局クビに。そんなところへ、売人から大量のドラッグを売りさばく仕事を持ちかけられて……。イギリスでカルト的な人気を得、舞台にもなったI・ウェルシュの同名小説に、秀作スリラー「シャロウ・グレイブ」のチームが挑んだ話題作。スコットランドの、今の若者をリアルに描いているが、D・ボイルの斬新な映像センスはそこかしこに溢れ、まったくもってユニークな作品に仕上がっている。本国はもとより、アメリカ、日本でも大ヒットとなった。
<allcinema>より引用

感想

2を絶対
観るよ~~


レンタルはもうすぐ(始まったかな)


みるよ~~

そのために
また旧作借りてきて再見。

やっぱりいいよ。

この映画をみていた
私を思い出すよ・・

ユアン若い。
カーライルも沢山叫んでいた…笑

カーライル作品
あのあとたくさんみたのよね~~

ピーター・ミュランもいるよ・・

あ~~~死んじゃったキャラいたね
猫が原因だったのね。ちょっと忘れていたよ



あ~~~はやく2みたいな

映画館行けなかったのは残念。


HP時代に
みた感想も
転記
記録のため(もうすぐ消えちゃうので)

トレインスポッティング  (1996  イギリス)   監督  ダニー・ボイル   
感想 

 これ、余りにも有名ですよね。ユアン、カーライルを語る時は必ずこの作品が出るといっていいくらい。私は、二人の最近の作品を観てから、この原点の作品を観たので、若さと細さに驚いてしまったんですよ。
この映画は、ヘロイン中毒の若者とその仲間の無鉄砲な青春をエネルギッシュに描いているけど、何よりも音楽と映像のスタイリッシュさが売りでしょうね。音楽が映画の勢いと同じくらいの強さがあるんですよね。もうそれだけで、この映画を堪能できるって感じです。
結構、ぶっとんじゃったり、いっちゃっている若者達をリアルに見せているんです。すごっく、独特のユーモアーを含めてね。
薬はいけないんだよなんて説教くさい感じに作っていないの。そういうことは、自分で判断しなさいって突き放している感じ。
だから観る人が観たら、嫌だ~若者に悪影響あるじゃないの、なんて思うかもしれないね。ディカプリオの「バスケットボール・ダイアリー」は、最後に反省みたいな形で終わっていたりするでしょ。
でもこれって、最後の最後まで、同じノリで終わちゃう。
レントンの新たな生活がどういうものかはわからないけど、仲間との訣別をしたってことで違う人生が開かれるってことは、確かじゃあないかな。有名なトイレのシーン。きたないトイレって生理的に受けつけないからさ、やっぱり気持ち悪かったな。ユアンの用を済ませた後の顔は案外好きなんだけどね。あの発想(便器に吸い込まれるの)は想像つかないでしょ。
彼の感覚をね、ああいうふうに描くのって斬新だよね。じゅうたんに吸い込まれる所も同じように思ったんだけどね。
 あと、ヘロインを断つ時に見る幻覚の映像。特に、赤ちゃんが天井を歩いてくるのは怖かったね。首がクルリンコって回るんだけど下手なホラーよりすごいよ。こういうところみて、薬の怖さ感じとってもらえると思うんだけどな。
冒頭の街を疾走するシーンは爽快。あの爽快さがこの映画の全てのイメージなんだよね。
ユアンの語りがかなり入るんだけど、彼の声がとっても好きなんですよね。ちょっと高めの甘い感じ。沢山聞けて良かったですよ。
カーライル・・・まあまあ、落ち着いてよっていって、お水でも飲ませたいほど熱くなっていました。血圧上がちゃいそうで心配。
目も口も大きく開いちゃって、迫力がすごくあったかな。小さい体にエネルギーみなぎっていた。それが印象的だった。
自分の感性にどれだけあうかってことで好き、嫌いが別れると思うけど、私は、好きでしたね、あの勢いが。
toresupo1 gazoudayo



マダム・フローレンス! 夢見るふたり

マダム・フローレンス! 夢見るふたり(2016)
FLORENCE FOSTER JENKINS
上映時間 111分
製作国 イギリス
監督: スティーヴン・フリアーズ
製作: マイケル・クーン
トレイシー・シーウォード
製作総指揮: キャメロン・マクラッケン
クリスティーン・ランガン
マルコム・リッチー
脚本: ニコラス・マーティン
撮影: ダニー・コーエン
プロダクションデ
ザイン: アラン・マクドナルド
衣装デザイン: コンソラータ・ボイル
編集: ヴァレリオ・ボネッリ
音楽: アレクサンドル・デスプラ

出演: メリル・ストリープ フローレンス・フォスター・ジェンキンス
ヒュー・グラント シンクレア・ベイフィールド
サイモン・ヘルバーグ コズメ・マクムーン
レベッカ・ファーガソン キャサリン
ニナ・アリアンダ アグネス・スターク
スタンリー・タウンゼント
アラン・コーデュナー
クリスチャン・マッケイ
デヴィッド・ヘイグ
ジョン・セッションズ
ブリッド・ブレナン
ジョン・カヴァノー
マーク・アーノルド


 “音痴の歌姫”として知られるフローレンス・フォスター・ジェンキンスの驚きと感動の人生をメリル・ストリープ主演で映画化した音楽伝記ドラマ。筋金入りの音痴でありながら、ヒロインの音楽に対する純粋な気持ちがいつしか人々の心を捉えていくさまと、そんな彼女の夢のために奔走する夫の深い愛をユーモラスなタッチで綴る。共演はヒュー・グラント、レベッカ・ファーガソン。監督は「クィーン」「あなたを抱きしめる日まで」のスティーヴン・フリアーズ。
 1944年、ニューヨーク。社交界の大物マダム・フローレンスは、持病を抱えながらも音楽を愛し、莫大な遺産を音楽家のために惜しみなく使ってきた。そんな彼女がある時、ソプラノ歌手になるというかつての夢を再び取り戻し、レッスンを再開することに。ところが彼女は自分では気づいていないが、歌唱力に致命的な欠陥を抱えていた。それでも愛する妻から夢を奪いたくないと、夫のシンクレアはすぐにレッスンの手配を進める。しかし伴奏者として雇われたピアニストのコズメは、フローレンスの歌声に呆然としてしまう。シンクレアはそんな周囲の否定的な反応を懸命に封じ込め、フローレンスが気持ちよく歌える環境を整えるべく奔走する。おかげでますます自信を深めていくフローレンスだったが…。

<allcinema より引用>

感想

メリル・ストリープと ヒュー・グラント が夫婦役を・・・という時代もきてしまったのね
とまず驚きでしたが、
意外と良い組み合わせでした。
2人とも役柄にピッタシでした。
逆にこの映画のキャラを別の方が演じたらたぶん、雰囲気が全く違うものになっていて
共感しづらいものになったかもと思いました。
この組み合わせだからこその成功例だったと思います。
伴奏者の方も含めてですけど。

主人公は富豪のマダム
音楽愛好家だけど、超音痴。
自分の歌のレベルには気づいていなく、逆に自分に自信満々。
そして彼女は、カーネギーホールでの公演を夢として持ち始める・・・・という
実話に基づいたお話。凄い方がいらっしゃったのですね。
よくよく考えると
富豪だからこそできたことかもね・・・と思う部分もあります。
旦那様は年が離れていて、マダムの歌に関わる人々に
口止め料として、何かとお金をチラつかせる・・・
さらに、マダム以外にも愛人あり。
という流れもあり、そこも気にはなります。(事情はよくわかるけれどね)
さらにマダムには秘密が。
マダムは最初の夫から梅毒をうつされたそうで、命に係わる病を患っている・・・・のです。
そういう、重苦しい部分をかかえていても
常に前向きなマダムの姿勢はみるものを虜にするので
彼女の行動の数々は嫌味には感じられません。
天真爛漫な少女のようなメリルの演技をみていると
憎めなくなるのです。金持ちのわがままと最初は感じていた思いも
彼女の魅力を知るにつれ打ち消されてしまうのです。
それは夫にもいえます。
この夫も、結婚はお金のことも絡んでいたのかもと考えたくなりますが
次第にそれだけではないものも感じてきます
だって、いつだって妻のことを一番に考えているんだもの。
金銭だけのつながりでこれだけの献身的なことはできないのではないかな
それも長い年月
そこにはやっぱり、彼らしかわからない独特の愛の形が存在するんじゃあないのかと
思わせます。
優しいもの・・・・ヒュー様(笑)
・・・
マダムを苦しめることは一切しないし。
愛人はいるけれど、それが許されてしまうのはヒュー様の持ち味があるからだとも
思うけれど。
「そういう愛の形もある」という言葉がすべてを物語っているのかなと思いました。


後半結構泣いてしまいました。

いろいろ常識的には考えられない2人の関係
行動でもありましたけれど、
良し・・・・と思えてきてしまいました。

夫婦関係のあり方としては
充分受け入れられるのではないかな


こういう作品は、年月たった夫婦で観たほうが
どっぷり入り込めると思います
だからといって、僕も愛人作っていい?っていう理由にはならないけれど…笑


死ぬ時傍にいて
あんなふうにいたわってくれる
旦那様がいてくれたら奥さんは幸せだろうな・・・と思うな。

個人的にホロリきたところ・・・。
愛人とバーにいたときに
マダムの作った歌のレコードを、お客たちが笑いのタネにしていたのを
ヒュー様が怒ったシーン。
愛人がやめなさいよ・・・・と言ったのにも関わらず、愛人去るわと言われているのに
奥さんが侮辱されているのを許せないと言い切ったヒュー様
カッコいい~~~(笑)

また
すごく下品な社長夫人でしたっけ?
最初マダムの歌を大笑いした人⇒このシーンちょっと可笑しかった。
その方が大舞台のコンサートの時、マダムの歌を笑う観客たちに
ピシャッと、鋭い一言を言い放ったシーン。
マダムの人柄に惚れた結果なのね
少々感動してしまいました。


ピアニストの人との交流も良かったしね。


やっぱり人間は人柄が大事だな…と思いました
愛される年寄りになっていきたいわ
お金はないけど(笑)

madamufuro-rennsu dayo

壁の男   著  貫井 徳郎

壁の男   著  貫井徳郎

あらすじ

ある北関東の小さな集落で、家々の壁に描かれた、子供の落書きのような奇妙な絵。
その、決して上手ではないが、鮮やかで力強い絵を描き続けている寡黙な男、
伊苅(いかり)に、ノンフィクションライターの「私」は取材を試みるが……。
彼はなぜ、笑われても笑われても、絵を描き続けるのか?

寂れかけた地方の集落を舞台に、孤独な男の半生と隠された真実が、
抑制された硬質な語り口で、伏せたカードをめくるように明らかにされていく。
ラストには、言いようのない衝撃と感動が待ち受ける傑作長篇。


(amazonnより引用)

感想

第一章はそれほどでもなかったのですが
二章からは一気読み

面白かったです。
そして中盤は泣きました。
病気ものだったので。


この物語は構成が非常にうまいと思いました。
町中に絵を描く男に興味をもった
ノンフィクションライターが彼 (伊苅)を取材にくる。
どういう人物か。
なぜ絵を書き続けるのか。

ノンフィクションライターは結局のところ、 伊苅(壁に絵を描く主人公)のことについて
細かい部分はわからないのです。
取材相手に話をきいても真実を聞き出すことが出来ないから

しかし、文章の中で
伊苅が、真実を独白しているので
読み手には、本当のことが知れわたる・・・


世間一般には公にはならない
この男の半生を
読者だけが知りえることが出来るという、贅沢感
そこが魅力的でした。

そしてその半生は
激動のもので、


妻との出会い
子供の出生の秘密
母親との関係

とてもとても
深い人生を送ってきた 伊苅

ラストの章で
なぜ
彼が絵を描き続けるのか
おぼろげながらもわかるような気がします。

泣けました。

貫井さんの今作は
ミステリーではないものの
やはり構成はミステリー的なつくりで
とても魅力的。
久々でしたが
堪能しました


題名がかなり地味ですけれど
是非手に取って読んでほしい作品です
期待を裏切らないと思います。

51dS5w0c4-L__SX346_BO1,204,203,200_kabeotoko

マリアンヌ

マリアンヌ(2016)
ALLIED
上映時間 124分
製作国 アメリカ
監督: ロバート・ゼメキス
製作: グレアム・キング
ロバート・ゼメキス
スティーヴ・スターキー
製作総指揮: パトリック・マコーミック
スティーヴン・ナイト
デニス・オサリヴァン
ジャック・ラプケ
ジャクリーン・レヴィン
脚本: スティーヴン・ナイト
撮影: ドン・バージェス
プロダクションデ
ザイン: ゲイリー・フリーマン
衣装デザイン: ジョアンナ・ジョンストン
編集: ジェレマイア・オドリスコル
ミック・オーズリー
音楽: アラン・シルヴェストリ

出演: ブラッド・ピット マックス
マリオン・コティヤール マリアンヌ
ジャレッド・ハリス フランク
サイモン・マクバーニー
リジー・キャプラン ブリジット
マシュー・グード
アントン・レッサー
アウグスト・ディール
カミーユ・コッタン
シャーロット・ホープ
マリオン・ベイリー
ティエリー・フレモン
ダニエル・ベッツ

 「フライト」「ザ・ウォーク」のロバート・ゼメキス監督がブラッド・ピットとマリオン・コティヤールを主演に迎えて贈る歴史サスペンス・ラブストーリー。第二次大戦下のカサブランカとロンドンを舞台に、ナチス・ドイツとの戦いで極秘任務を負い偽装夫婦の相手として出会った一組の男女が、時代に翻弄されながら繰り広げる切なくもミステリアスな愛の行方をサスペンスフルかつエレガントに綴る。
 1942年。モロッコのカサブランカに降り立ったカナダの諜報員マックス。イギリスの特殊作戦執行部に所属する彼は、極秘任務を与えられ、ナイトクラブで偽装妻と落ち合う。彼女はフランス軍の伝説的女性レジスタンス、マリアンヌ。2人は夫婦を装い、ドイツ大使の暗殺という過酷な任務に挑む。その中で図らずも互いに心惹かれていくマックスとマリアンヌ。その後2人はロンドンで結婚し、可愛い娘にも恵まれ、幸せな結婚生活を送るのだったが…。
<allcinemaより引用>


感想

久々の正統派の悲劇のロマンス。
美男美女だったのでどっぷり堪能しました。
良かったです(笑)

ブラビ・・若いな~~
特殊メイク?編集効果?
出会って結婚して子供もできるという設定なのでどうみても
実年齢よりはずず~~~と若い設定のはず。
しかし、映画では若く見えて
全然違和感なかったです。
対する
マリオン・コティヤールも当然ちょっと若い年齢設定なはずだけれど
もともと綺麗な方なので問題なしで、もうその美貌に見入ってしまいました。

スパイという設定なもので
仕草もカッコいいの。
台詞も思わせぶりな、ミステリアスなものが多くて
謎の女の魅力がバンバンあふれていました。
絶対恋しちゃう…笑

砂漠地での仕事中に出会った2人が恋に落ちて・・・
このロマンチックな設定は
イングリッシュペイシェントの世界でしたわ。
ラブシーンもね。
そして二人は
ロンドンで新生活。

しかし
妻には二重スパイの疑いがかかり
苦悩するブラピという展開に。

後半は
胸が痛いことばかり。

彼女がスパイにならなくてはいけなかった理由は
わからなくはないけれど(子供を人質にとられていた・・・)
なんとかならなかったかな・・・・とも思ったり。
元、敏腕スパイなら
裏の裏をかいて
夫に真実を伝えて
自分を陥れる元仲間たちを排除できなかったのかなとか
無理かな・・・。

マリオン・コティヤール は
<フランス軍の伝説的女性レジスタンス、マリアンヌ>
に結局成りすましていたってわけですよね。
本物との違いが
<ピアノを弾くのが上手かどうか>
ということだったけれど
結局 マリオン・コティヤール は
ブラビの前で弾くことができず・・・。
偽物だったと自白。

敏腕スパイならば
ピアノ演奏も含めて
誰かになりすましをするなら
修行しておけばよかったのにな・・・
とそんなことも考えましたけど(笑)
いや、もう夫の前でそんなことして、隠し立てするのは
意味ないってわかっていたから弾かなかったのかな。
どちらにしろ、自分が本物のマリアンヌでないってことは
わかちゃうものね。

そういえば
前後するけれど
ブラビは
カサブランカの勤務のときに
ナチのお偉い方との
面会で
妖しい奴かどうかテストされていたじゃない?
ポーカーができるかとか
化学式が言えるかとか・・
結局OKがでたんだけど。


どんな難しい問題にもなんなく対応できるだけのスキルをもっているのが
わかる場面で、そういうのをみると
スパイっていろんな可能性を考えて
自分のスキルを常に高めているんだな…って思い感心したのですよね。
常に勉強のスパイ生活ね。

悲劇的な結末だったけれど
あそこまで追い込まれたら
ああするより仕方がなかったとしかいえないものね・・・
あ~~
辛いお話。

夫、子供を守ったってことかしらね~~


mariannnu640.jpg

打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(1993)

打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(1993)
製作国 日本

監督: 岩井俊二
企画: 小牧次郎
石原隆
プロデューサー: 原田泉
脚本: 岩井俊二
撮影: 金谷宏二
美術: 柘植万知
衣裳: 高橋智加江
編集: 茶圓一郎
音楽: REMEDIOS
照明: 隅田浩行
助監督: 桧垣雄二
行定勲
島田剛

出演: 山崎裕太 ノリミチ
奥菜恵 ナズナ
反田孝幸 ユウスケ
小橋賢児 ジュンイチ
ランディ・ヘブンス カズヒロ
桜木研人 ミノル
石井苗子 ナズナの母
深浦加奈子 ノリミチの母
山崎一 ノリミチの父
田口トモロヲ ユウスケの父
中島陽子 受付の看護婦
麻木久仁子 三浦先生
光石研 同僚の教師
小山励基 マコト
酒井敏也 ヤスさん
こばやしふしまさ おでん屋
蛭子能収 おでん屋の客




 「Love Letter」「スワロウテイル」の岩井俊二監督が、フジテレビのドラマ枠『ifもしも』のスペシャル版として製作した(1993年8月26日に放映)、打ち上げ花火を巡って繰り広げられる少年少女の夏の一日を、瑞々しくも郷愁あふれるタッチで綴った作品。小学生最後の夏休み。その日は学校の登校日で、夜には花火大会が行われる。プールでは典道と祐介が50mを競おうとしていた。そこに、二学期には転校してしまうなずながやってきた……。“今どき”の少年たちが生き生きと描かれていて、彼らの言動ひとつひとつに逆に10年20年前に少年だった人間は心打たれてしまう。たしかにセンチメンタリズムに過ぎるきらいはあり、そこに抵抗を感じてしまう人もいるであろうが、印象的な挿入歌とともに、なにか抽斗の奥に大切にしまっておきたい気分になるうれしい一作だ。岩井監督は本作でTVドラマでありながら同年の日本映画監督協会新人賞を受賞するという史上初の快挙を果たす。それまで、フジテレビの深夜枠を中心に“知る人ぞ知る”存在だった岩井俊二を一躍日本映画の救世主にまで持ち上げた記念すべき作品。
(allcinemaより引用)

感想

○○○77円旧作セールにて鑑賞

有名な作品なので。
しかしこれもリアルでは鑑賞していなくて
プライベートで忙しい時期だったので映画はあまり見ていなかったかな。

今年はアニメもあるようですけれど
やっぱり実写がよいね。

奥菜恵は
完成されていたね
そしてこの雰囲気そのままで
大人になったという感じ


あの頃はよいな~~
小学校の登校日
懐かしいな~~

いいな~~~

プールは嫌いでした・・笑

ONCE ダブリンの街角で(2006)

ONCE ダブリンの街角で(2006)
ONCE
監督: ジョン・カーニー
製作: マルティナ・ニーランド
製作総指揮: デヴィッド・コリンズ
脚本: ジョン・カーニー
撮影: ティム・フレミング
プロダクションデ
ザイン: タマラ・コンボイ
衣装デザイン: ティツィアーナ・コルヴィシエリ
編集: ポール・ミューレン

出演: グレン・ハンサード 男
マルケタ・イルグロヴァ 女
ヒュー・ウォルシュ ティミー ドラマー
ゲリー・ヘンドリック リード ギタリスト
アラスター・フォーリー ベーシスト
ゲオフ・ミノゲ エイモン
ビル・ホドネット 男の父親
ダヌシュ・クトレストヴァ 女の母親
ダレン・ヒーリー ヘロイン中毒者
マル・ワイト ビル
マルチェラ・プランケット 昔の彼女
ニーアル・クリアリー ボブ



 アイルランドのダブリンを舞台に、地元の男とチェコ移民の若い女がストリートで出会い、音楽を通して心を通わせていくさまを、自然な形で挿入される歌の数々で紡いでいく感動ラブ・ストーリー。主演はアイルランドの人気バンド“ザ・フレイムス”のフロントマン、グレン・ハンサードとチェコのシンガーソングライター、マルケタ・イルグロヴァ。彼らが本作のために書き下ろし楽曲の数々が、口数の少ない主人公たちの繊細な感情の機微をセリフ以上の雄弁さで表現していく。監督は、自身もかつてザ・フレイムスのメンバーとして活動した経歴を持つ「オン・エッジ 19歳のカルテ」のジョン・カーニー。
 男は穴の開いたギターで毎日のように街角に立ち、歌を歌うストリート・ミュージシャン。そんな男の前に現われ、あれやこれやと話しかける花売りの若い女。彼女はチェコからの移民で、楽しみは楽器店でピアノを弾かせてもらうこと。彼女のピアノに心動かされた男は、一緒にセッションしてみないかと持ちかける。やがて、一緒に演奏することで喜びを実感し絆を深めていく2人だったが…。

(allcinemaより引用)

感想

○○○77円旧作セールで鑑賞

これ観ていなかったので。

あ~~~なんで私はこの作品当時劇場で観ていなかったんだろうね
たぶん、観ていたら公開の年、異様にはまったはず。
音楽映画大好きだから。

ということで噂には聞いていたけれど
私好みの素敵な映画で大満足でした。

大人の映画よね。
ほぼ音楽がメイン。
主人公2人の気持ちの揺れは
音楽や雰囲気で理解して~~という流れで。

うんうん・・・わかりますよ・・・(笑)

最初
若い女の子が、ぐいぐい質問してきて、
まあ・・・そんなによく知らない人の過去を掘り返さなくてもと
ドキドキしながらみていたけれど。年上の
男の人も、面倒がらずに受け答えてくれて
良い方ね~~~。

バイクに乗って2人でドライブするところとか・・
チェコ語で
聞き取れない言葉を話す女の子がよいわね・・・。
何言ったかきになるものね~~


夜の街で女の子が歌詞を口ずさんだり。

録音あけに仲間皆で
車でドライブしたり・・

あ~~~最初の方で
楽器屋さんで
2人でオリジナル曲を歌い始またりしたところ

などなど

短い映画の中に印象深いシーンが沢山。

男の人の
お父さん
最終的に
ロンドンに快く送り出してくれてちょっとウル~~ときました。

ラスト
ああいう女の子の決断
わかるような気がしますね。

女の子でなく
子持ちだから女の人か。
でもどこかマイペースでかわいらしいところがあったので
女の子って呼んでみました。掃除機ゴロゴロもマイペースの証だよね(笑)



2人とも
過去を引きずっていたけれど
前向きにはきっとなっていきますよね~~
夢もあるし

いい映画だったわ

お金ないからサントラ買えないけれど
たぶん、リアルで観ていたら買っていたね・・・
3daburinn28354view004.jpg

誰のせいでもない

誰のせいでもない(2015)
EVERY THING WILL BE FINE
上映時間 118分
製作国 ドイツ/カナダ/フランス/スウェーデン/ノルウェー
監督: ヴィム・ヴェンダース
製作: ジャン=ピエロ・リンゲル
製作総指揮: ジェレミー・トーマス
フサイン・アルマシ
エアヴィン・M・シュミット
ヴィンス・ジョリヴェット
脚本: ビョルン・オラフ・ヨハンセン
撮影: ブノワ・デビエ
プロダクションデ
ザイン: エマニュエル・フレシェット
衣装デザイン: ソフィー・ルフェーヴル
編集: トニ・フロッシュハマー
音楽: アレクサンドル・デスプラ

出演: ジェームズ・フランコ トマス
シャルロット・ゲンズブール ケイト
マリ=ジョゼ・クローズ アン
ロバート・ネイラー
パトリック・ボーショー
ピーター・ストーメア
ジュリア・セーラ・ストーン
ジャック・フルトン
レイチェル・マクアダムス サラ

 「パリ、テキサス」「ベルリン・天使の詩」のヴィム・ヴェンダース監督が、一つの事故によって人生が変わってしまった主人公の心の軌跡を3Dで描き出した異色ドラマ。主演は「127時間」「オズ はじまりの戦い」のジェームズ・フランコ。共演にシャルロット・ゲンズブール、レイチェル・マクアダムス、マリ=ジョゼ・クローズ。
 カナダ、モントリオール郊外。作家のトマスが夕暮れの雪道を車で走っていると、突然、丘からソリが滑り降りてくる。慌ててブレーキをかけ、車から飛び出すと、幼い少年が呆然と座り込んでいた。幸いにもケガはしていないようで、車をその場に残し、彼を家まで送り届ける。すると出迎えた母親は、弟がいないことに気づき半狂乱となる。ほどなく弟は、車の下で亡くなっているのが発見される。罪悪感に苛まれたトマスは、恋人サラとの関係も壊れてしまう。心に大きな傷を抱えながらも、書き続けることで自らの責任と向き合おうとするトマス。やがて月日は流れ、作家として成功を収め、編集者のアンとその娘ミナと新たな生活を始めようとしていたトマスだったが…。

<allcinema より引用>

感想

地味映画として紹介された一本。いつもありがとうございます。

地味映画ということで当然淡々としたストーリー。

まず、フランコ。私の中では非常にお久しぶり感がありました。
あまりにも久々だったので、こんな雰囲気だったけ?と驚きさえ、感じました。

物語初めに事故が起きます。
映画の内容はざっと聞いてはいたのですけど、詳細はまったく知らず。
予告編もみていなかったので、いろいろショッキングな部分はありました。
事故に関してです。
主人公と同じような流れで受け止めてしまっていたのですよね。

つまりですね・・・。
フランコが
急ブレーキをかけ、車が止まったところに子供。
あ・・・生きていた、良かった・・
フランコとともに安堵。
子供ひきそうだったけれど、事故に合わずにすんだのね・・・
ここからドラマが始まるのね。でも大したことなかったから良かったじゃない。
フランコが事故にあった子供とともにお家に向かう。
母親
シャルロットにあって、
いや~~、危なかったですけれど、オタクのお子さん無事でした、

そのあとの

シャルロットの一言。

弟のニコラスはどこ
え~~~~
が~~~~ん。

ダメだ・・・・・。これは悲惨。
そこから私の気持ちはもうどんよりでした。
まるで自分が罪をおかしたような気分。


映画はその後
数年にわたっての主人公と彼にまつわる人々の生活が描かれます
それは実に淡々でして・・・・・。
弟君がなくなったのはわかるけれど、具体的な描写はなし。
泣きわめくような修羅場はとくになし。
劇的な展開はとくにないですが
やはり生活の変化はそれぞれにはありました。
当然ですよね。
これだけのことがあれば、人生観も変わってしまうはずですよね。
フランコが作家として大成していくのは
やはりこの事件がきかっけだと思いましたし
恋人と別れてしまったのも、この事件の影響あったのかもしれません。(前から微妙ではありましたが)
いや、恋人との関係は事件がなくても終わっていたのかもしれませんね~~

不可抗力の事故。
誰が悪いわけでもない・・・
そう物語では皆が言っていましたが
責任の所在がどこかわからないほど
その事故に関わった人間にとって
つらいことはないのではとも思いました。
しかし、世の中、意図しないで人を傷つけてしまう事例はどこでも転がっているし
傷つけられてしまう側にまわってしまうことだって
いつ何時あるかわかりません。

そしてその場合どうやって人は心の傷を癒していくのか。
難しいですよね

映画は想像力を働かす部分も多くて
わかりやすい映画にはなっていないように感じました。

フランコは
物を書くことで自分が経験した出来事を
乗り越えていこうとしたのかもしれません。
むしろ、それしか、自分が救われる道はないと考えたのかもしれませんね。

こういった事件がおきてからの人々の変化を描く作品は
よくありますけれど
いままではなかった感覚で描いた映画だったように感じて
理解難しいなと思う部分もありました。
観客の解釈に委ねる部分も多い作品でしたから。

具体的には
フランコ
とシャルロットの
心の揺れ動きには
寄り添うのが、難しいな・・・と思う部分が多々ありました。

とくに
シャルロットがフランコを夜に呼び出すシーン
う~~んと思いながら観ていました。
暖炉を囲んで語らい
膝枕で寝る・・・
できるのだろうか…数年たっての関係ではあるものの。
自分はちょっとできないな・・・と。
事故の当事者に対して。
人間としてなかなかハードルは高いことですよね、心を通わすのは。
同じ事件の被害者同士ならまだしも
お互い反対の立場の場合、複雑な心境は数年たとうが、拭えない気がします。

逆に
フランコにまつわる女性
後のパートナー、マリ=ジョゼ・クローズ扮する アンや
元彼女の レイチェル・マクアダムス扮するサラの
立ち位置については
充分共感はもてました。


数年後にあったレイチェルが
フランコにビンタを与えるシーンでは
ああ~~~そうだよな、それは当然だよな
ともっとも大きな頷きはありました。


シャルロットはとても信仰深い女性で
フランコは作家であるという設定だったゆえか
どこか、感情に控えめな部分が多かったように思います。

いろいろと
鑑賞しながら複雑な心境を覚えたのは
事実ですが
ラスト、
残されたシャルロットの息子が大きくなって会いに来た場面では
少し気持ちが楽になった気もしました。

シャルロットの息子にとっては
肩車の記憶、かなりの印象が強かったのでしょうね。


最初から最後まで
ず~~と静かな静かな映画でした。
心情を丁寧に追った作品であり
映像も音楽もとても上品で
素敵な小説を読んでいるような気分になりました。
ただ上記でも書いたように
理解できない感情もあったことは事実。
すべてにおいて共感できるとは言い難かったです。


でも
人ぞれぞれの感情だから
同じでないからといって
否定するべきではないのかもしれません。
不幸があって
それをどう感情整理をしていき、
前に進むのかは
人それぞれだもの。
言えることは、
日々迷い悩みながらも
みんな前を向いていきていかなければいけないってこと。
それが生きている人の義務だと思うしね。
映画はフランコの
アップで
終わるのですが
そのお顔を見ながら
まあ・・・上のようなことを
つらつらと思いました。

darenoseidemonai640.jpg
プロフィール

みみこ

  • Author:みみこ
  • レイフ・ファインズ好き
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
全ての記事を表示する

全ての記事を表示する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索
RSSフィード
リンク